ここ湘南サニーサイドマリーナへ初めて来たのは今年2月 冬季燃料無料
キャンペーンで夏場の相模湾カツオ・マグロに参戦すべく現場の雰囲気
を掴むために通い続け今回で8回目となりました。 季節は夏! シーズ
ンインしているのか定かではありませんが、サラリーマンの生きる希望と
勇気の印、有休休暇に望みを託しやってきました相模湾 果たして釣果
はいかに・・・ 簡単じゃないって事は100も承知だ! かかって来い!
1.移動 5:20~
梅雨の合間で路面はウエット状態 何とか天気は持ちそうな曇り空の中
期待を膨らませ湘南サニーサイドマリーナへ向け出発! 気温23℃
途中休憩して海の様子を確認 対岸は伊豆半島 今日も釣れそうな感じ
が漂っています。 よ~し今日こそ釣ったるでぇ~・・・ 待ってろ! 7:10
2.湘南サニーサイドマリーナ 7:30~
7時半、マリーナへ到着。 のんびり着替えてる間にスタッフの方も出勤さ
れ正門が開きます。 荷物をボートへ運びタックル準備を行い受付を済ま
せます。 約30分で準備完了! 今日もヤマハのSR-Xです。 7:59
3.出航 8:27~
スクリュー、船体のチェックを終え、注意事項を確認し出航! 8:28
4.相模湾3号ブイ 9:07~
それは秘密です! 燃料無料キャンペーンの恩恵をうけ、相模湾に浮
かぶ漁礁へ数度行ってポイントの確認を行っていました。 大海原にピン
ポイントで設置されているブイへの移動は魚探にポイントが打ってない限
り目視や、感で行けると思ったら大間違いです。 今日もマリーナから南側
に位置する相模湾1号ブイを目指すために南下しましたが、何とも向かい
風でスプレーの猛攻撃を受けます。 波も超うねっておりややデンジャラ
スゾーンに入ってる感じです。 こりゃ無理だね! ってことで作戦変更!
ほぼ真西へ向かうルートで相模湾3号ブイを目指します。 レンタルボート
の魚探にブイのポイントが打ってないため簡易地図を目安に江の島、富
士山を基準に自船の位置を確認しながら水平線の彼方に見えるブイを探
して進みます。 あっ、あった! 確認できてから結構時間がかかりました
が無事相模湾1号ブイに到着しました! カツオ、マグロの戦場と化すポイ
ントですが遊漁船、プレジャーボートの姿は皆無です。 魚不在? 9:07
ややうねりがありボートが上下しますが早々にパヤオ廻りでジグ攻撃開
始! 水深628m? 深海ですね。 この魚探にそんなパワーがあると
は思えませんが多分そのくらいの水深なんでしょうね? 魚の反応は良
く判りません! 次回のために魚探でパヤオの場所を記録。 9:20
魚探の反応はありませんが50m程ジグを沈めてワンピッチでしゃくってい
ると・・・ ガ、カツん! き、来た~! カツオか? はたまた本命キハダ
か? えっ? 全然手応えなし? しかし、小っちゃくてもロッドに伝わる
生命体反応! にゃんだ・・・ バーさ~ とりあえずキープ 9:28
ボートは南風の影響をうけ北側湘南海岸方面へ1.2ノット程で流されます。
しかし、パヤオのファーストフィッシュがサバとは何とも期待外れです。
その後も数匹追加しますが、うねりが大きく嫁がややグロッキー気味・・・
午後から更に風が強まる予報なので早々にマリーナ方面へ移動開始。
因みに江の島まで5海里、マリーナまで7海里程の位置に居ます。 真横
に波を受けローリングしながらやや困難な状態で岸へ向け移動開始 が、
先ほどより気にしていた鳥が固まり始めました。 チャンスタイム到来?
