こちら七曲署、第一捜査課・・・ なにぃ~! 道東方面でオオマイが集団で暴れ
てる? ゴリさん、頼んだよ! ちょうさん、ヤマさんも一緒に・・・
そうです、昨年の11月末に標津へコマイ捜査に出かけた時は、まぁまぁの大漁
でした。 しかし、オオマイは・・・ (1匹のみでした)
オホーツクは流氷で釣りが出来なくなる季節となります。 その前にオオマイ捜査
に出かけてみることにしました・・・ 果たして本日の釣果はいかに・・・
1.旭川 → 能取移動 9:30~
しかし、今日ものんびりしています。 出動は9:00のはずが・・・ いや~、今年は
マジで雪の量が多いです。 まずは、除雪作業から・・・ 9:06
本日の天気予報は? じゃなくて、留萌・増毛方面は暴風雪警報が発令されてお
り、全く釣りに行けるような状況ではありません。 オホーツク、道東方面は、それ
程荒れていないようで、晴れマークも付いています。 流氷が接岸する前のチャン
ス日和ですね。 除雪を終え国道39号線で北上します。 全然天候良くないです。
ご覧の通り視界も悪いです。 これが北国の冬ってもんですよ・・・ 9:53
市内から脱出するのに30分もかかり、やっとの思いで旭川紋別道に乗ります。
しかし、な、な、何と交通事故で高速を下ろされてしまう始末・・・ たったの一区間
しか高速走ってません! 路面もアイスバーンだし、吹雪で視界も悪いし仕方な
いかも知れませんね・・・ 速度は控えて、安全第一でお願いします。 10:22
高速道路の通行止めも一区間のみだったので、上川層雲峡から再度高速に乗り
ます。 もう、まったく・・・ 先が長いのに勘弁してくれよ・・・ なんてI・Cを何気なく
通過すると、嫁がこっちは、旭川方面だよと・・・ な、なにぃ~、やっちまったなぁ!
左に曲るのを真っ直ぐ走ってしまったのです。 そのまま進んだら大きな時間的
ロスです! 何やってんの?俺! ダメじゃん! それ程進んでなかったので、
数メートルバックして事なきを得ました・・・ 危ない、危ない・・・ そんなハプニン
グで楽しんだあとは、快調に進路を進みます。 旭川紋別道の最標高ポイント付
近、北見峠だと思います。 路面もスリップしやすく、視界も悪いのは相変わらず
ですが、気温は-15℃・・・ 何もこんな日に釣りになんか出かけなくても良さそう
ですが・・・ そんな極寒の地で大自然に挑む精神が大事なんですよ。 10:49
時々ツルツル滑りながら無事、丸瀬布に到着です。 道の駅で休憩です。 雪道
走行は結構疲れますね・・・ 観光客の方か車も数台止まっています。 11:16
丸瀬布から国道で遠軽町方面へ向かいますが、この道路、異常に滑ります。 天
気も良く、太陽が出ていたりすると表面が溶けて超スリッピーになるんですよね。
信号で前の車がブレーキを掛けたら横を向いてるではあ~りませんか・・・ 私も
ブレーキを踏むと、これまた、リアが左方向にスライド・・・ 速度はそれ程高くあり
ませんが、バックミラーで後ろの車を見ると・・・ これまた、横向き走行・・・ 停止
線付近では、全車きれいに止まってましたが、こんな面白い路面は無いです。
いや~、マジで慣れていないとアイスバーンはヤバイです。 12:02
実は、本日の釣り場、決定打では無く、毎度ののように優柔不断な私です。 網走
港にするか、能取港にするか、はたまた常呂港にするか、湧別港も・・・ どこも
初めての場所なので様子も判らなければ、勝手も判りません。 何となく、距離と
時間で、常呂港に決定しました。 紋別港にも近い?
2.常呂港 13:00~
自宅からの距離は、約180km、移動時間は、約3時間半、これってどうなんでしょ
うか? 半分は高速なので、冬のドライブを考えるとまぁまぁ? 国道238号から
常呂町内に入り、港へ向かいます。 常呂町は、コンビニや郵便局、食事何処も
あり環境的には良さそうです。 港からはちょっと離れています。 なんと道路工事
中につき、再度国道へ戻され、港に向かったのですが高台から見る外海は、超
荒れています。 白波がザップン~、サップン~・・・ ヤバイそうですね。
とりあえず、港の中に入り、偵察開始です。 それより先にコンビニで温めてもら
った弁当でした・・・ 東護岸側に屋根付き作業場があり工事中だったのですが、
その場所に車を止めて弁当を食べながら港内の様子を伺います。 外海も荒れ
ていますが、港内もかなり波があり堤防を越えて波が押し寄せ、寒さで凍ってい
ます。 港内右手は海面に氷が敷き詰められています。 これは厳しい! 13:15
こちらは、漁協の建物です。 お昼休みが終わったのか関係者の方数台の車が
駐車してありました。 漁船はすべて陸揚げされており港内に停泊の船は一台も
ありません。 やはり流氷時期はガリンコ号でないと出漁できないんでしょうね?
