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映画音楽史(203) 『女王蜂』 1963年公開

2014-08-11 00:27:58 | 映画音楽



『女王蜂』 L'Ape Regina (伊) 1963年制作
監督 マルコ・フェレーリ
音楽 テオ・ウスエリ
主演 レジーナ … マリナ・ヴラデイ
    アルフォンソ … ウーゴ・トニャッツィ
    マリアーノ神父 … ワルター・ギラー
主題歌 『女王蜂のテーマ』 ( Alfonso Al Cimitero ) 演奏・オリジナル・サウンドトラック

子供を熱望する妻に愛された男の哀れな物語で、公開当時は夫婦間の台詞が問題となり18禁となった話題作。
自動車会社の社長である40代のアルフォンソは若くて美しいレジーナを妻に迎えた。レジーナはもとよりレジーナの
家族たちも子供の出産を待ち望む。レジーナの強い要求に応えきれなくなったアルフォンソは次第に体力が衰え
遂に倒れてしまう。やがてレジーナは無事に出産するがアルフォンソは既に天国に旅立っていた。

タンゴ調の悩ましい主題歌の『女王蜂』はテオ・ウスエリの作曲によるものです。映画ではタイトルバックのほか
テンポを変えて全編につかわれていました。レコード化されたオリジナル・サウンドトラック盤はアルフォンソが
鼻をかみながら倒れていくシーンで使われています。この他にもサウンドトラック盤やファウスト・パペッティ楽団
フィルム・シンフォニック楽団などのレコードもリリースされています。主題歌の直訳は『お墓のアルフォンソ』です。

↓はオリジナル・サウンドトラック盤の『女王蜂のテーマ』 YOUTUBEより



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2 コメント

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こんばんは (オンリー・ザ・ロンリー)
2014-08-11 04:04:24
なるほど、思い出しましたよこの「悩ましい」
曲を!。

でも、まさかこのレコード・ジャケットの右側が
「ブラディ様」ではないですよね?(笑)。
オンリー・ザ・ロンリーさんへ (CHOCHIN)
2014-08-12 00:18:18
ジャケットは間違いなくマリナ・ヴラディです。
『洪水の前』『野生の誘惑』の新鮮さから
見事に妖艶な女性に変身しました。

この映画、高校三年(18歳)の時、学割料金で観ようとして
学生証を提示したら18歳でも高校生はダメだと断られました。
翌日に大人料金で観た思い出があります(苦笑)