ROUTE1100

ROUTE 1100へようこそ!
道はひとつなり・・・・・BY 中央花卉

えがおとかすみ

2016-07-10 | 福島県

木曜日の気温は36度超え

都心もこの夏初めての猛暑日をむかえ
梅雨は明けておりませんが
本格的な夏の始まりを感じます

今年の夏は酷暑との情報・・・
暑さに負けぬ様、頑張りたいと思います・・



さて・・
沖縄トロピカル・フェアが終り

七夕の声を聞くと
かすみ草じゃないかい?と思うのは私だけではないはず

トロピカルフェア同様
歴史のあるイベントなので、ついつい連想をしてしまいます・・


昨年同様、入荷時期の兼ね合いで
七夕フェア開催は見送りとなりましたが・・

昭和村からの可愛い使者のために
一日限定で「かすみ草の日」を行いました!



菅家さんが丁寧に染め上げたかすみ草とともに

JA会津よつば
昭和村のかすみ草フェアの始まりです





白かすみ720本
染めかすみ360本

モコモコのフワフワの店頭に仕上がりました

そして今年の主役たちは・・
総勢5名
最多人数だった昨年の11名から半数となりましたが・・

少なさを感じさせないチームワーク
笑顔いっぱいの中学生です



第5回目となった

昭和村花き振興協議会の企画による
花を通した農業体験~生産地から消費者まで~」

地域の基幹産業であるかすみ草栽培の学習(花育)の最終段階として
昭和村のカスミソウがどのように流通しているかを体験的に学習し
生育から流通、利用に至る一連の流れを理解する。

学習を通し、カスミソウをはじめとする花への親しみと
故郷への愛着を深めることをねらいとする

◎地元の花を知ってもらうこと
◎花を通して地元の農業を知ること
◎花を楽しみ、飾りたいと思う心を育むこと

宿根かすみの定植&収穫体験を経て
生産物の流通加工~販売現場体験まで・・



自分でかすみ草を植えて育つのを観察し
出荷時期と共に現場に出向く・・

こんな体験、他の中学生が早々に出来る事ではありません

村で栽培されるかすみ草が
夏場、日本一である事、そして責任産地である事

取り巻く皆様方の明確なビジョンがあって

究極の「花育」といえるのではないでしょうか。

出来る事ならば・・
私も中学生に戻り、体験したいほどです・・


そして今回うれしかった出来事。

第1回目に産地PRに参加してくれた菅家良太さんが
今年は村役場に就職し引率として来られたことです。

5年前の中学生に会える喜びもありますが
村で働く事だけ考えたという彼の思いに、いたく感動いたしました・・
これからも村の未来のために頑張ってくださいね!







と・・・前置きが長くなりましたが

中学生たちはセリ前挨拶へ





大きな声でしっかり産地PRが出来ました

暖かい拍手いっぱいでしたね




その後、PRの場をセリ場から弊社店頭へ移動・・

最初はやや緊張気味でしたが
場の空気を読むと一気に声だし



先ほども少し触れましたが

今年の子たちはチームワークが良く、声出しが素晴らしい!

花屋さんの反応がないとみると
ローテーションで前に出たり、男女に分かれたり・・・
その場で作戦が組まれます



徐々に声につられ

花屋さんが集まりはじめました







花屋さんが一束掴むごとに
大きな声で「ありがとうございます!!」



レジも行列が出来ました







約一時間の声出しの成果か
白の80cmは完売
染めは200本販売いたしました!





最後に・・
頑張った皆さんへガーベラのプレゼント

本当にお疲れさまでした。



店頭PRのミッションも無事終了し

笑顔の使者たちは
次なるプログラムへと移動していきました




かすみ草の用途は広がっています

昔は・・・
かすみ草は持たない
かすみ草は匂う
なんとなく使いたくない・・など
夏のかすみ草のイメージは散々たるものでした

しかし今や、夏こそかすみ草でしょという方も少なくありません
日持ちするし、安定した品質が裏付ける結果です

これは産地の皆様の努力の賜物

そんな素晴らしい環境と先輩方に囲まれた
日本一の基幹産業を持つ昭和村を

是非是非
誇りに感じ過ごしてくださいね





引率関係の皆様大変お疲れさまでした




また来年お会いしましょう!