しかしですよ、今日は波だけじゃなく、風も相当強いですね・・・ 13:17
お昼ご飯を済ませ、嫁は出撃準備態勢に入っています。 ちょっと、ちょっと・・・
その格好、鏡でみたんかいな? 確認すみとの事・・・ どう思うんよ? 行けてる!
まっ、自分で自覚してるんだったらいいでしょ・・・ しかし、この場所からキャスト
するのには、向風でダメでしょ? と言う事で、港内の偵察です。 釣り人ですか?
こんな環境の中で釣りに来てる物好きは居ません! そ、そうですよね・・・ 13:32
常呂漁港の案内図です。 初めての釣り場は本当に勝手が判りません! 一番
最初に行ったのは右下の防波堤先端部です。 それから写真の下側を左側へ移
動して左上側の方へ移動してみました。 雪は積もっていますが、除雪してあり
車でも移動は可能でした。 2WDでの深追いは禁物ですね。 13:35
上の写真で言うと、左側の上側の中間あたりから港の入り口側(燈台)を望む図
です。 こちら側は風上で良さそうですが海水が超濁っており、こんな状態じゃ
魚は居ないような感じでした。 これじゃダメですね。 移動です。 13:39
仕方が無いので、一番最初に居た場所へ移動です。 おやおや・・・ 釣り人風の
車が止まっています。 どう見ても工事関係者の方では無さそうですね。 ちょっ
と様子を見ていると、やはり・・・ テールゲートから釣竿が見えます。 車を降りて
挨拶をして状況を聞いてみると、コマイの様子を見に来たとのことでした。 投げ
竿1本しか出さないので隣でやっても大丈夫との事で、私も2本の投げ竿をセット
してみました。 向風ですが、遠投する必要は全くないのでチョイ投げで十分で
す。 先客の方は、能取港で午前中にコマイ狙いでやってたそうですが、全く釣れ
ず常呂港へ移動してきたとの事でした。やはり今日は調子悪そうですね。 14:02
港内の潮の流れが激しく竿先がピクピクと動きます。 魚のアタリとは全然違うの
でいいんですが、全く魚信が感じられません。 隣の方も同様で、極寒の中、ポイ
ントを変えてみるものの変化は一向にありません! 嫁は、ブラーにワーム装着
して攻めていますが、全くのノー感状態。 風も強く寒さでキャスト出来る時間は
短いです。 14:00から開始して、時間ほど頑張ってみましたが、もう我慢の限界
です。 しかし、何しに来たんでしょうね? 新地開拓? それもまた釣りの楽しみ
ってもんですよ。 隣の方とほぼ同時に撤収! 写真は漁協の建物です。 この
港には公衆トイレは設置されていないようでした。 14:54
港を出て国道に出るまでの途中の様子です。 結構、外海が荒れてたので港内
に魚が退避してると思ったんですが・・・ 読みが甘い!いや、実力です。 14:55
3.常呂漁港 → 湧別漁港 移動 15:00~
まだまだ時刻は15:00です。 コマイと言えば夜行性ですよね。 日没までには約
1時間ほどあります。 網走港にするか、帰りの事も考え湧別漁港にするか・・・
やっぱり、楽な方を選択するってのが人情ってもんです。 トイレにも行きたいし、
サロマ湖道の駅でしょ・・・ 北海道の道の駅って冬季間閉鎖してある所もあるん
ですよね。 閉店ガラガラ時間も早かったり・・・ サロマ湖は無事開いてました。
駐車場にも8台ほど車が止まっていました。 冬場のサロマ湖は久々です。 そう
言えばサロマ湖の状況ですが、湖半面は雪と氷に覆われていました。 ワカサギ
釣りは確認できませんでしたが、道路沿いの氷は薄そうな感じでした。 15:24
たまには、道の駅の雰囲気でも味わってください。 サロマ湖と言えばホタテです
よね。 今日もしっかり販売されていました。 当然ですが海産物が多いですね。
珍しい土産はないかと物色してみましたが、私の物欲を刺激する格好の獲物は
残念ながら存在しませんでした。 大事な観光客?なのに残念! 15:30
4.湧別漁港 16:04~
常呂漁港から約55km離れた湧別漁港に到着です。 何とか日没前に到着できま
した。 湧別町も国道から港へ向かう道路の途中にコンビニがあり環境は良さそう
です。 本日2ヶ所目の新開拓漁港ですが、マジで初めての場所は勝手が判りま
せん! 到着して早々に港内のチェックです。 案内図で確認し、除雪してある
場所を選びながら堤防へ進みます。 ここ湧別漁港は2WDでも走れる程度の除
雪が行ってあり冬場でも釣りは可能なようです。 16:04
ここはいい感じかな? 上写真の中央の堤防の先端付近から港の入り口(燈台)
側の図です。 右側の港内は、氷が張ってます。 こりゃ厳しそう・・・ 16:06
同じ場所の正面、外海側の堤防です。 時々激しい波の音がするなぁ・・・ なんて
思って、よ~く見てたら、ご覧のとおりかなり激しく堤防を乗り越え波が押し寄せて
ます。 はっきり言って、こんな所で釣りなんかやったら死ねますね・・・ 16:08
更に場所を変えて港内の偵察です。 あっ、ここもこんな厳しい状況で釣りをして
る輩は居ません! 当然でしょうか? いや、誰も・・・ 向い側の船が陸揚げされ
ている場所は海水面が凍っておりつりなど出来る環境ではありません。 ちょっと
移動してみると、とんがり屋根の建物が・・・ こりゃどう見てもトイレですよね。 港
のトイレって冬季閉鎖されていたり汚かったり・・・ ですが、この湧別漁港は違い
ます。 暖房も入っており、しかも蛍光灯も付きます。 しかも綺麗、100点!
