ROUTE1100

ROUTE 1100へようこそ!
道はひとつなり・・・・・BY 中央花卉

石巻ものうガーベラフェア

2012-10-13 | 宮城県

10月12日(金)

宮城県石巻市
桃生(ものう)のガーベラフェアを開催いたしました。



生産者の皆様が来るまでに仕上げなければ・・と
涼しい夜中に、汗だくの作業・・・




今回、金曜だけの単日フェア
5300本ものガーベラを販売させ頂くと決定しましたが・・
いざ並べてみると・・53ケースという量は想像以上・・でした。



と・・なんとか

皆様が来社される前に終了! 



今回、現地より参加は・・
右から、生産者・西條さん、JAいしのまき藤原さん、生産者・酒井さんの3名です。
桃色の半被がとても目立ちます。




当初、固さの目立った御三方でしたが



金曜日という事もあり
早朝より客足が伸びはじめ

お客様に話かけられると・・
専門的アドバイスが飛び交います。

やはり生産者の知識には勝てません・・







皆さん求める色目は
ピンク、オレンジ、黄色から
オレンジはハロウィン絡みの装飾に使用するとの声も

そして、もっとも多く聞かされた意見・要望は
反り返りのしない、少ない品種はどれか、どうすれば良いか・・というもの

自作され水揚げ方法を記したメモを配りながら

その辺のアドバイスも的確に反応され

お客様も納得の上でご購入。




そして・・中間チェック!

9時の時点で2600本の販売。

折り返し地点にきました・・ここから勝負です。





10時
この一時間の販売数は驚異的です。

のこり1000本・・・



そしてセリ終了後に
最後の人だかり・・





最後に300本大人買いのお客様のおかげで

10時30分、見事完売!!



震災を乗り越えた半被の効力と、
皆さんの販売時の的確なアドバイスが光りました・・
僕らだけではとても販売できる数量ではありません・・お見事です!

 





販売中、ガーベラに関する質問も多かったのですが・・
地名に関する質問も数名より受けました。

桃生 monou

ももお?ももせい?・・


そんな素朴な疑問の数々には、
知識王の酒井さんが答えてくれました。



桃生は旧北上川と北上川に囲まれた川中の土地。



その地形から「流域の丘」を意味する、
アイヌ語の「モムヌプカから転訛し、
桃生にあてたものである・・・と言われてるそうです。

川に挟まれながらも、今回の震災で水害のなかったことからすると
小高い丘という地形に違いないのでは・・と

酒井さん
小さな声で囁くその内容は・・深いものばかりでした。脱帽


つけたしで
桃の産地で桃なのか・・

桃という名の由来は・・調べてみますと

桃の生産地ではなく関係はなさそう・・・・

古代からこの地に多く群生していた
「胡桃kurumi」からとったものではないかと
言われております。


勉強になりました!!





朝5時から終了まで
不慣れな作業でありながら売り切った皆さん
本当にお疲れ様でした。



その後の昼食会で

弊社の斧田が語った言葉

中央花卉は派手なパフォーマンスはないが、
地道にまじめに取り組む
それが中央花卉です・・・

集約された言葉

フェア終わっても、いつもの場所で販売してます。

産地の想いを伝えながら・・これからもです。






頑張る石巻のガーベラ
これからもよろしくお願いいたします。


関係者の皆さま
ありがとうございました。

またやりましょう!!







nakaya


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

石巻のガーベラ

2012-10-04 | 宮城県

週末、宮城県石巻市へ行ってまいりました。

ボランティア活動から1年4か月ぶりの石巻。


郊外のショッピングモール。
被災直後の面影はまったくありません・・・
どこにでもある平和な日常の風景。

しかし夜間、沿岸部に目を向けると灯りのない広大な更地が続いております。
市内のホテルは未だ工事関係者の連泊が多く、取りにくい現状・・・

進むところと進まないところの明暗がはっきり・・

復旧が終わり、長い復興期間。まだまだ全国からの支援を必要としています。

我が身のごとく、支援を継続してまいりたいものです。




さて
今回は、弊社でも販売させていただいております。

最北部のガーベラ産地。
桃生(ものう)町
打合せと取材を兼ね、お邪魔させていただきました。








宮城県北東部に位置する石巻市。
町の面積の約40%を水田が占めるという
北上川流域の肥沃な土地に桃生町があります。

桃生町の強みは何と言っても、
ガーベラの栽培に最適な気候をもつ恵まれた環境であること。
夏は涼しく冬の降雪量は少なく、年間を通じてとても温暖との事ですが
この夏は・・暑すぎて大変だったと聞きます。