行け~!! カツオ、キハダはこの瞬間がたまらんのです。 10:16
鳥は海面めがけ小魚を捕食しているようです。 接近しすぎないように
ボートを寄せ、ミヨシへ移動。 焦る気持ちを押さえ、キャスティングタッ
クルを手にしてルアーを投げ込む!! ガチャ、ガチャ! ビシッ!
ラインが空を舞う! な、なんなん? えっ? 一瞬何が起こったのか戸
惑ってしまいましたが、何とルアーがキャビン横のロッドホルダーに置い
ていた別のロッドに絡んでしまったようです。 当然思いっきりのフルキ
ャストですよ。 投げた方のロッドは手元から2個ガイドが変形、ルアー
がひっかかったロッドはトップガイドが外れてしまいました。 ガビィ~ン!
どちらもシマノの高級ロッドオシアジガー こりゃ参りました・・・ 10:21
頭を過るのは、魚の群れはどこに行った! まだ間に合うか? じゃ無い
でしょ! ロッドは修復不能か? 修理費はどのくらい? 痛い出費・・・
ルアーのたらし量が少し多かったようですね。 何やってんの? 俺?
そんな事で凹んでいる場合ではありません。 鳥山を追いかけた様子の
航跡です。 結構鳥が騒いでおり追いかけてるだけで超楽しい 10:33
江の島との距離感はこんな感じです。 5海里 約9㎞くらいです。 10:34
かなり心へのダメージを受けてしまいましたが、気を取り直しマリーナ方
面へ移動します。 でも鳥の動きが実に怪しいんですよ。 相模湾はこの
時期ベイトが多いんでしょうか? マジで期待だけが膨らみます。 10:59
5.亀城根沖 11:09~
海が荒れる前に亀城根の沖へ移動してきました。 やはり気になるのは
壊れてたロッドです。 オシアジガーS642 トップガイド外れ・・・
まぁ、道具は消耗品です。 姿あるものは消えて無くなる運命・・・
気休めにもならん! でも冷静にみると修復可能そうですね。 11:20
キャスト用のロッド2本は使用できませんが、ライトジギング用のロッドが
あるので亀城根でジグ攻撃を開始します。 水深も浅いポイントで楽チン
です。 午前中に何か一発欲しいところでございます・・・ 11:34
6.亀城根北側 12:05~
魚信は全くなく亀城根北側へ移動 嫁は大きなうねりのため気分は最低?
船酔い街道まっしぐら! しかし魚に対する執着心は人10倍? 100倍?
うねりに対し限界を超えたチャレンジ精神を謳歌するかの如く、ジグをシ
ャクリ続けています。 と、その時は突然訪れたのです!! ガ、ガツン!
大きくブン曲がるロッド、ジッ、ジッ、ジィ・・・ 滑るツインパワーSW5000
XGのドラグ音・・・ 来たよ! デカいよ? 必死に耐える嫁・・・ 12:08
ロッドに伝わる激しい攻防戦の様子。 かなり高速で突っ走っているよう
です。 やや離れた所で大きくジャンプ~! あっ、こりゃシイラです!
海中に潜ってはまたジャンプ! さらにまたまたジャンプ~! 見てる方
はバラさないか冷や冷やもんです。 私はタモ係長に徹し見守ります。
格闘すること約3分 暴れる好敵手をうまくいなし無事ネットイン! 相模
湾 夏の風物詩? 約75㎝のシイラ様。 チィ~ラじゃないよ。 12:11
何とか目論見どおりの午前中の1本ゲット! 海には夢と希望、ロマンが
ありますね・・ 相模湾もすっかり夏の様子となりました。 12:21
7.ランチタイム 12:22~
午前中は色んなドラマがありました。 気が付けば12時を過ぎているでは
あ~りませんか・・・ と言うことで得意のメロンパンランチタイム 12:22
8.午後の部 12:35~
午後の部は移動せずに亀城根の北側をドテラで流します。 心とお腹を
満たしジグ攻撃してると・・・ ガ、ガ、ガツン! き、来た~!! 元気に
ロッドが絞りこまれ手に伝わる明らかな生命体反応・・・ ニャンダ?
