言えば釣りです。 九州は海に面しており幼少期より山と海に育てられたような
もんです。 自然環境が整っている中で釣りに行かない手はありませんね。
実は、昨年は予約に出遅れてしまい佐世保相浦のシーズナルにお世話になった
んですが、今年は気合を入れ数か月前に予約しました。 1日8名に限定されて
いるためGWは早々に予約満タンになってしまうのです。
さぁ、2年ぶりの平戸屈指のジギング船 幸漁丸 果たして結果はいかに・・・
1.移動 4:00~
船宿が近いってのは本当に楽ですね。 睡眠不足や船酔いの心配も減りますか
らね・・・ 実家から幸漁丸のある早福港(はいふくこう)までは約45㎞です。
早朝であれば信号もほぼ無いに等しいため1時間もかかりません。 とは言って
3時45分起床 朝支度を終え4時実家を出発します。 気温16℃ 暖かし 4:01

2.平戸大橋 4:15~
春の天候は不安定ですが、前日に確認したところ全然大丈夫で予定どおり6時
出船との事。 平戸島の玄関口となる平戸大橋を渡ります。 関東と違い日の
出時間は約1時間程遅いため、まだ真っ暗です。 交通量も少ないです。 4:15

3.早福港 5:43~
いや、いや今回は超しくじり先生です! なぁ~にぃ~、やっちまったなぁ~
旅は恥のかき捨て? トラブル続出? 人の記憶というものはいい加減なもん
です。 何をやらかしたかって? 昼食買いそびれました! なんてこった・・・
確か、早福港の入り口の近くにコンビニがあったと記憶していたのですが、これ
が無いんですよ。 マジかよ~。 幸漁丸のHPにも、平戸島にはコンビニが2件
しかないため島に入ってすぐのコンビニで買い物しろって・・・ (本当はいっぱい
あります) ない、無いと思いながら早福港入口まで来たものの、こりゃマジで
無い! どうする? 腹が減っては戦はできぬ! 引き返すしかありません!
うわ~ 大幅なタイムロスです! 往復で約40㎞はあります! でも仕方ない!
約1時間前に港に到着する予定でしたが果たして引き返して出航時間に間に合
うのでしょうか? 島のほぼ入口付近にあるコンビニに到着! 食料を調達し
時刻を確認すると5時10分 移動距離は約約40㎞ ま、間に合うの?? 必死
で往復し何とか出航15分前に早福港に到着しました。 何とか間に合った~
とんだ茶番劇? 誰が悪いって自分が悪いのです。 反省!

4.出航 5:56~
何喰わぬ顔して駐車場に車と止め、早々に着替えてタックルを船に積み込みま
す。 そのへんは手慣れているので問題ありません。 先客の方へ挨をして釣り
座を確保します。 っていってるけど残りは当然1か所だけです。 左舷のトモか
ら2番目、後ろから2番目です。 ガラガラで環境いいですね。 タックル3セット、
タックルボックスのみ運び乗船完了! ほど定刻どおり出船しました。 6:07

5.平戸沖(西側) 6:15~
まずは出航してすぐの平戸島の西側で決戦の火ぶたが切っておとされました。
私の場合、荷物を載せただけの状態で短い時間にジグ、フックをセットしドラグ
の調整を慌ただしく行いました。 エンジンが静かになり、プッ!と投下の合図
が短く鳴り響きます。 8名のアングラーは同時にジグ投下開始! 水深約60m
魚信無し! ピッと仕掛け回収の合図が出されポイントを転々とします。 6:28

プッ! 合図と共にジグ投入! シュルシュル・・・ 元気よくジグは海底めがけ落
ちていきます。 放出されるラインが止まり着底 間髪入れずリールを巻きます。
シャクル、シャクル、シャクル! まずはワンピッチで様子を伺います。 と、
その時・・・ ガツン! き、来た~!! 久々のこの感触 手元に伝わる生命体
反応 青物で間違いありません。 しかし手応えが無い・・・ 小さいんです!
船長にタモ入れして頂き無事、ヒラゴキャッチ! まっ、船内ファーストフィッシュ
いいか・・・ 約2㎏くらいか? とりあえず食材キープでイケスへ投入 6:32