nakaya


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奥会津のかすみ草

2016-05-22 | 福島県

暖地のかすみ草も終盤になり
高冷地のリーレー産地である福島県奥会津にいってまいりました。


先日、会津地区4JA(会津みなみ、あいづ、会津いいで、会津みどり)が合併し
新生「JA会津よつば」が発足。

「会津はひとつ」にをよつばマークに表しスタートしました。





まずは旧会津みなみの田島にむかいました



昨年9月の豪雨で川が決壊し
多くの田んぼが水没しました・・
未だその後処理が進められていました

一日も早い復興を祈ります・・






かすみ草の生産者は20名

マリーベールを中心にベールスター、みやびが作られております。







主力のマリーベールはこんもり育ち、出来上がりも上々との事
ここ数日天気も良く、日照もあるので順調とお聞きしました。

来週より早生品種みやびからスタートし
6月10日過ぎより染めかすみなどの対応も始まります。



ブルファンも順調に生育しております。
そのほかカラー、ヒマワリも順次出荷となる見込み


皆様お忙しい中、ご対応いただきありがとうございました。


田島の花いよいよです

今期も宜しくお願い致します!!



さて続いて・・・
田島から一山二山超え、走る事30分





旧会津みどり、昭和村に到着です。

部会数は69名
夏のかすみ草を支える一大産地です。


作柄はアルタイル中心にベールスター、フォレスト、スターマインなど約16種
季咲きから8月上旬に新植へと移行していきます

新品種「リゲル」「ホワイトビクトリア」や低臭の「ノート」
新しい品種に出会えるのも昭和村のかすみ草の楽しみの一つでもあります。


早速、菅家さんにご挨拶。





まだしばらくかかりそうですが・・・
順調に生育しております。

この冬は、例年の三分の一ほどの積雪しかなく
あっという間に雪解けをむかえました

雪が少なくて楽だったけど・・
やっぱり降るときは降った方がいいねと

雪室に収める雪もかき集めて入れるほどだったとか・・

雪によって土壌が洗い流される地区なので
やっぱり降るべきものは必要なのですね・・

昭和村のかすみ草は6月中旬ごろから
標高の低いハウスから出荷がはじまります




この日は偶然に「からむし焼き」と重なりました。

14年間昭和村に通い、からむし焼きを見るのは初めてです。




からむしは、イラクサ科の多年草。
苧麻(ちょま)とも言われ、繊維を青苧(あおそ)と呼んでいます。

昭和村は本州における唯一、上布原料の産地。
雪解け後に根を植え付け、収穫できるようになるには3年かかるそうです。

何故焼くのか?

聞いてみますと・・・
からむしの発芽がばらばらなので、先に出た芽を焼くとともに
根に刺激を与えて地表に眠っているからむしを一斉に発芽させるために行います。

焼くことで害虫の駆除にもなり、残った灰は肥料になっていきます。

菅家さんのお話しでは・・
文献に残るものを見るに、350年前から行われていたそうで

旧暦4月の中の日(5月21日の小満の日)を目安に行っているとの事でした。




敷き藁を浮かせ均一に並べます




84歳になる菅家さんのお父さん
周りに延焼しない様、入念に水撒きを行います。



風の流れを読みつつ・・風下から火が放たれます。





途中お父さんが不足気味のところに継ぎ足しをしていきます・・



燃え終わったところはすぐさま水をかけ、灰の吹き飛びを防ぎます。











無事焼きあがりました・・

この後は灰が飛ばないように再び敷き藁をして発芽を待ちます。


お父さんの話では
昔はあちらこちらでやっていたんだよと
水を抱えて大変だったんだ・・

引き継がれ、
自然豊かなこの地でしか出来ない行事に立ち会え感激した次第です・・






からむし焼きが終わると田植えが始まり
かすみ草も日々育っていきます。



待ちに待った・・
昭和の季節になりますね。




夜は部会長さん含め打ち合わせが出来ました。

お忙しい中、皆様ありがとうございました。


6月下旬頃より

いつもの場所で販売開始です!




