パンドラの箱を開けるとちむがいた

書くスピード早いですが、誤字脱字多し。

9冊目

2006-05-07 03:44:11 | Weblog
○9「図解で見やすい!日本がわかる経済ニュース」日本経済研究プロジェクト、2005、学習研究社



感想:
4月26日付けの6冊目と同じような本かと思いきや、切り口が面白く、
小さい字で書いてある解説も参考になりました。業界の今後の動向も書いてあり、
さすが学研といった内容でした。

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8冊目

2006-05-05 02:22:52 | Weblog
評価方法を若干補足・変更します。下記内容で過去分も適用します。
☆・・・うう(ぜひ買って繰り返し読むべきです)
◎・・・買っても良いよ(面白かったが、お金があったら買っても良いね)
○・・・図書館で借りましょう(面白かったが買う必要はありません)
▲・・・んー!?(内容のレベルが低いです)
×・・・笑(問題外、時間の無駄です)

限りなく☆に近い◎8「経営者を格付けする」有森隆、2005、草思社



感想:
面白い。作者がジャーナリストなので、ズバリ書いています。
しかし、全体的に業績が良い会社については評点が甘くなっています。
これは仕方ないことでしょう。

三菱Gの会社については、考えの浅い輩がよく賞賛していますが、
この本では、ばっさり切っているので爽快です。特に商事の「株価が資源・石油と同じ
ように動くので、市場ではLNGや鉄鉱石を扱う資源の会社と思われているようだ」
というところは失笑ものです。ただ銀行の頭取の評点は高すぎます。
評価することと言えばUFJとの統合ぐらいです。あとは出遅れたバブルの遺産で食って
いるようなものです。

また、巻末には普段ぼくが思っていることと全く同じことが書いてありました。
経済ジャーナリズムの衰退として、「ビジネスコーナーでのトヨタ、日産、
ホンダ本の氾濫」を指摘し、それを「歯に浮くようなヨイショ本ばかりだ」
と切っています。また「本書では取材しやすくて秘書や広報部長が資料をそろえて
くれるマスコミずれしている経営者には高い得点を与えていない」と書いています。
久しぶりにホンモノのジャーナリストの本を読んだ気持ち良い気分に浸りました。

この手のヨイショ本を見分ける方法としてぼくも次の3つに気をつけています。
1.作者の経歴→少なくとも専門の分野を一つは持っていることが必要。
  これまで書いた本に一本の筋が見当たらなければ下らないヨイショ本の可能性が高い
2.自分の学歴、経歴、仕事歴を明らかにしない自称「ジャーナリスト」の本
3.学者の本→ヨイショではないが、学者は視野が狭い人が多く、自分の主張に
  固執するクセがあり、読んでいて白ける。

個人的には、
ベスト・・・安居前帝人会長兼CEO
ワースト・・秋草富士通会長、槍田三井物産社長
カッコイイ・・武田武田薬品工業会長兼CEO



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伝統芸能と世襲

2006-05-03 02:45:20 | Weblog
市川團十郎とその息子海老蔵がオペラ座で公演をすることになったとのこと。
歌舞伎の世界は全くしりませんが、多分すごいことなのでしょう。息子さんの
海老蔵は華があり、スターの素質があると何かのテレビで見た覚えがあります。

いつも思うのですが、なぜ歌舞伎は世襲なのか。
ギルド的に自分たちのテリトリーを守っているだけに思います。
小さいころからやっていれば、だれでもそれなりに「型」はできるようになるものです。
これまでも、何代目○○は素質がなかったという例もあったものと思われます。


自由競争で、素質のある1歳~2歳くらいの子どもを集めて、養成施設か何かを造って
競争させていれば、もっと歌舞伎は発展していたと思います(何を発展というのかは別にして)。
こと、この手の芸能については、比較ができないので、初代の團十郎の芸のレベルも
古文書で知るだけで、映像や音声記録が残っているわけではありません。よって、
伝承だけですごさが増幅されているきらいはあると思います。

今後は映像が残って行くので、何代目は「全然だめ」とかレベルが明確になり、
後世に伝わると思います。そのときに歌舞伎が廃れないでいるために、
いまから門戸を開放し、私のようなド素人がみても「すごい」と言わしめる
スターを発掘する必要があると思います。
まあ、歌舞伎なんて全然見ない私が言うのも何ですが・・・。



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