上野オンライン将棋教室ブログ(横浜西口大人将棋教室)

平成31年1月から開講している横浜西口大人将棋教室のブログです。現在は上野オンライン将棋教室も併せて開講中です。

ほんと、尊敬します

2007年06月27日 | 将棋関係
例の小学校に将棋を教えに行っている件ですが、
ブログで紹介してもいいですかと訊いたところ、

「ぜひお願いします!」

とのことでしたので、紹介します(笑)

「東京コミュニティスクール」です。

全校生徒は16名。
その他、興味のある方は、HPをご覧下さい。

このお話があるまで、
こうした学校があるということを知りませんでした。
すごくアットホームな学校で、
自分に子供がいたら、通わせたい、と真剣に(?)考えたりしました。

僕もまあ30ですから、
そろそろ結婚してもいいわけです。
で、同年代の仲間が集まった時に、

「結婚して子供ができた時、
 安心して育てられるだろうか?」

という話になったりもします。

だって、いじめや学級崩壊、中学受験等のニュースをよく聞きますから、
子育ての経験がない人間としては、
非常に不安なのです。

でも、今回こうした学校の存在を知って、
少し安心しました。

ここなら、少人数の分、しっかりとした人間関係を築けそうですし、
知識よりも、自分で考える力をより身に付けることができる。

まだ結婚すらしていないので、
取らぬなんとかもいいところですが(笑)
初めて東京コミュニティスクールに行った時に、
そんなことを考えたのです。


ところで、5回目の授業を終えて思ったこと。
それは、

「小学校の先生ってすごい!!!」

ということでした。

16人を、高学年と低学年で二つに分け、
1時間に8人ずつ教えているのですが、
これが大変。
特に低学年の子は元気一杯で、
喧嘩とか始めちゃうし、
将棋を教える以前の問題です(笑)
授業自体はとても楽しいですのが、
終わった時は、いつもぐったりしています。

ある時、ふと思いました。
僕は8人だけで悪戦苦闘しているのに、

「普通の小学校の先生は、
 どうやって40人近い子供を、
 一人で見ているんだろう!?」

これからは、小学校の先生に出会ったら、
尊敬の眼差しで見ることになりそうです。

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模索

2007年06月16日 | 対局
対 中田(功)七段 戦 

難解な終盤だった。
詰む詰まないを1時間以上読み込んだ。
だから、将棋を指した、という充実感はあったものの、
負けるとやっぱり悔しい。

読んだのは、この局面(後手番)。



ここで、△3六桂と跳びたかった。
以下、▲同金△同歩の局面で、
先手玉に詰めろがかかる。
あとは、後手玉が詰むかどうか。

結論は、
「(後手玉は)詰まないが、攻防の手があり、先手が勝ちそう」
だった。

でも、この順を選択すべきで、
図から、△6四銀と打ち、
▲2九玉! で敗勢に。

弱いということは、つらいことだと思う。
しかし、「もっと強くなれる」という確信があるので、
焦らずに一つ一つ積み重ねていきたい。



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白瀧あゆみ杯解説会のお礼

2007年06月10日 | 将棋関係
昨日の白瀧あゆみ杯解説会にお越し頂いた皆様、
ありがとうございました!

また、スポンサーの白瀧呉服店様にも、
この場を借りて、お礼を申し上げます。

私自身、この解説会はとても楽しかったです。

聞き手の熊倉さんは、
初めてとは思えないほど、機転の利いた返しをしてくれましたし、

たまたま来ていた早水さんに無理にお願いして、
対局者の紹介をしてもらいました。
これが対局者それぞれの人となりをうまく捉えた良い紹介で、
8人の魅力を存分に皆様にお伝えできたと思います。

また、対局者の「対局前の挨拶」と、「対局後のコメント」は、
笑いを取るものもあり、
将棋への真摯な姿勢に胸を打たれるものもあり、
各自の個性が発揮されていました。

将棋もスピーディーな熱戦が多く、
特に藤田(綾)ー坂東戦は際どい終盤の大熱戦でした。
(坂東さんの見事な逆転勝ち)