奥会津のかすみ草

今期も宜しくお願い致します。









nakaya


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笑顔の花飾り

2015-08-10 | 福島県

弊社でも大変お世話になっております
今や日本を代表するレイメーカーである
UMAHANA 大谷さん

地域に咲く花でレイメイキングの旅が続いております。

今回は、昭和村のかすみ草

日本を代表する方々との再会
この緑多き村で実現した瞬間に同行させていただきました。










菅家さんの大切に育てた「フォレスト」は
大谷さんのレイメイキングに欠かせないアイテムの一つ

今回は、このフォレストを染めたかすみ草が大活躍です。




普段お目に出来ないほどのカラフルな染めかすみの数々
菅家さんが前日より準備をしていただきました


小さな会場でも
大きな会場であっても

大谷さんのテンションは変わりません


常に全力投球




下準備から、実践&指導まで・・

作りながらの会話も重要なポイント

時に持ち上げ
時折落とす・・笑

そして、様々な作り手の良いところを引き出すテクニックはさすがです。



まるで・・魔法のように
大谷さんの手から次々素敵な作品が生まれてきます











今回レイメイキング参加された方々の作品は・・・

性格がそのまま反映され

十人十色のレイが出来上がりました

みなさん花に触れてるとほんとうに幸せそう・・







フォレスト、アルタイル、ベールスター、スターマイン、銀河・・・

つぼみが低く、花を生かすかすみ草は
密集すればするほど存在感が増していきます。



最後に

菅家さん夫妻にレイをかけてイベント終了です。




来年は、ラフィアを使わず
昭和村で育ったカラムシと、かすみ草でレイを作ろうと大谷さんは話されました。


またたくさんの笑顔に会える事を楽しみしております。










扱い方や飾り方がわからず
花に触れない買わない方も多いのでは・・

花の魅力を感じた時

自然と笑顔になるものだと痛感いたしました。




「笑顔の花飾り」

素敵な言葉です。





大谷さん、菅家さん、関係者の皆様
ありがとうございました。






『ハワイアン・レイメイキング2 笑顔の花飾り』  (ポプラ社)
「土地の花はその場所に捧げるもの」――
そんな伝統を持つハワイアン・レイメイキング。
日本の数少ないレイメイカーであり、
フラワーアーティストとしてさまざまなイベント、ワークショップで活躍する著者が
かねてから考えていた「日本各地の花を訪ねる旅」を3年近くかけて決行!!
青森ではリンゴの花をつかったレイを農家の老夫婦に
高知では土佐和紙職人へミツマタのレイを、
と全国にちなんだ花、人との出会いを温かく重ねました。

Amazon

大谷さん→ホームページ



菅家さん→ブログ



nakaya


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22の瞳とかすみ草

2015-07-11 | 福島県

7月というのに、朝晩は20度を切る日もあり
久しぶりに涼しい初夏をむかえております

複数の台風の動きも気になりますが

梅雨明け間近
本格的な暑さがドッと押し寄せてきそうな予感です・・・


さて・・
6日(月) 夏かすみが初入荷





JA会津みどり かすみ草のシーズンの始まりです


例年では沖縄トロピカル・フェアが終われば

追って七夕かすみ草フェアが来るという流れでしたが

今年は、出荷の遅れ等があり、七夕フェアの開催は見送りました

しかし・・・



一日限定フェアは開催!

そお、中学生が来るからです

昨年の最少だった3名から一気に増えて・・・

なんと11名の来場となりました




第4回となった
昭和村花き振興協議会の企画による
花を通した農業体験~生産地から消費者まで~」

その目的は・・
◎地元の花を知ってもらうこと
◎花を通して地元の農業を知ること
◎花を楽しみ、飾りたいと思う心を育むこと

花育により交流をはかる事で、双方の意欲にもつながる事と思います

宿根かすみの定植&収穫体験を経て
生産物の流通加工~販売現場体験まで

とても気合いの入ったカリキュラムが組まれております。




到着後
恒例のセリ前挨拶

今回はFAJで産地PRです





若干緊張気の挨拶でしたが
みなさんから暖かい拍手をいただきました

その後、PRの場をセリ場から弊社店頭へ移動・・




GIRLSチームとBOYSチームに分かれて
行きかう花屋さんたちへ声がけが始まりました!