ポイントを転々とします。 ポツポツと回りでもヒットしています。 皆さんは地元
アングラーですよね? 会話が無いので良く判りませんが動きは素人っぽく無い
感じがします。 郷に入っては郷に従え! 周りを見て我がふり直せ! 横目で
バレないようにロッドアクションを盗むのです。 シュルシュルシュル~ 着底、
シャクル、シャクル、シャクル・・・ ド、ドッカン~ き、来た~!! 唸るドラグ
音! と言いたい所ですが、全く引きません! 簡単に引き寄せ船長にタモ入れ
して頂き本日2匹目ゲット! ありゃ、ヤズ(イナダ様)でした。 九州地方では
あまり好まれない魚のようです。 皆さんを見習いリリースしてみました。 6:47

6.五島列島北部(宇久島、小値賀島) 7:44~
船長よりアナウンスがあり五島列島北部へ移動するとのこと しばし移動休憩。
天候はくもり波もなく釣りには絶好調って環境です。 海からみる島の景色は
のんびりしており都会の喧騒とは全く無縁で癒し系で良い感じです。 7:18

魚探や地図も無いため現在地の詳細は判りません。 スマホ電池消耗するんで
起動させてません。 この島は、多分宇久島だと思われます。 7:44

こそっとプロッターを覗くと宇久島、小値賀島などが表示されています。 7:49

8時20分 ポイント到着です。 スロー系タックルでのんびり攻めてみるものの
反応はなく、今日も時間だけが空しく過ぎていきます。 本領発揮です! 何か
知らんけど腹が減ってきました。 移動中にドンマイコンビニで購入したおにぎり
を2個食べたような気もしますが、腹が減ってはパワーがでません! どこに行っ
ても止められないメロンパンでエナジーチャージ完了! 行くぜ! おう! 9:28

プッ! 投入の合図です。 シュルシュルシュル~ 着底、シャクル、シャクル、シ
ャクル! 数投目です。 ガ、ガツン! き、来た~ メロンパンパワー炸裂!
こんなにも早くその効果が発揮されるとは、恐るべしメロンパン! グイグイと伝
わるその生命体反応! これは元気が良い! しかし元気がいいだけで重量感
はありません! グイグイとリールを巻き、船長にタモ入れして頂き本日3本目
ゲット! 約2㎏のヒラゴ(チビヒラマサ)様でした。 ジグ:ダイワTB120g 9:55

何だか調子いいのか?悪いのか? 周りではもっと大きいヒラマサが何本もヒット
しているようです。 本領発揮ですね。 船長から2点指摘がありました。 一つ
目はタモ入れ時にもっと魚を浮かせてくれ との事。 今まで何度かタモ入れして
もらってますが初めて言われました。 水中でグルグル回してタモに頭から入る
ようにコントロールしてるつもりでしたが、浮きが少し足りなかったのでしょうか?
多分、船べりから海面までの距離が遠いんでしょうね? それからもう1点、フック
が小さいんじゃないの? それじゃ曲がらないか? って事です。 多分狙ってい
る魚のサイズが違い過ぎるのが原因だと思います。 ご存知のとおり幸漁丸は
大物ヒラマサを釣らせる平戸ジギング船として全国的に有名です。 10㎏オーバ
ー、20㎏も何本も実績ありです。 そんな魚を捕るために過剰なタックルで挑んで
いるような気もしないでもありません。 が、郷に入っては郷に従え! です。
ちなみに私が使っているのは某メーカーのインストラクターもご愛用のガマカツ、
ソイ24号Wフックです。 サイズ的には並み、細軸ですが10㎏位は全然問題あり
ません。 刺さりも最高です。 でも地元アングラーのフックはデカい! 太い!
のです。 帰宅後、カルティバの#9/0 #11/0サイズのシングルでアシストフッ
クを作成したのは言うまでもありません。 1年後に使用かなな? 10:18