ありゃ、おめぇじゃねぇっつうの! 草フグ・・・ 速攻退場! 12:49
気を取り直し続けてジグを動かしていると・・・ 着底と同時にヒット~!
握るロッドに伝わる生命体反応! ゴン、ゴン! にゃ、ニャンダ???
しかし、重量感やパワー感は伝わらんのです。 あっちゃ~ 何ですかぁ?
はぁ~い、人と言う字は・・・ おめぇじゃねぇよ!! 速攻退場 13:02
何だかなぁ~ かい、かいの阿藤快? 更にジグをシャクっていると・・・
フワッ・・・ あれ? 何か抵抗感ないんだけど・・・ や、やられた・・・
樋口カッター・・・ もう、全く嫁と違っていい所ありません。 13:06
まぁ、魚探の反応はそれなりにあるんですが、映るから釣れるって保障は
どこにもありません・・・ なかなか経験少ないので難しいです。 13:18
9.帰港 13:45~
相模湾は一応太平洋に接しており外洋レベルの波の影響を受けると言っ
ても過言ではありません。 いつもは東京湾内での釣行ですが、相模湾の
ような大きな波長の長いうねりを伴う場所での釣行経験はありません。
何が言いたいのかって? 嫁がうねりによる船酔いに襲撃されてるって話
です。 船酔い経験のある人はご存じのとおり地獄です。 耐えるに堪え
がたい状況の中で釣りを続ける理由はありません! と言う事で撤収!
マリーナ前の定置網横の航行ルートは本当に気を付けないと網に絡んで
しまいそうです。 赤ブイの右側と定置網の間を航行します。 13:51
通常15時上がりとなりますが、マリーナへ帰港の連絡を入れ桟橋で待機
して頂きました。 1時間程早く帰港しました。 港内は平和です。 13:54
船を降りると船酔いは当然治ります。 体調は完璧とはいえませんが
ボートから荷物を運び、軽くタックル類を洗い清算を済ませます。
今日の気温は30℃オーバー シャワールームを借りて潮と汗を洗い流
しました。 夏場の帰港後のシャワーはとても気持ちいいです。 14:10
10.帰宅の路 15:28~
1時間早く帰港しましたが、片付け、シャワーでタイムロスし15時半 毎度
のルートで彩の国を目指します。 夏場の金曜日はやや渋滞気味です。
首都高 川崎、羽田付近の電光掲示板 渋滞なし? 17:04
首都高 品川 冬場と違い高層ビル群はその姿を露わにしてます。
夜景の方が綺麗ですね・・・ 道路は渋滞も無く超快適です。 17:13
11.釣具屋さん 18:00~
やっちまったもんはしょうがない! 壊したロッドの修理依頼のため最寄り
の釣り具屋さんへ立ち寄り無事彩の国へ帰還しました。
移動距離:約90㎞ 所要時間:約2時間半 気温24℃ 途中から雨
12.本日の経費
レンタルボート SR-X 夏シーズン6H 13300円 燃料代 21.9L×222円
4861円 割引券ご利用 -3000円 合計:15161円 まぁまぁ・・・
13.本日の教訓
いや~・・・ 何と言ってもキャストする時は廻りの状況を良く確認するって
事ですね。 焦りは禁物です。 特に鳥山が立ってる時などは要注意です。
今回は人間様に掛からなかったので本当に良かったです。 ややオーバー
ヘッド気味でたらしも長かったのが原因です。
反省・・・ それから波長の長いうねりは船酔いに要注意です。
私の場合、銚子沖などで経験してるんで大丈夫ですが同乗者が居る場合
船長として体調確認が重要ですね。 即決で帰港することも大事です。
今回は相模湾の洗礼を受けたような気もしますが、力強いシーラの引きも
堪能できたし、カツオ・マグロに一歩近づいた気がします。
さぁ、皆さんも夢を求めて相模湾へ出動してみては・・・ 次こそは・・・