港内の偵察はそこそこにして、暗くなる前に竿を投入です。 一番最初に居た場所
へ移動して投げ竿準備開始です。 ちょっと気になるのは港内の潮の流れです。
外海は相変わらずの大荒れ状態ですが、港内も負けていません。 お写真の様
に波打ってます。 決してボートが通過した後ではありません! 16:30
もう、今日は奮発して3本の投げ竿セットです。 奮発してって言ってますが、いつ
もと同じですね。 だって、激寒だし、竿を出すだけでもチンチン縮こまりですよ。
風は無いんですが異常なくらい寒いです! しかし潮の流れマジ早過ぎ! 16:41
餌は、生イソメを使ったんですが、装着してる間に凍ってしまい、これぞ極寒冷地
での釣りの醍醐味って実感がメラメラと沸いてきます。
気が付くと港内は常夜灯が点灯されており釣り場は非常に明るくなっていました。
今日は冬場ですが、夏場も同じなんでしょうか? ここ湧別漁港は私的に最上級
の漁港だと思います。 実は道の駅にある温泉も結構近いんですよね。 16:42
ありゃ、日没のお写真撮り忘れましたよ。 お写真愛好家として失格ですね。 マ
ジックアワーは明日も上演されますよ・・・多分・・・ 西の空には一番星です。
冬の空を見上げ、感傷に浸ってる場合ではありません! 投げ竿を投入した後は
車の中で待機してたんですが、一向に魚信はありません! 常呂漁港と同じで
潮の流れが早く、竿先はフワ~ン、フワ~ンと大きく揺れています。 これがアタリ
だったら良いんですが・・・ 何だかねぇ・・・ どうなってんの? と思い海面を確認
してみたら・・・ こりゃ、何ですかぁ~ ハイそれは氷の固まりです・・・ 17:02
それにしても激しく大きく竿先が動きます。 今日は釣りに来たんですからね。 1
時間位は頑張らなくては・・・ しかし、寒さには勝てません・・・ もう、努力と忍耐
の限界です。 た、隊長・・・ もう終わりです! りょ、了解~!! 激しく動く竿先
の正体は・・・ 海底でもんどり打つ藻でした・・・ こんなもんが仕掛けに絡んでた
ら竿先も激しく動きますよね・・・ 3本とも同じ状態でした・・・ 17:35
実は、2本目の竿を片付けた時点で、指先が死亡しました。 霜焼け必至です。
一旦、車に退避してお手手を温め直し、3本目を片付けました。 もう指の感覚は
有りません! これぞ、真冬の北国の釣りです! 男らしい! 17:47
あれ~・・・ 今日は何の日でしたっけ? 真冬のドライブ? 良いんですよ、これ
こそが趣味ってもんです。 魚に巡り合えなくても・・・ 決して釣れなくても・・・
ちなみに外気温度は-10℃でした。
5.道の駅 かみゆうべつ温泉 チューリップの湯 18:11~
早々にシッポを巻いて湧別漁港から退散し、本日唯一の楽しみ温泉です。
近所にスキー場もあり、温泉客の方は多めです。 超冷え込んだ心と体を温める
のには打ってつけです。 日帰り温泉は500円と超お徳感満載です。 露天風呂
で満点の空を見上げながら最高の一時を過ごします。 思わず、ぅあ~・・・ 中年
オヤジ炸裂! 久々に露天風呂で髪の毛が凍ってバリバリになりましたよ。北国
の温泉って楽しいです。 入浴お客さん多かったので写真は無いです。 18:12
約1時間ほど温泉を満喫し、レストランで夕食です。 地元食材を使った名物?
塩味うどんを頂きました。 850円だったかな? かきあげ、かき2個、半熟タマゴ
がついていました。 味は、普通の塩味で60点くらいかな? 好みです。 19:16
6.湧別 → 旭川 移動 144km 19:30~
夕食を済ませ、早々に帰路につきます。 約144kmの移動でしたが、朝ほど天候
の乱れも無く、高速を使い2時間半で22:00無事帰還しました。
コマイの調査でしたが、行ってみなけりゃ判らない! 釣りは自分の足で稼げ!
なんて言われてますが、ブログの情報があればそんな苦労はいりません! で
も実際に行動を起こさないと釣れませんからね・・・
そんな北国の生活、極寒地での釣りが大好きです。 本当かよ・・・?