少し恥ずかしいのか・・

なかなか声と思いが届きません



勇気をだし声を張り上げると・・

徐々に立ち止まってかすみ草を見てくれる方が出てきました








花屋さんが一束掴むごとに
大きな声で「ありがとうございます!!」




実は・・・

みんなの前で買うのは
意外に照れるらしい・・・です(花屋さん談 笑)



「ちょっと、どの色がお勧めなの?」の問いかけに

振られた子はビクビクしつつも

「やっぱりピンクですかね」と・・

「あとは色の入っていない、白も綺麗です・・」

さすが!

昭和村の希望の星たち!模範解答ですネ





店頭での、一つ一つの出来事が
子供たちの貴重な経験になると共に

花育の盛り上げに寄与できれば、幸いです




約一時間の短い間でしたが、後半の追い上げもあり
三分の二を売ることが出来ました




店頭PRのミッションも無事終了です

子供たちは笑顔で
次なるプログラムへと移動していきました


このあとも
実り多き、良い旅でありますように!






みなさん、本当にお疲れさまでした



かすみ草は用途が多岐にわたるようになり

なくてはならない大切な花材です


これからも
日本一の基幹産業を持つ昭和村を

誇りに感じ過ごしてくださいね




引率関係の皆様も大変お疲れさまでした

ありがとうございました。


また来年お会いしましょう!
























nakaya


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夏かすみはじまります

2015-06-28 | 福島県

今年も福島県奥会津・昭和村のかすみ草がはじまりました。





昨年までは「昭和花き研究会」として出荷されていたかすみ草は

今期より「JA会津みどり」と合併し
新たなシーズンを迎える運びとなりました。


まずは現地に向かいます







もう何度この道を行き来したでしょうか・・・

賑わった街から急な峠を抜け深い林を走る事一時間あまり

千年続く村の歴史に、毎回思うことがあります
何故、この地を選んで住みはじめたのかという事

今でこそ、車があるから季節を問わず移動も可能でしょうが・・
ここは日本屈指の豪雪地帯、数十年前までは閉ざされた冬

過酷な環境を、先代の方々が選んで住み続ける理由はなんであるか・・


先日、山々を歩き続ける山岳カメラマンの
とある集落での記事を読んで感銘をうけました・・

「インフラが未熟だった時代には
都市に住んでいるよりも、山あいに住んだ方が
清潔な水、食べ物、燃料、建材が、お金ではなく労働と協調によって手に入り、
生きやすかったからです。

