ROUTE1100

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道はひとつなり・・・・・BY 中央花卉

飛騨マム2016

2016-10-20 | 岐阜県

今年も
岐阜県高山市、飛騨マムの産地に行ってまいりました



高山に到着して一番先に目にする建物・・

リニューアルされた駅舎は木組みで造られたかの様な
和モダンの美しいデザインです




訪問時は10月二週目

紅葉が遅れているようで
山々がようやく色づき始めたところです

この夏以降、干ばつからの長雨の影響で
作物のスケジュール、出荷量が大幅に乱れているとか

稲刈り時期が遅れたり・・
野菜が不足したり・・


全国的な夏の異常気象の影響は、現在の市場状況を見ればわかりますね


高山管内の菊の出荷も例年通りとはいかず
葉の病気など多く、大変苦労されたとお聞きします。


輪菊出荷も一段落され
少し遅れは出ましたが・・いよいよ飛騨マムの出荷が本格的になってまいりました。


連日、facebookやInstagramなどで
飛騨マムの素敵な写真があふれていますね

そんな素敵マムをつくり出す
少数精鋭の生産者を訪ねてまいりました・・

※皆さんの詳細と作りに関しては過去のログをご参照ください。


まずは野谷さん



天候不良で出荷の谷間となった野谷さんの圃場は
次の出荷を待つマムがいっぱいです



白露時雨は秋バージョンに突入
2年前に登場して以来、ブーケなどにも使われる素材になりました・・
大型のマムとは別に、変わり咲き需要を発掘した感がありますね




秋時雨は更に赤く育っております。



ピンポン、糸菊系、巨体輪系、試作品などなど目白押し!







迫力満点の花魁(秋バージョン)もこれから出てきますのでご期待ください



続いて・・小坂さん




夏の干ばつで井戸の水まで無くなられたとか

その後の長雨で一気にやなぎ化してしまった物も多数あったとの事

やりにくい夏だったよ・・と



タイガは立派に育ち
出荷タイミングとなりました・・・





人気のエポックもガッシリ立ち上がっていますね

トムピアーズ、レオン、エイリアン・・
この後も続々登場致します。






花を見つめる小坂さんがあまりに絵になるので・・
ついついシャッターを押してしまいます(^^)








最後に・・・
岩水さんの圃場


まずは咲き誇ったマムをご覧ください









天候もよく、次々咲いてくるため
この日の出荷量は100ケースになる予定だとか・・

夕方から切り始め、選別、束ね、梱包作業が終わるのは
深夜になる事が多いとの事。

今シーズン新規で入れたマムも
咲いてみると葉が悪かったり、花が今一つだったり・・
順調な事ばかりではありません・・

天候やら病害虫との格闘の日々とおうかがいしました



ハウスで咲く季咲きのエポック

花も茎も全てが別次元で驚きます




グリーンレイジもさらに一回り大きくなった気がします・・・







エイリアン

初年度のインパクトはやや薄れてきましたが
それでも独特な色目が魅力です(^^)




12月まで出荷が続きます










出荷最盛期をむかえてきた飛騨マム

一日一日温度が下がり
標高700m近いマムの産地は本格的な秋に・・

寒暖差で更にガッシリ感が増す事と思われます



菊のカテゴリーを抜け出し

マムの可能性,魅力を提案した商材は

いつもの場所で毎日販売中!




是非、売り場にお立ち寄りください。





関係者の皆様
ありがとうございました。






















nakaya


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IFEX2016

2016-10-14 | Weblog



IFEX(国際フラワーEXPO)が幕張メッセにて開催されております。


ガーデンEXPO(GARDEX) 道工具、作業用品EXPO(TOOL JAPAN) 
 農業資材ワールド(AGRIWORLD)、次世代農業EXPO、6次産業化EXPO
6個のカテゴリーが合体した展示会。