桃生ガーベラ部会は現在6名
約3300坪の敷地で年間400万本以上を生産しています。
中央花卉では、年間を通じて桃生町のガーベラを定期販売しております。
常時20~30アイテムを取り揃え、豊富な品揃えで対応しております。



広い空と広大な田んぼ・・米所なのです



選果場にて、JAいしのまきの藤原さんと合流


この場所にピーク時には500ケースものガーベラが集まってくるそうです。
足の踏み場もないほどだとか・・・500ケースは大きな山になりますからね・・

そこから・・
車で数分走ると
西條部会長さんのハウスに到着です。


早速、お邪魔します・・と


外部の菌を持ち込まないために
土足禁止となっております・・ここも独自のこだわり。








出荷ピークを過ぎ、お花が少ない時期と聞きましたが・・・



奥には出荷を待つ花たちが、たくさん立ち並んでおりました。



桃生ガーベラのこだわりは・・・


うぶ毛のような部分がある、「いしづき」(基部)を残し出荷する事を部会設立時から実践。
 ※「いしづき」とは・・・しいたけ等にも見られる、株とつながった固い部分です。

輸送時にバクテリアが繁殖しにくいよう出来る限り採花したままの
「いしづき」付
きがベストだそうです

※切らざる得ないものは切る場合がございます。



多くのガーベラ産地は
この「いしづき」よりもガーベラの頭をそろえるスタイルの中
桃生ガーベラは、頭をそろえるより「いしづき」を残す事にこだわっているのです。
これを・・mono style と称します。

頭は10センチづつの幅で、60以上 50~60、40~50、30~40のサイズで仕分け。

よくお客様に頭がバラバラとか聞かれますが・・
そこが・・こだわりの秘密なのです。



採花を体験させていただきましたが・・
ガーベラを奥に傾け、手間に傾けると、パッキっと!!
いとも簡単に取れてしまうのでビックリです。



奥でお母さんは・・
ポキポキみるみる採花。あっという間にいっぱいです




そしてガーベラといえば・・
気になるスリーブ(ビニール)かけ作業。
ガーベラは包装されてるのが当たり前になっていて
そこの作業は見えてきません・・



西條部会長さんのところでは、手に取り一本一本かぶせておりました。

別の圃場では・・・


なんと・・究極マシン!!
手作業ではありますが・・ものすごいスピードでスリーブがかけられていきます。
熟練の技を拝見させて頂きました。
特許申請はどのようになっているのでしょうか・・・



茎が滑らず痛まない為のちょっとした工夫。



皆さんの温かな手を介して出荷されてくるガーベラたち



くすみない発色は・・
残念ながら畑見るのが一番ですが、
できる限りこの色を届けたいと
日々努力されております。



最北部のガーベラ産地

石巻・桃生ガーベラ部会
震災時、内陸部のため津波の被害はなかったものの
停電や油不足の影響を受け甚大な被害を受けたとの事。

家が倒壊したお話や、16日間お風呂にも入れなかった壮絶な体験談
とてもとても
思い通りの作業ができない中であったとは思いますが
2週間後には出荷再開された、その勇気と努力に敬意を表します。




今回、稲刈りシーズンで撮影に参加できなかった方もおられますが。
皆さんを畑でパシャリッ!


西條さんファミリー


佐々木さんご夫妻。


和泉さんご夫妻



酒井さんファミリー




皆さんの元気が詰まってます!




石巻の元気なガーベラは
店頭でいつも場所で販売中!

宜しくお願いいたします。


10月12日(金)はフェアも開催です!
詳細は後日ご報告!!