戦後の飢餓の時代も麦があったから食べ物には困らなかったと言っていました。

彼らは自分の事は自分で出来る、
お金に頼らず生きて行ける力を持つ逞しい知恵と力の持ち主です。
食べ物を収穫し、うまく保存し、炭を作り、製材をする。

先行きの見えない今の時代
人が最も必要とする確かなものではないかな、と思うのです。

現代人は山里を不便なところと思いこんでいますが、
身一つで住み着いて生き延びられる所は、
本来平野部や盆地の中央ではなく、山裾だったのだと思います。

平野部の江戸、名古屋、大阪の都市は、
治水と流通が整備された太平の17世紀以降に初めて都市化が可能になった場所です。

山あいでも、何百年も前から家がある所に土砂崩れは来ません。
崩れるのは途中の、無理して作った自動車道路です。

大雪や土砂崩れで孤立しても、毎日車で行き来する必要がある人以外は困りません。
都市の人と違って自立して生きているから生命の危険は特に無いのです。

逆に都市部の住民は、車社会になる前には、

誰でも当たり前に出来ていた事が、出来なくなりました。

電気が止まればトイレにも困り、食べ物を手に入れる方法もわかりません。」

・・・・NHK甲府放送局 山岳カメラマン 米山悟さんの記事を引用




それを知って、深い自然の前に立つと
今まで見えてこなかった、
森の恩恵と共存の為の素晴らしい知恵がわかります。



思いっきり空気吸い込み・・

改めて、昭和村を感じてみました。





まずは、JA会津みどりの本名さんと共に
状況確認させていただきました



JA会津みどり管内のかすみ草は
5月出荷をされた方々が一段落し、次につながる方々が遅れが出ているため
現在、出荷量が少ない状況となっております。

理由としては、雪解けが長引いたことによる遅れはがあった事と
5月後半からの気温低下と日照不足も加担しているとの事

この後は、天候が良ければ
潤沢に推移する見込みとお聞きしました。




元、昭和花き研究会の菅家さん圃場も、あと一週間(6/23日現在)
エクセレンスが咲き始めております。



管内を数か所まわりましたが・・







やはり、もう少し・・ですね。
生育は順調です。





4年ぶりに拝見した雪室の雪も
これからフル稼働となります。







部会長の立川さん

全国を回られ、彩花や会議など忙しい中でお時間をいただきました。



昭和村の圃場では出荷が一旦終わり、次の立ち上がりを待つ間に
標高の低い圃場での出荷が始まります。



若松市内の圃場と昭和村を、何度も往復されるときもあるそうです。

博士峠ルートは、きついコーナーの連続
部会長の素晴らし運転テクニックに、不慣れな私の車は付いて行く事が出来ませんでした・・














品種は・・
アルタイルを中心に、メレンゲ、ベールスター、エクセレンス、スターマイン、フォレスト・・
多品種におよびます。



試作品種も店頭でお披露目できる場面があるかもしれません。



弊社店頭での販売開始は7月6日(月)から


7月10日(金)には、恒例のかすみ草フェアと、昭和村中学生の来場もあります。


7月17日(金)はFAJマルシェで、店頭に昭和の皆様が来られます。


賑やかな夏の始まりですね!





作られる方々の想いと

美しい水と、風
豊かな自然が育てあげたかすみ草


今年も店頭で丁寧に販売させていただきます!







