主税日記 - 藤本主税公式ブログ

ロアッソ熊本 藤本主税の素顔がわかる公式ブログ!

(T_T)

2013年02月17日 | Weblog
今日はU-17日本代表との練習試合があり、大勢の見守る中で大勝できて、プライドは見せられたかなと思う。

そんな中、後半早々に怪我をしてしまい、個人的には最悪の結末を招いてしまった。現時点で怪我の状態に関しては勝手にココでは書けない事情があるので書けませんが、正直ショックは大きい。。。

圧迫とアイシングの繰り返しで今日は眠れないから、ゆっくりサッカーの事を書こうかなと。

今日の試合は相手が代表とは言え、高校生が相手だったので、スピードやパワーでは自分達に分があるのは分かっていた。だからと言って、それで勝っても面白くないし、サッカーの中身で上回りたかったので、かなり気合の入る一戦だった。

代表の監督である吉武さんは、色んなメディアや他人から聞いた感じでは、非常に理想の高い、面白いサッカーをする方だという事だったので、スゴく楽しみにしていた。

実際に対戦してみて思ったのは、選手のポジショニング、ボールの回し方という部分に関しては、かなりハイレベルな内容だった。数的有利な状況の作り方が上手かったし、守ってる側にとってみたら、俗にいう「嫌なポジション」を代表の選手たちがとってくるので、誰が誰をマークするのかが難しかった。その辺りは、かなりTRでもやっている感じがしたし、クレバーな選手を選んでいるなという印象だった。

少し話がズレるけど、今のサッカーの"流行"と言えば『ポゼッション』なんだけど、じゃあ何が『ポゼッション』なんや?って…この部分に触れてみたいと思う。

この前も、新人の森川泰臣と「ポゼッションって良く聞くけど、何をもってポゼッションって言うのかなぁ?」という話になった。

結論から言うと、答えがいっぱいあってどれが正解でどれが不正解か分からんし、どれも正解と言えば正解…みたいなことになってしまうけど、絶対に外せないのは"ボールを失わない"という事。

最近のJ2でもそうだが、ポゼッションサッカーをやる!っていうチームが増えてきたと思うけど、何でポゼッションサッカーをする事が勝つ事に繋がるのかと考えたら、ボールを失わない事で、攻撃回数が増え、自然と得点の確率も上がる。これがポゼッションサッカーの大きな意味する部分だという、勝手な解釈に行き着いた。

でも、もう一つ外してはいけない大事な要素がある。それは、目的が何なのかを忘れてはいけないという事。もちろん目的はゴールを奪う事であり、その為にはゴール前にボールを運ばないといけないし、自陣でいくらボールを回していても意味がない。

自分なりにまとめると、目的を常に強く意識した中で、ボールを失わず、効果的にボールを保持すること、これがポゼッションの意味するところだと思う。

話を戻して、では今日の試合ではどうだったかというと、お互いにボールを保持することは意識的に行われていたと思う。でも、ロアッソ熊本の方が目的を強く意識してやれていたのかなという印象がある。代表チームにボールを保持されてる時間はあったが、決して怖さはなかったし、ペナルティエリアの中に侵入されたのは1回だけだった。(自分がプレーしている時間内では)

まだまだロアッソも物足りないモノはあったが、効果的に背後を狙えていたし、カウンターの迫力もあった。チャンスも多く作れていたので、結果を見ても納得の内容だったように感じる。(とは言っても、相手は高校生なので威張って言うほどのものではない)

綺麗にGKからパスを回してゴールまで結びつける、これが一番の理想である事は間違いない。ただ、結局ゴールが生まれる場面というのは、カウンターであったり、相手のミスを突いた時であり、綺麗事ではゴールは奪えない。でも、カウンターや相手のミスを突くというのは、偶然ではなく、必然であり、ボールを効果的に保持する事で相手に疲労感が積もってミスが生じたり、効果的にボールを回せている時は、守備に切り替わった時も良いポジションにいる事になるので、カウンターの備えにもなる。

今日の試合は、そういう基本的な事を確認する上で大事な一戦になったし、良い部分もたくさん見られ、スゴく有意義な試合だった。

開幕まで後2週間、チームとしての成長はもちろん、個々の成長にはもっと期待したい。

何度も言うが、若手の台頭なくしてJ1への道は見えてこない。とにかく死ぬ気でガムシャラにやって欲しい。今日の俺が怪我した事をチャンスと思うのか、何も感じないのか、そういう部分をOFF明けで見られたら嬉しいね。

当然、俺も一日でも早く復帰して、若い奴らには負けたくない!という強い想いがある。開幕のピッチに立てるように、全力で回復に務めたい。


では、アイシングに入ります。。。