船長のアドバイスは貴重ですね。 釣れるんだったら何でも言う事ききますよ!
その後もポイントを転々と移動を繰り返します。 多分宇久島の好ポイントだと
思いますが、同じポイントを何度も流しなおします。 私以外のアングラーは流
す度に数匹キャッチしているようです。 ミヨシのアングラーです。 特に右舷側
は絶好調です。 だってポイントに一番近い位置ですからね。 遊漁船ではどこ
でもチャンスは同じです。 なんて言ってますが、そんな事はありません。 決し
て騙されてはいけませんよ。 流すのであればミヨシかトモです。
だって時間に遅れそうになった自分が悪いんでしょ! そうでした・・・ 12:55

しかし、本当に反応がありません! 周りはポツリポツリと釣れてるんですよ!
えっ? 単に下手なだけだって? その通りでございます。 時は流れ15時25分
ノーヒットノーランでストップフィッシング! 試合終了でございます。 14:57

7.帰港 16:00~
移動中にタックル類の片づけを行います。 約30分程で早福港に到着 16:01

前回もそうでしたが代金はいる払うのでしょうか? 着岸後に清算しましたが、
ポイントカードは渡しましたっけ? いや年に1回なので10年かかりますよ?
でもカードあるんですか? いやきらしており持ってない! ありゃ?
幸漁丸では釣った魚はイケスの中にタイラップなどの目印をつけて確保し、帰港
後に一匹づつ神経〆してくれます。 非常に良いサービスですね。 イケスの中
にはヒラマサの大群がいます。 今日の全釣果です。 多分50匹くらいかな?
8名の釣果です。 私の場合小さかったので目印はつけませんでした。 16:17

手際いいですよ。 チャチャっとワイヤー貫通させ氷の入ったクーラーボックスへ
投入されます。 他のお客さんですが、船上でウロコを取り、内臓まで処理して
クーラーボックスへ投入する方もいました。 自宅へ持ち帰ると処理も大変です
が、船上でそこまでできるといいですね。 汚れた船上はホースを使い海水で洗
い流せば大丈夫のようです。 なんか九州って超ワイルドですね。 16:20

幸漁丸の全景です。 船長は気さくでとても親切です。 でも、元ジモピーとして
は目には見えない上下関係があり変な事言うと、すぐ「くらっそ~」(殴るの意味)
と言われるの言動には要注意です。 そこが面白かったりするんですが・・・

8.帰宅の路 16:33~
船長と同船した皆様に挨拶をして帰宅の路につきます。 当然ですが往路と同じで
移動は約45㎞ 1時間弱です。 いや~ 近いのでラクチンですね。 早朝の悪夢
の出来事とうってかわりのんびりと景色を堪能しながら平戸大橋を渡り17時30分
実家に帰還しました。 しかし、マジで近いですね。 本当に楽チンです。 17:15

9.本日の教訓
人間の記憶なんていい加減! それは自分が悪いのです。 先手必勝! 出来る
時にやる。 買える時、買える場所で買い物をする。 ガス給油も同じですね。
時間に余裕を持って早めの行動が吉を招く。 場所取りもそのとおりでございます。
本当に釣り座で釣果は天と地の差が生じます。
船長のアドバイスは良く聞く。 釣れない時には何か聞いてみるのも手ですよ。
使用タックル
オシアジガーS624 ステラSW8000HG PE4号 リーダーフロロ50lb2ヒロ
オシアジガーS584 ステラsw14000XG PE5号 リーダーフロロ80lb2ヒロ
ゲームSL653 オシアジガー1501HG PE3号 リーダーフロロ50lb 2ヒロ
ジグ:スミス ナガマサ155g ダイワ TB120g グロー
年に一度の平戸、五島釣行ですが十分にジギングを満喫できた1日でした。 船長
同船して頂いたアングラーの皆様ありがとうございました。 またお疲れ様でした。
よ~し、来年こそは大政ゲットを夢見て準備するか・・・ 皆様も是非チャレンジを!