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冬の夜

2016-01-26 11:07:26 | 唱歌・童謡・日本のうた

冬の夜

作詞作曲 不詳

燈火(ともしび)近く衣(きぬ)縫う母は
春の遊びの、楽しさ語る。
居並ぶ子どもは指を折りつつ
日数(ひかず)かぞえて喜び勇む。
囲炉裏火はとろとろ
外は吹雪

YOUTUBEより


極寒の片田舎の夜に、いろりの暖かさに身を寄せ合う一家を描いた心が温まる詩ですね。
明治45年の文部省歌なのですが、歌詞の二番では
  囲炉裏の端に繩なふ父は
  過ぎしいくさの手柄を語る
となっていて、きっと日清戦争か日露戦争に出兵したのでしょう。
第二次大戦後には、戦争を恒定しているとして歌詞が書き換えられたようですが
現在では原詩に戻っているようです。