C1 対西川七段
苦しい将棋だった。
相掛かり28飛から、第1図。
自陣の厚みが大きく、後は決めるだけ、と思っていた。
だから、図から▲8六角と出て、7筋を狙う。
・・・大悪手。
以下、△2五歩▲7七桂で、
「▲7四歩△同飛▲7五銀~▲7四歩」が受けにくい。
後手はどうするのだろう、と不思議に思っていたのだが、
あっさり、
「△8四歩」(第2図)
と受けられて、頭がくらくらした。
前述の攻めを敢行した時に、
△8四歩の土台があれば、△8五桂で受かる。
▲8六角は39分考えているのに…。
(どうすればこうした単純ミスを防げるのか、今後の課題である)
そして、第3図。
△2一歩に対し、▲2四竜と逃げた場面。
△3一金と普通に銀を取られたら、あまり自信はなかった。
以下、飛車を取っても攻めが細い。
千日手の変化も読んでいたが、少し足りないと思っていた。
実戦は、第3図で△4五飛。
▲3三金で息を吹き返した。
この変化は、次の▲5四竜(王手飛車取り)が厳しくて、先手勝ちなのである。
相手のミスに助けられた一局だった。
勝ったという実感がまるでなく、
これを書いている今も、苦しい気分が続いている。
ただ、達成できた課題もあり、それは一歩前進。
強くなりたい。
そのために必要なことを、
一つ一つ、クリアしていきたい。
苦しい将棋だった。
相掛かり28飛から、第1図。
自陣の厚みが大きく、後は決めるだけ、と思っていた。
だから、図から▲8六角と出て、7筋を狙う。
・・・大悪手。
以下、△2五歩▲7七桂で、
「▲7四歩△同飛▲7五銀~▲7四歩」が受けにくい。
後手はどうするのだろう、と不思議に思っていたのだが、
あっさり、
「△8四歩」(第2図)
と受けられて、頭がくらくらした。
前述の攻めを敢行した時に、
△8四歩の土台があれば、△8五桂で受かる。
▲8六角は39分考えているのに…。
(どうすればこうした単純ミスを防げるのか、今後の課題である)
そして、第3図。
△2一歩に対し、▲2四竜と逃げた場面。
△3一金と普通に銀を取られたら、あまり自信はなかった。
以下、飛車を取っても攻めが細い。
千日手の変化も読んでいたが、少し足りないと思っていた。
実戦は、第3図で△4五飛。
▲3三金で息を吹き返した。
この変化は、次の▲5四竜(王手飛車取り)が厳しくて、先手勝ちなのである。
相手のミスに助けられた一局だった。
勝ったという実感がまるでなく、
これを書いている今も、苦しい気分が続いている。
ただ、達成できた課題もあり、それは一歩前進。
強くなりたい。
そのために必要なことを、
一つ一つ、クリアしていきたい。
勝ってもこうなのですから、本当に棋士の方は大変ですね。
次も勝利だ!
自分なりに最終になっているところを解説いたします。
>△3一金と普通に銀を取られたら、あまり自信はなかった
この後▲4四金△同歩▲同竜△4三金と強く打つ。これだと6四竜という強手が出来ない。それか△6二銀(△6二角はどうか?)▲8二飛△7一金▲8三飛成で攻めが足りない気がする。
軽く△4三銀というのはどうか(逃げ道確保の為)
△4三銀打をすると(これはあくまで予測)▲6四竜の強手以下△同歩は▲5三銀△4一玉(△6三玉は▲6二飛△7四玉▲6四飛成△8三玉▲7三桂成△9二玉▲6二竜まで)▲8一飛(間駒強制)△5一角(△5一銀は▲同飛成△同玉▲5二銀打まで)▲6二銀成△2三銀→苦しい1手(△4二に駒を打つのは5三桂不成で以下詰み)▲5一竜△3二玉で進む。(この時、先手に角を手持ちにし、5三桂成という楽しみ有り。)
△4三角は前の段落と同じで△6一銀▲6二銀成または7三桂不成以下でどうか
△5三に打つのは同桂成同銀から7四・8四竜で竜を使われ不利なので、もちろん不可。
ほかにもうまい受けがあったら、解説の方をお願いいたします。(後手は持ち駒豊富で受けやすいと思うので・・・)
今後の展開を考えると大きな一勝と思います。
第1図での▲86角が悪手ということは、正解は何でしょうか?(▲86歩?)△84歩は持ち歩を打つだけにやや見えにくい手ですね。
これは誤りです。大変失礼いたしました。(5二に銀が効いているので)
>やなさん
>オジサン
ありがとうございます!
次もがんばります。
>A.Hさん
詳細な検討ですね。
解説中、△4三金に替えて△4三銀(打)ですと、
▲5三飛の強手があり、△4二玉に▲5四桂で寄りです。
他にもいろいろと変化があり、難解な終盤と思います。
>Beaverさん
ええ、△8四歩は最後の一歩ですから、
ちょっと見えにくいです。
しかし、39分考えているのですから、
気付かなければいけなかったです。
▲8六角では、じっと▲2六歩と打ち、
▲6五歩や▲8六歩など、
とにかくじっくりと指すべきでした。