対 佐藤(天)四段
将棋で一番難しいのは、中盤だと思う。
序盤は、定跡がある程度整備されているし、
指し手を選ぶ基準も分かりやすい。
例えば、
・玉を囲う
・攻める体勢を整える
・歩を交換してポイントを稼ぐ
などなど。
そして、終盤の指針はさらに明快で、
「相手の玉を詰ます、寄せる」と、
「自玉の安全度を増す」
の、二つだけ。
それに引き換え、中盤は分かりづらい部分が多い。
プラスの手が少なく、
「何を指していいのか全く分からない」
という状態もよく出現する。
第1図は、後手の手番。
(僕は先手番です)
相手がどう指してくるのだろう、と懸命に考えていたのだが、
全く分からなくて、苦心した。
自分の指し手が分からない時も苦しいが、
相手の指し手が分からない時も、
何をされるのか分からない怖さがあり、苦しい。
指された手は、△5六銀! だった。
これも読んでいて、▲7六金(第2図)で問題ないと思っていた。
1、放っておけば▲5八銀で次に▲5七歩まで。
2、△4七銀成は▲3六銀で成銀が詰む。
3、△3六歩は▲2七飛でやはり▲5七歩がきつい。
4、△4七銀不成は価値が低い手なので、▲6五金で良し。
どうやっても良くなり過ぎる…。
そう思っていたら、△3五銀!(第3図)と出られて、
真っ青に。
▲5八銀と打てば、
△3六銀で△4七銀成を見せて、銀を助ける狙いである。
ここはかなり焦ったが、
腰を落として考え、▲4五歩でなんとかなりそうだと思った。
以下、△2四銀に▲7四銀と重く打ち、
飛車角を抑えこんで、微差で先手が指せるようだ。
あとは、勝ち切ることができた。
アマヒコに勝つことができて、
素直に嬉しい。
次は来週の火曜日、C1で阿久津と対戦する。
いつも通り、僕はベストを尽くす。
将棋で一番難しいのは、中盤だと思う。
序盤は、定跡がある程度整備されているし、
指し手を選ぶ基準も分かりやすい。
例えば、
・玉を囲う
・攻める体勢を整える
・歩を交換してポイントを稼ぐ
などなど。
そして、終盤の指針はさらに明快で、
「相手の玉を詰ます、寄せる」と、
「自玉の安全度を増す」
の、二つだけ。
それに引き換え、中盤は分かりづらい部分が多い。
プラスの手が少なく、
「何を指していいのか全く分からない」
という状態もよく出現する。
第1図は、後手の手番。
(僕は先手番です)
相手がどう指してくるのだろう、と懸命に考えていたのだが、
全く分からなくて、苦心した。
自分の指し手が分からない時も苦しいが、
相手の指し手が分からない時も、
何をされるのか分からない怖さがあり、苦しい。
指された手は、△5六銀! だった。
これも読んでいて、▲7六金(第2図)で問題ないと思っていた。
1、放っておけば▲5八銀で次に▲5七歩まで。
2、△4七銀成は▲3六銀で成銀が詰む。
3、△3六歩は▲2七飛でやはり▲5七歩がきつい。
4、△4七銀不成は価値が低い手なので、▲6五金で良し。
どうやっても良くなり過ぎる…。
そう思っていたら、△3五銀!(第3図)と出られて、
真っ青に。
▲5八銀と打てば、
△3六銀で△4七銀成を見せて、銀を助ける狙いである。
ここはかなり焦ったが、
腰を落として考え、▲4五歩でなんとかなりそうだと思った。
以下、△2四銀に▲7四銀と重く打ち、
飛車角を抑えこんで、微差で先手が指せるようだ。
あとは、勝ち切ることができた。
アマヒコに勝つことができて、
素直に嬉しい。
次は来週の火曜日、C1で阿久津と対戦する。
いつも通り、僕はベストを尽くす。