部会の皆様
JAの藤原様
石巻花卉の立花専務

お世話になりました。ありがとうございます。
























nakaya


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

石巻へ

2011-05-17 | 宮城県

先週末、宮城県入りし、再びボランティア活動に参加してきました。

今回は、会社メンバーでチームを作り、石巻にて活動です。






震災から2ヶ月が過ぎましたが、まだまだ街は片付いておりません。



道などの導線は、早くに確保されたため、ほぼどこでも走れ交通量も相当なものです。
交差点は全国から集まった警察官が立ち、誘導されております。
同時に警官が多くいることで、治安もだいぶ良くなったとか・・

しかし、いまだ電気や水道、ガス・・インフラが整備されていない場所が多くみられます。

川沿いを覗いてみると、地盤沈下の影響からか水面がとても近く感じます。

海抜0m、満潮時の水位上昇が深刻な問題に。
船の行き来だけでも、堤防を越え水が溢れる場所があるとの事。

水との戦いはいまだ続いているのです・・
関連ニュース→NHK



今回、泥出し作業をさせていただいたお宅は・・
2m50cm程の津波被害はうけたものの
なんとか家屋の倒壊はまぬがれました・・

しかし、重油や色んなものの混ざった海水は、敷地内にとどまらず、室内まで侵入

厚さ数10cmの層となっておりました。

1波、2波と押し寄せた汚泥が、地層の様になっております。

愛知から参加された4名の方も合流し
合計9名での作業。

油の混ざった土はとても重く、移動するたびに腰に負担がかかります・・
暑さも手伝い、マスク着用の作業は汗だくになり、困難を極めるものでした・・・

作業は黙々・・・と自分との戦い、
色々見つめ直す良い機会にもなります。

そして微力ながらも・・
誰かのお役に立てる事が、とて尊い事なんだって思える自分がいるのです。
きつい作業ですが・・
ボランティアを通して得るものは、計りしれません・・




汚泥を取り除いた下には、
幼虫や綺麗に花を咲かせた植物をいくつも確認。
こんな環境の悪い中でも、力強い生命力・・

力を頂きました・・・



奮闘すること6時間。
9人がかりで、重機が入れそうなところを除き、全ての泥出し完了。

復興が数時間でも早やまるお手伝いが出来た事
とてもうれしく感じております。


家主の方が別れ際にかけてくれた言葉

「助かった・・また明日からがんばれる。ありがとう」

涙が出そうなくらい、ありがたかったです。


頑張ってください。応援いたします・・とお別れいたしました。

-----------------------------------------------------------------


石巻ボランティアセンターでの話によると
ゴールデンウィーク明け、ボランティアの人数が激減したそうです。


まだまだ、がれき撤去や泥出しの順番待ちをされている方が多いとの事。
時間と人手を必要としています。

再びとは云わず、三度・・
今後も長く活動してまいります!





追記
現地では、石巻花卉園芸・立花社長、専務に大変お世話になりました。
お忙しい中、ほんとうにありがとうございました。


今や復興のシンボルマーク、
あまりにも有名なインパクトのある看板。

立てられたのは黒澤さんという方。
土台だけ残ったこの場所は以前・・ご自宅があったそうです。

大地震当日の黒澤さんは
海岸沿いを走行中、津波に遭遇されたそうですが
とっさに車を乗り捨て、近くの松の木によじ登り一夜を明かし何とか一命をとりとめたとの事・・・

魂こめられた看板に、どれだけ多くの人が勇気をもらった事でしょう。
地面には「復興するぞ!」の文字が追加されました。
きっと空からもこの文字がはっきり見えるのですね。

僕らも一緒に頑張ります!!


--------------------------------------------------------------------------------

 



宮城県災害ボランティアセンター →→→ サイト
  
    力仕事に自信のない方でも大丈夫。様々なニーズ(作業)があります。
    ☆家財の洗浄、清掃、避難所での話相手、写真の洗浄ほか

    例えば、南三陸町サイトへ  →→→ 「がんばっぺ南三陸町」


福島県災害ボランティアセンター →→→  サイト


岩手県災害ボランティアセンター →→→  「ずっぱりボランティア いわて」サイト


    水害ボランティア作業マニュアル →→→  PDFファイル





nakaya


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする