風が涼しく、気温ほど暑さを感じない陽気の中
「太陽の花」兼島部長の伊江島行きに同行させていただきました。
で・・伊江島って・・どこ??
と思われた方に、まずはご説明を・・
伊江島は沖縄本島北部、
本部半島の北西部約9kmの洋上に位置する
周囲22kmの離島です。
本島から眺めると、平坦な島に烏帽子のようにヒョッコリ見える小高い山は・・
標高172mの城山(ぐすくやま)島の人々の信仰の対象でシンボルであります。
正確には・・
山ではなく、大昔に地殻変動により出来た岩盤であり、
世界でも例を見ない貴重な岩だそうです。
その特徴的な形は、古くから航海の目安にされたそうですが
戦時中は、日本軍基地の管制塔として利用されたため、米軍の集中砲火を浴びるなど、悲しい歴史がありました。
現在は静かな環境の中、貴重な植物の宝庫としても、多くの方々から愛される存在であります。
さて・・
そんな伊江島、意外にも菊の生産量が多い地区だとか。
12月の需要期を控え、どのような様子なのか・・
兼島部長のあとをひたすらついていきました・・
並里監事(右)と合流し、圃場へむかいました。
喜屋武(きゃん)さんの圃場。
一部、この時期特有の奇形が混じってきたりします。
なんとかこれらの品物を「個性あるもの」として世に出せないか・・・
畑での意見交換が続きました
出荷直前の「精興の秋」
年末分は・・
ほんの少し高温障害による影響があったりしますが、
概ね順調との事です。
規模は違いますが・・種子島でも見た、農業用水地。
標高差がなく川がない伊江島は
道路に降った雨水を集める設備があり、農業用水としてためられ利用されます。
この夏の雨不足は深刻だったようですね・・・
飲料水は、なんと・・本島より海底パイプで運ばれてくるそうです。
(昔の方々の水の苦労は、想像を絶します・・)
更に現在・・
島の地形を利用した、地下水ダムの建設も着々と進んでいるようで、近い将来。
水事情が大きく改善されるようです。
先もかすむほどの広大な葉物の圃場。
沖縄は・・緑の適作地であることを痛感いたします。
ほんとに広い!!
nakaya
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