関係者の皆様
ありがとうございました。

今期もよろしくお願い致します。














nakaya


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今期最終です

2014-11-01 | 福島県

福島県・奥会津
昭和花き研究会のかすみ草

10月31日をもって
弊社販売分は今期終了となりました。





三連休に絡んだ週末&月末もあって
早朝から多くの来場者があり

かすみ草も朝6:00にはほぼ完売ペース



昨年は
猛暑や天候不良のため出荷量が伸びませんでしたが

今年は日照不足と8月の低温により
ピーク時にも1000ケースを超えることのないシーズンでした。

そのため、8月、9月と例年にないほどの高値で推移し
下位から上位まで不足感が続きました・・


年々、かすみ草の用途は広がりをみせ
今シーズンは、ブライダルに使用されるというお話を耳にし
新規購入者も多かったように思います。

マッスで使用され、花を短く切るのとの事で
65cmでも事足りるのかと思いきや・・
花ツキの良い80cmが多く求められているようです。

レッスンに使用される方も増えてきました。






選ばれる商材になるために
生産地を含めて地道な努力は続いております・・


特に今年は
昨年から動き出した「カスミソウ革命」が広がりをみせました

クリザールさんとミヨシさんの共同開発による
におい抑制トリートメント



届いた荷物を開けた時の、あの「もわっと感のあるニオイ」は
ゼロにはなっていませんが・・
大幅に減少しているのは現場で実感しております。

店頭でも、ニオイが少ないからこれにします!という声が聞けるほどでした。

これはかすみ草にとっては大きな前進
新たな顧客への大きなアプローチになる事と思われます。


トリートメントを使用していなくても
ニオイの少ない品種にも出会えました・・

ビューティブライドは来期導入予定の新品種




合わせて期待が膨らみますね




2014年
さまざまな出会いのあった実り多きシーズンでした。









先日、昭和村も初冠雪
一気に冬が訪れます・・・

以前、ハウス解体のお手伝いをしたときに
菅家さんから聞いた一言

「やっぱり春が一番好きだね
でも秋の終わりで雪が降り始めた時もうれしいもんだよ」と

雪が積もり、雪が土壌を洗い、雪がかすみ草を冷やす

昭和のかすみ草を支える大事な季節でもあるのですね・・


至福の春を迎え、かすみの季節・・

2015年もどうぞよろしくお願いいたします。






昭和花き研究会の皆様
素敵なかすみをありがとうございました。



nakaya


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試作品種の展示販売

2014-10-12 | 福島県

10月10日(金)
終盤を迎えました、夏かすみの産地
福島県・昭和村 昭和花き研究会



この日は、次年度に向けた試作品種の展示販売を行いました。

菅家さんも来社されて
プチフェアです。




ホワイトビクトリアとビューティブライド
世界で販売をされている品種。

どちらも、ガッシリ感がありながら扱いやすい固さ
極端な大輪系ではありませんが、ボリュームもあり良い品物

ビューティブライドはやや匂い少なく
枝が均等に伸びているので
アレンジや、小型の商品を作るには、非常に使いやすいかすみ草。

来期導入との事ですので
ご期待ください。

そしてもう一点・・


訪れた方々を魅了した
癒し系のかすみ草

フォレスト「MOCO MOCO」

終盤のこの時期、畑でじっくり咲かせたフォレスト
狙って作れるものではなく、もちろん規格品でもございません・・
いわゆる・・参考出品ながら、お客様の反応は大きく

ブライダル系の用途で髪飾り、ブーケなどに買われる方もいらっしいました。



最近、ブライダル用途多くなってきてうれしい限りです・・






かすみ草大好きな方が集まったプチフェアは
盛況ののち終了・・・

ありがとうございました。



昭和花き研究会のかすみ草

残すところ数回の入荷です。

引き続き、よろしくお願いいたします。








nakaya


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七夕かすみ草フェア 2014

2014-07-04 | 福島県

トロピカル・フェアが終われば

追ってかすみ草フェアが来るというのが通年の仕来り

今年もやってきました!!

昭和花き研究会Presents


七夕かすみ草フェア 2014



今回は集客力抜群のFAJマルシェと開催がかぶりましたが・・

埋没させない売り場を準備です!!



染めはベールスターとメレンゲの二本柱

白かすみはアルタイルとベールースターの競演です!



早朝から
来場者はMAX
普段お会いできない方々もたくさん来られました。






そんな中・・・
我らが昭和村の希望の星たちが来社。





第三回となった
昭和村花き振興協議会の企画による
花を通した農業体験~生産地から消費者まで~」

その目的は・・
◎地元の花を知ってもらうこと
◎花を通して地元の農業を知ること
◎花を楽しみ、飾りたいと思う心を育むこと

花育により交流をはかる事で、双方の意欲にもつながる事と思います

宿根かすみの定植&収穫体験を経て
生産物の流通加工~販売現場体験まで

とても気合いの入ったカリキュラムが組まれております。



今年は
三年生が3名となってしまいました。

到着後
恒例のセリ前挨拶





多くの来場者にも動じることなく
三人とも素晴らしいPRを展開。
会場全体が拍手に包まれました。



その後、PRの場をセリ場から弊社店頭へ移動







配る資料が思うように受け取ってもらえず
なかなか波に乗れない出だし






負けずに・・
開き直ったかのように声を張り上げると
立ち止まってくれる人が増えました

想いが伝わった瞬間

一つ一つの小さな出来事が
子供たちの貴重な経験になっていく事でしょう。




頑張ってくれた君たちに
心ばかりのプレゼント



店頭滞在40分
無事ミッション終了。

次なるプログラムへ急ぎ足で移動です



いろんなものを吸収できる旅でありますように!

みなさん暑い中、本当にお疲れさまでした

今やかすみ草はなくてはならない花材
不足すると恐ろしい価格に跳ね上がるのですから・・


日本一の基幹産業を持つ皆さんの村を
是非!誇りに感じ過ごしてください。


私たちも新たな気持ちで
昭和のかすみ草販売に勤しんでまいります!


引率の関係者の皆様も大変お疲れさまでした
ありがとうございました。


また来年お待ちしてます!









かすみ草の入荷は増えてきました。

店頭もまずは白かすみを買われる方が目立ちます。



メレンゲ、アルタイル、ベールスター

日を追うごとに品種が増えてきます。


今後の昭和のかすみ草にご期待ください!


フェアが終わっても
毎日販売してますョ









nakaya


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夏かすみのはじまり・・

2014-07-02 | 福島県

2014年夏

昭和の夏かすみ草
はじまりました!





今年は・・新パッケージ登場
におい抑制トリートメントなるスッテカーが貼られております。
におい抑制??とは・・なんでしょう??



