港町のカフェテリア 『Sentimiento-Cinema』


献立は…  
シネマ・ポップス…ときどきイラスト

冬の夜

2016-01-26 11:07:26 | 唱歌・童謡・日本のうた

冬の夜

作詞作曲 不詳

燈火(ともしび)近く衣(きぬ)縫う母は
春の遊びの、楽しさ語る。
居並ぶ子どもは指を折りつつ
日数(ひかず)かぞえて喜び勇む。
囲炉裏火はとろとろ
外は吹雪

YOUTUBEより


極寒の片田舎の夜に、いろりの暖かさに身を寄せ合う一家を描いた心が温まる詩ですね。
明治45年の文部省歌なのですが、歌詞の二番では
  囲炉裏の端に繩なふ父は
  過ぎしいくさの手柄を語る
となっていて、きっと日清戦争か日露戦争に出兵したのでしょう。
第二次大戦後には、戦争を恒定しているとして歌詞が書き換えられたようですが
現在では原詩に戻っているようです。



ペチカ

2016-01-25 11:57:12 | 唱歌・童謡・日本のうた

ペチカ

北原白秋 作詞
山田耕筰 作曲

雪の降る夜は 楽しいペチカ
ペチカ燃えろよ お話しましょ
昔 昔よ 燃えろよ ペチカ

YOUTUBEより


ペチカとはロシア式の暖炉のことです。
大正13年、南満州鉄道が敷かれた頃の、満州を意識して書かれた白秋作品と言われています。



雪の降る街を

2016-01-24 17:59:58 | 唱歌・童謡・日本のうた

雪の降る街を

内村直也 作詞
中田喜直 作曲

雪の降る街を 雪の降る街を
想い出だけが 通りすぎてゆく
雪の降る街を
遠い国から 落ちてくる
この想い出を この想い出を
いつの日かつつまん
温かき幸せのほほえみ


昭和26年のNHKラジオドラマ『えり子とともに』の挿入曲です。
冬の季節の叙情歌謡として今日でもよく聞くことができる名曲ですが、
ショパンの『幻想曲へ短調作品49』にメロディー・ラインが酷似しているという話もあります。

YOUTUBEより


この映像はルキノ・ヴィスコンティ監督の『白夜(1957)』ですね。


独り言

2016-01-24 17:54:39 | 独り言

60年代ポップスの変遷につきまして、70年に入ってからも60年の流れを汲む楽曲については、少し時期を
延長しながら取りまとめてまいりましたが、前回のファウスト・パペッテイ楽団の『哀愁のヨーロッパ』にて
一段落することにいたします。

これから、しばしの間、冬の情感あふれる童謡・唱歌を取り上げてみようと思います。

なお、60年代ポップスにつきましては、これまでこのブログで紹介できなかった楽曲を
『落穂ひろい』として掲載する予定です。

1976年 『哀愁のヨーロッパ』 サンタナ

2016-01-23 13:46:47 | 続・60年代ポップス変遷史

”Europa” santana



サンタナは、1966年にラテン・ロック・グループとして結成されたカルロス・サンタナを中心とした
サンタナ・ブルース・バンドで、後日グループ名モもサンタナに改めたようです。
作曲はカルロス・サンタナとキーボード担当のトム・コスターの共作です。

↓はサンタナの『哀愁のヨーロッパ』 YOUTUBEより



私としてはファウスト・パペッテイのアルト・サックスでよく聞いたものでした。

↓はファウスト・パペッテイの『哀愁のヨーロッパ』 YOUTUBEより