今日勝ち上がった、上田、鈴木(環)、中村(真)、坂東の4名は、
8月の東急将棋祭りで準決勝を戦うそうです。
こちらも注目です☆

どなたかおっしゃっていたのですが、
女流棋士の早指しの解説を聞くという機会は、
それほど多くないですよね。
今後も続けていって欲しい、素晴らしい棋戦です。
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「玉を取ったら勝ち」のルール

2007年06月08日 | 将棋関係
先日頂いたコメントの中で、

「玉を詰ましたら勝ち」

ではなく、

「玉を取ったら勝ち」

にして教えてはどうか、というご意見を頂きました。

確かに、その方が分かり易いかと思います。

昨日、第4回目の授業をしてきたのですが、
みんな、普通に玉を取っていました(笑)

見ているとですね、
竜の利きをうっかりして、
そのまま取られている子が多いのです。

あるいは、角の利きをうっかりしてとられたり。
大駒の利きというのは、
慣れるまでは大変なんだなあ、としみじみ感じました。
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「ルールを覚える」の考察

2007年06月06日 | 将棋関係
先日のエントリーでコメントを下さった皆様、
ありがとうございました!

コメントを読んでいて思ったのはまず、

「ルールを教えてもらう時は1対1が多く、
 1対多の講義形式で教えてもらった人はほとんどいない」

ということです。

あと、授業時間に教えるとなると、

「時間の制約」

がありますが、
そんな制約の中で覚えた方もほとんどいないようです。

今回の件は、学校側としては、
「様々な達人に触れ合う、技を教えてもらう」
というコンセプトですので、
将棋のルールを覚えてもらうとともに、

1、考える力を身に付ける
2、「お願いします」
  「負けました」
  「ありがとうございました」
  等を言えるようにする
3、自分の指した手に責任を持つ
4、棋士という珍しい人種に触れて、
  何かを感じ取ってもらう

等々を少しでも達成できたらと思っています。

今ふと思ったのですが、
こうしてあれこれ考えていること自体、
学んでいるのは実は僕の方なのではないでしょうか?
人生って不思議ですね♪
コメント (6)
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求む、アドバイス

2007年06月02日 | 将棋関係
あの、いきなり読者の皆さんに質問なんですが、

「将棋のルールを一通り覚えて本将棋を指すまでに、
 どれくらいの時間がかかりました?」

4月から、某小学校に将棋を教えに行っています。
対象は、「半数以上がルールを知らない」子供達。

で、一回1時間、隔週で全7回というスケジュール。
今日までで3回終了しています。

初日は、まずは駒に親しむためにと、山崩しから。
(これがまた、子供達がものすごく真剣なんです)
あとは、自己紹介タイムで終了。

二日目は、玉、金、銀、歩の4枚を使った、
「ごろごろ将棋」のルールを説明し、
実際に二人一組で指してもらうことに。
10分くらいで終わるかと思いきや、
意外と1時間経っても終わらないところもありました。

三日目は、飛、角、桂、香の4枚を追加して、
ついに本将棋のルールを説明して、
指してもらいました。


このあたりで考えこんでしまったのですが、
将棋って、ルールを一通り覚えるまでに、
かなりの時間が掛かるんですね。

覚えることを列挙すると、

1、玉を詰ませば勝ち、という基本ルール
2、交互に指すこと
3、各駒の動かし方
  (成った駒を含めると、実に14種類!)
4、駒を「取る」ということ
5、駒を「成る」ということ
6、王手をかける、ということ
7、こういう状態が詰み、ということ
8、二歩等の反則

とりあえず、こんな感じでしょうか。
(まだ抜けてるかも)

あと、正確に言えば、千日手と入玉の説明も必要ですが、
さすがにそれはパスしました。

今回、子供達にどうやって教えるかを考えるために、
自分はどうやってこんなにたくさんのことを覚えたのか、
思い出そうとしました。

…が、幼稚園の頃のことなので、
どうしても思い出せないのです(^^;)

という訳で、冒頭の質問です。
皆様の答えを参考にして、
カリキュラムを練り直そうと思っています。
ご協力頂ければ幸いです。
コメント (15)
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