かすみ草・アルタイルの開発供給メーカーのミヨシと
あらゆる花を元気にしてしまうクリザール・ジャパンの
共同開発で生まれた「におい抑制トリートメント剤」

かすみ草が好きだけど・・・臭いがねぇ・・という方に

あの臭い成分を約50%まで少なくした
奇跡のトリートメントが出来上がりました。

実際に
生花店や消費者が使うであろう日程を想定し
悪臭成分の発生が多い、処理後7日目に効果を発揮するすぐれものです・・

まずは、店頭で体感していただき
そののち・・・
可愛いけどニオイが・・という花屋さんに
もうアピールしていきたいと思います!!






メレンゲとベールースターの競演




待ちに待った
みんなのかすみ草



始まりです。

今期もどうぞよろしくお願いいたします。









nakaya


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春の昭和村

2014-04-27 | 福島県







春を迎えた昭和村

桜は見ごろを迎え、この連休中まで楽しめそうな感じです。



暖かな小春日和でありましたが
山や畑には、未だ雪が残っております。

じわじわ雪が解け始め、
道を歩くと流れる水の音と小鳥のさえずり
雪に反射する光線がまぶしく感じる風景です。

考えてみれば・・・
長いこと昭和村に通っておりますが

4月中に訪れるのは初めての経験なのでした・・


全体会議の予定がないとお聞きし
ならば・・出来るだけ早くお伺いし打ち合わせをと考えておりました。






雪解け水の勢いは思いのほか早く、
温度が上がる午後には水の量が2倍になるそうです。
この水達の終着点は日本海と聞きました。



あと一週間もすればこの辺りの雪も解けてなくなるとか・・
雪が無くなり、土壌を乾燥させてハウス建て作業が本格化していきます。



一方、定植にむけて苗の準備も進んでおります。



プラグ苗から一つ一つ植え替え
そしてピンチ作業・・・
地道な作業が繰り返されております。



プチパール、メレンゲの早出チーム
その後、越冬株
7月下旬から10月末までは、
ベールスター、フォレスト、アルタイル、スターマイン銀河ウェイと続いていきます。





日中は暖かいものの
まだまだ夜温はマイナスまで下がる昭和村。

霜、凍結から苗を守るための魔法のシート。


あと数日は必要との事。



この時期に来なければ見ることの出来ない状況が
重たい雪から顔を出した越冬株の様子。



枯れているように見えますが・・・
しっかり生きております。

この越冬株、厳しい冬を乗り越えるため
野ネズミ達の貴重な食料になってしまうそうです。
土手に近いところの被害が多く、雪解けが完全に終わった段階で
被害状況が見えてくるとか・・
雪深い昭和村ならではのお話です。



今シーズンは
昨年から6名の方が退会

作付面積の大幅な減少のため、例年通りの出荷体制とはいかず
かなり絞り込んだシーズンとなりそうです。

税率UPによる高速料金の値上げ、ガソリン代の値上げ
宅配便の料金改定・・・
かすみを作る他にも、さまざま課題の多い今シーズン。


出荷先とのコンセンサス得て開始されます。



今シーズンの始まりは・・
6月下旬の予定。

あと2か月で店頭に登場です。
今しばらくお待ちください

順次、状況はお伝えしたいと思います。






フキノトウや土筆、
春を告げる花達はたくさんありますが・・・

この美しい花は「キクザキイチゲ」
他にも昭和村独自の呼び名があるようで・・

融雪後、里山に咲く花は、
機織りをする時期(春)なので、「はたおりばな」。
あるいはウグイスが鳴き始める時期に咲くので「ほけきょ花」。
(菅家さんブログより)


時計草の様な立体的な花型は
いくら眺めても飽きることない、魅力的な花でした。
里の春は見どころいっぱいでワクワクいたします。



偶然ではありますが、帰りの新幹線・社内誌「トラヴェール」
百花繚乱と題された特集に中に、キクザキイチゲも登場しておりました。






2014年の昭和のかすみ草
初夏に店頭に登場です。


今期もどうぞ
よろしくお願いいたします。


菅家様
皆様、ありがとうございました!


菅家さんブログ→→記憶の森を歩く(2014)



















nakaya


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