パンドラの箱を開けるとちむがいた

書くスピード早いですが、誤字脱字多し。

パロマについて

2006-08-15 05:27:37 | Weblog
パロマのガス湯沸し器の問題が大きくなっていますが、
この話でどうも「おかしいな」と思うのが、人員削減の話が先行しているところです。

というのも、これまでの不祥事事件では人員削減が表立ってこれほど報道されることはなく、
経営責任を問う声が大きかったからです。
役職員は減給程度で済まし、社長の小林さんは辞任しないとのこと。
これが一部上場レベルの会社なら株主からの責任追及で結局やめることになると思いますが、
オーナー企業の弊害で、相変わらず「喉もと過ぎれば」程度の認識しかないと思います。

この会社、実はぼくが転職するときに、面接を受けました。
転職会社の人から勧められて、面接時間も良かったので、腕試しで行ったのですが、
面接会場の自社ビルに入って、事務所受付に上がっていった途端に、「この会社は止めておこう」と思いました。
まず、事務員が誰一人挨拶しない(8人程度社員がいた)、雰囲気が暗い、商品が廊下に山積みされている等です。
適当に面接を終わらして後にしましたが、通っても断ろうと思いました。

また、今の会社でも、パロマから転職してきた人がいて、その人に話しを聞くと、
小林社長はよく現場に来て、「出来の悪いのは首にする」見たいな事を冗談ながらにも吹聴するとのことで、
それが嫌で本人も辞めたとのことです。
ただ、その人も社内で噂になるほど仕事ができないので、「こんなレベルの会社だったのか」と驚かされます。
(そんな人間を採用したうちの会社もどうかと思うが、採用した上司に聞いたところ、「だまされた。失敗した」とのこと)。

非上場会社でもサントリーなど社会に認められた会社もありますが、
パロマは今回の件で、「半人前」のオーナー企業と広く認知されたと思います。
ぼくも面接前に一応、会社内容について調べましたが、秘密主義の会社でほとんど内容がわかりませんでした。
売り上げは400億~600億程度だったと思いますが、
数年前に売り上げ1000億円~1500億円程度のアメリカの大手給湯器メーカーを買収して、
連結ベースで業界最大手のリンナイに並んだようです(記憶ベースなので数字は曖昧です)。
日経新聞では実質無借金で余裕資金600億円あると書いてありますが、それが本当なら優良企業だと思います。
HPでは同族ではないようなことが書いてありましたが、これは嘘でしょう。

おそらくこの会社は今後も変わらないし、メインバンクはチェック機能は放棄して金儲けに走っているし
(財務内容は悪くないし、海外比率が高くてデリバとかで儲ける機会も多いし、オーナー会社なので相続等でも儲かるし、
かなり銀行にとっては良いお客さんだと思います)、市場からの圧力もかからないので、
経済産業省の徹底した原因追求により、相応の責任を取らせてほしいと思います。
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