冬の夜
作詞作曲 不詳
燈火(ともしび)近く衣(きぬ)縫う母は
春の遊びの、楽しさ語る。
居並ぶ子どもは指を折りつつ
日数(ひかず)かぞえて喜び勇む。
囲炉裏火はとろとろ
外は吹雪
YOUTUBEより
極寒の片田舎の夜に、いろりの暖かさに身を寄せ合う一家を描いた心が温まる詩ですね。
明治45年の文部省歌なのですが、歌詞の二番では
囲炉裏の端に繩なふ父は
過ぎしいくさの手柄を語る
となっていて、きっと日清戦争か日露戦争に出兵したのでしょう。
第二次大戦後には、戦争を恒定しているとして歌詞が書き換えられたようですが
現在では原詩に戻っているようです。