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東京ヴェルディ戦

2012年07月23日 | Weblog
4ヶ月ぶりのスタメン出場となったこの試合、自分にとっては2回目の開幕戦のような気持ちでピッチに立つことになった。膝の状態やコンディションを考えると、90分やるというよりかは、行けるところまで行こうと自分でも思っていて、はじめから飛ばす気持ちでいた。

まずは内容から。ヴェルディの強みは前線のタレントであり、彼らに自由を与えないことが、今日の一番大きな守備面でのポイントだった。4-2-2-2という真ん中に人を集めたシステムなので、熊本としては中を閉め、外にボールを配給させるように心掛けた。この点に関してはうまくいったと思う。でも、前半は相手にフリーキックを与え過ぎた。あの失点場面だけではなく、我慢しなければいけないファールもあった。レフェリーのジャッジが曖昧なのはスタートしてすぐに分かった。それを考えると、あまりにもフリーキックが多過ぎた。

あれでは高さのない自分達には不利にならざるを得ないし、崩しに苦労していたヴェルディにとっては、万々歳となる大きな1点となった。

攻撃はと言うと、良いシーンも何度か作ることが出来た。こちらも初スタメンの北嶋が奮闘してくれて、武富と3人でコンビネーションから崩す場面もあった。数は多くなかったが、守備に追われる時間が長い中で、決定機を作れたことは良かった。

相手のボランチが、熊本のボランチにプレッシャーをかけてくることは分かっていたので、ワンタッチをうまく使ってプレッシャーを交わすことを狙っていた。それはうまくいったが、ディフェンスラインからの組み立てで、少しプレッシャーがかかるだけでリスクを嫌い、ロングボールを蹴る場面が何度かあったので、あそこは自信を持って繋ぐ気持ちが欲しかった。ワンタッチというイメージがあれば、多少プレッシャーがあっても交わすことはできる。止めてどうしよう・・・では難しいと思うが、ワンタッチを使えばできたんじゃないかなと、そのトライが必要だった。中盤の選手はパスをもらいに行く、でもディフェンスの人はロングボールを蹴ってしまう。これでは前線の北嶋などは孤立してしまい、間延びすることになってしまい、コンビネーションは生まれない。

相手が10人になり、熊本にとっては大きなチャンスではあったが、これはこれで難しい状況になったとも言える。

相手は完全に守備の意識が強くなり、なかなか侵入させてもらえなくなった。前半に熊本が徹底していた中へのパスを遮断する、これをヴェルディにやられたので、外側にしかボールを配給できず、相手の嫌なところにボールを運べなかった。もっと背後を狙うべきだったし、相手のラインももっと下げたかった。熊本が回すボールの位置が低いこともあり、数的有利のはずのチームの戦い方ができなかった。相手の背後を狙い、そのクリアボールを高い位置で奪うなど、背後があってはじめて足元のパスが生きるわけで、それが全体的にチームとしての狙いとして曖昧だった。

俺や北嶋が新たに加わったことで、パターンやコンビネーション、雰囲気など、プラスの要素もあったと思うが、それが勝利につながらなかったこと、もっとできたんじゃないかという、消化不良の部分など、終わってから色々考えるとこが多かった。とにかく悔しかった。

それでも、北嶋と終わって話をしたけど、もっと良くなる、手応えはあったね、というポジティブな言葉が多かった。練習では不安な部分も少しあったけど、試合をしてみて、やれる!という手応えを感じられたことは良かった。

これから夏場を迎え、チームが苦しくなる時に、自分や北嶋がチームを引っ張り、しっかりと勝ち点を積み上げれるように貢献して行きたいと思う。

柏時代の北嶋ファン、大宮時代の藤本ファンと、今日は賑やかなサポーター席だったことが嬉しかった。本当にたくさんの応援ありがとうございました!結果として応えられなかったけど、また次も顔晴るので、応援宜しくお願いします。

今日は強行日程での帰熊です。熊本着は夜中の3時半予定、負けると辛い・・・この長旅。これから北九州空港から熊本までバスで3時間弱 f^_^;)

2日間のオフをリフレッシュして、ゆっくり休んで、また来週から顔晴ります。