6次産業化が新たに加わりました。





昭和花き振興協議会のブースには
JA会津よつばのコーナーがセットされております。

立川部会長、本名様が担当されております。



今年の装花はTilt Flowersさん
出産祝いをイメージしました。











日比谷さんのブースでは
新たな葬儀の提案がされております。



棺桶も装飾棚も全て紙で出来ております。


















































限られた時間ですべてを見ることは不可能ですね・・・

IFEX2016
本日まで開催です。


nakaya


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マムの季節ですね

2016-10-06 | 岐阜県

岐阜県高山市・飛騨マム

今年も店頭で販売しております。




例年より遅めのスタートになりましたが・・

ようやく飛騨マム特有の色合いと大きさになってきました



アナーセル


エイリアン


ココア


サフィーナ


ビターチョコ


チスパ


マロウ


モエ


ロサーノシャルロッテ





レオン


花香


ドラクロア


これからまだまだ増えてきます・・


ご期待ください!!





nakaya


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しんせんむら

2016-10-01 | 長野県

長野県蓼科

初夏から晩秋にかけて出荷されるカーネーションの産地



「しんせんむら」に行ってきました (少し報告が遅くなりましたが・・・)





八ヶ岳連山のおひざ元
時折、山の方向からさわやかな風が吹き
ここが高地であることを実感致します。


実はこの地区に「しんせんむら」という地名はありません・・・

以前諏訪地域の共選のカーネーション生産者だった
5人方々が集まり、立ち上げの際に団体名として名付けたのが
「しんせんむら」なのです




新鮮、フレッシュからとられ「しんせん」

いつか一番セリにかかる様な産地をめざし
漢数字の一の中に名前を入れられたそうです。



ちなみに・・
リーダーを部会長さんではなく、ここでは村長さんと呼ばれております。



共撰から脱退された理由は・・
化学肥料と農薬の投与に疑問を持ち始めたからだそうで

試行錯誤の末、、、
消毒して悪玉菌を殺すのではなく、
様々な菌を発酵させて、バランスを取る方式を採用

化学肥料は使用せず有機肥料

現在では完全な有機農法栽培確立され、「漢方栽培」と銘打って出荷されております。




地元特産の蕎麦殻に
さまざまな有用なものを取り混ぜ、熟成発酵





発酵時の熱はなんと・・80度!


時間をかけ出来上がった有機肥料を畑に入れます。






島立さん(写真 右)のお話しでは



ほとんどの植物は毛細根の先から液を出す
リン酸が欲しい時には、リン酸になる微生物が寄ってくる液を出す。
自分で欲しいものを選び吸収する力をもっています。

森の花や木は誰がリン酸やカリやチッ素をあげますか?

それぞれが必要に応じ摂取できる能力を持っているから
みんな元気なのです。



しかし、そんな植物に
化学肥料を与えると・・・
必要のないものまで吸収してしまい健康体でいられなくなってしまう・・

最初は効き目が良いが
次第に花持ちのしない物になっていきます。






土壌洗浄は一切行わない・・
いくらやっても悪い菌は洗浄しきれない

それに負けない体力をつける事

だから菌を発酵させて、バランスを取る方式なのですね






極少量の殺虫処理は行いますよ・・完全無農薬の必要はないので。



あたりまえだけど・・殺菌は絶対にいたしません。





ここ近年、アザミに寄生する虫
「アザミウマ」の被害が多くなって来ているとの事


厄介な虫との闘いは
まだまだ続きそうと話されておりました。





茎に「アザミウマ」の傷などを見ると
中から盛り上がっている状態を確認できます

これはカーネがアザミウマを退治するために防衛した形跡だよ・・・

みんな生きているんだね




植物の持つ力に
ただただ感動するひと時でした









発色も日持ちも素晴らしいカーネーションが出来上がりました。





しんせんむらの特徴である
スタンダードの10本束。

日持ちが良いため、やや咲かせ気味でもOK

通常の25本束では花を傷めるため
10本束でずらしながら箱詰めとなります


使う側にとっては嬉しいロットですね・・




美味しい空気と水と
健康体な土から生まれたカーネーション

しんせんむらは10月中旬ごろまで出荷されます


中央花卉店頭でどうぞ







関係者のみなさま
ありがとうございました!


















nakaya


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