静と動の趣味日記

以前習った押し花作品やエコクラフトバックなどを掲載。運動不足解消に始めた卓球の事や旅先の事を気ままに書いています。

トルコ旅行(5)

2011年07月22日 | 旅行

6日目

アンカラエクスプレスで、早朝イスタンブールに到着し、待っていたバスに乗り込み、市内観光に行きました。

最初の観光は、「リュステムパシャモスク」という所で、ここは他のモスクと違い、商店街の中にあって、狭い階段を登った2階にモスクがありました。
2階にモスクがあるのは珍しいのだそうで、外観はシンプルですが、中はとても綺麗でびっくりしました。
壁には
イズニックという町で焼かれた綺麗なタイルやステンドグラス、多数のランプなどで飾られていました。
大宰相リュステムパシャが、彼の奥さんのために、作ったものだそうです。


リュステムパシャモスクのステンドグラス


リュステムパシャモスク・ドーム天井


リュステムパシャモスク・綺麗なタイルとランプ

次は「
スルタンアフメット・ジャミィ」で別名「ブルーモスク」として有名で世界遺産に登録されています。
このモスクは14代スルタンのアフメット1世によって建てられたイスラム寺院で巨大なドームの周囲に立つ6本のミナレット(尖塔)が有名だそうです。
ミナレットとはお祈り(1日5回)が始まる15分前に「お祈りの時間ですよ~」と市民に知らせる為に、歌を歌うための塔で、今はスピーカーから流していました。

イスラム教の寺院、モスクではメッカ以外は通常4本までしかミナレットを立てられないことになっているそうで、ミナレットが6本もあるのは、このブルーモスクだけだそうです。
どうして6本もミナレットがあるのかというと、スルタンアフメット1世が「アルトゥン(黄金)の塔を作れ」と言ったのを建築家が「アルトゥ(6本)の塔」と聞き間違えたと言われているとの事でした。

モスク内部は青い花柄のイズニックタイルがびっしりと飾られている所から「ブルーモスク」と呼ばれるようになったそうです。
ドーム内には260個もの小窓ステンドグラス、シャンデリアのように沢山の電球が丸く並べられていて
とっても幻想的でした。


ブルーモスクの正面・観光入口は右側裏


ブルーモスクの素晴らしいステンドグラス


ブルーモスク壁面の青いイズニックタイル


ブルーモスクの6本のミナレット

「ブルーモスク」の向かい側には「アヤ・ソフィア」というモスクがありました。
「アヤ・ソフィアは」は西暦360年にキリスト教会として完成し、その後イスラム教のモスクになったそうです。
その時、ドーム内に描かれていたキリストやマリア様のモザイク画は漆喰(しっくい)で塗りつぶされ、トルコ共和国時代に入ってからの大修復で、現在のようなモザイク画として蘇り、博物館として使用されていました。
聖堂のギリシア様式の柱の色がばらばらなのは、アルテミスやエフェソスの古代神殿に使われていた石材を運ばせ使ったからだそうです。


アヤ・ソフィア


アヤ・ソフィアの内部

次は「トプカプ宮殿」へ行きました。(宮殿内は撮影禁止でした)
ここは1472年にイスタンブールを征服したメフメット2世が建設し、歴代のオスマン帝国の皇帝が増築をしながら、約400年にわたり居城とした場所で、現在は博物館です。
広大な敷地に4つの庭園といくつかの建物があり、「宝物館」には柄に3つの大きなエメラルドをはめ込んだ黄金の短剣や、86カラットのダイヤモンドなどが展示されていて、他の建物の中にもいろいろ高価な装飾品などもありました。
オスマン帝国の強大な権力と財力の凄さには、びっくりしました。


トプカプ宮殿全体の模型


トプカプ宮殿の豪華の入口


トプカプ宮殿の古い絨毯(沢山のトルコ石や宝石が付いている)

「トプカプ宮殿」からバスで移動して、昼食後、「グランド・バザール」に行きました。
そこはイスタンブール最大のマーケットで、4000軒もの店が並び、皮製品、宝石、トルコ絨毯、土産物、雑貨などが売られていました。
その後、ガイドさんの計らいで、日本の銀座みたいな所という、イスティクラル通りを散策しました。
歩行者天国みたいな感じですが、道の真ん中に「トラム」と言う電車の線路があり、両側にはラコステやアディダスなどのブランド店が何軒か並んでいました。

今日の夕食は「キョフテ」ですよと言うガイドさん、どんな物か思っていたら、日本の肉だんごみたいで、スパイスとハーブがきいたものでした。
メインのキョフテより、見た目はインド料理のナンですが、ナンよりも薄くて、大きく膨らんでパリッとしたパンの方が珍しかったですね。

パリッとしたパンとチーズ、まめサラダ

チーズ
夕食の時、添乗員さんが「今日は皆さんの中にお祝いをしたい人がいま~す」と言うので、何だろうと思っていたら、さんの名前が呼ばれました。
!そうだった!」添乗員さんからのプレゼントとツアーの方々にハッピーバースディの歌を唄っていただきました。
この思いがけない誕生祝に、さんは照れながら感謝の言葉と、最後にトルコ語で「テシェッキュルエデリム(ありがとうございます)」とのべました。
とっても温かな気持になる、素敵なひと時でした。皆さんありがとう!

夕食後は、オプションで民族舞踏とベリーダンスの鑑賞をし、ホテルに向かいました。

7日目に、続きます。
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