千葉戦

本当に素晴らしい試合だった。

この試合の意味合いは大きくて、書きたいことも山ほどある。

まずはシステム。この試合、今までの3-4-3のシステムから、4-4-2に変更して、対千葉の対策として大きな勝負に出るシステム変更となった。結果として、高木さんの綿密な分析と、大胆な戦略に脱帽するしかなかった。ここ数試合、3-4-3のシステムが機能しだして、前節も勝利している中、思い切ってシステムを変えることは勇気がいるし、揺らぎない自信と、突き進む決断力がいると思う。多分、ミーティングで初めて聞いた選手の多くが、「えっ？」となったことは、正直否定できないと思う。

でも、高木さんの強い気持ちを感じたし、細かな戦術の話を聞いて、「いける！」と感じた選手も多かったと思う。

この時大事だったのは、このような大鉈を振るう采配に対して、スタッフと選手の間に、ギャップができなかったことが良かった。みんながこの戦略に賛同して、やり切る勇気を持ち、チームが一丸となって戦うこと、これが今のチームには感じることができた。それがあの大き勝利に繋がったし、チームとしての成長を確信することになった。

細かな部分で言えば、千葉の攻撃的中盤の選手が中に入ることで、サイドバックが高い位置にポジションを取る。千葉の得意なサイド攻撃を封じるために、組み立て時の中へのボールを遮断する。多少熊本のサイドハーフが下がらされても、相手の攻撃の得意な部分を抑えることで、カウンターを狙い、リアクションのサッカーに持ち込むことを選ぶ形となった。

これが功を奏して、守備が安定することで、守備一辺倒ではなく、攻撃にもリズムが生まれ、首位の千葉相手に、対等な戦いができた。カズキも前線で起点になっていたし、拓や養父もボールをしっかり落ち着かせてくれて、攻撃のテンポをリードしてくれた。特に守備の選手が最後まで集中を切らさなかったのが、この試合を取れた大きな要因だったと思う。ダイスケも久しぶりの先発だったけど、落ち着いてやり抜いてくれた。

とにかく、一つ一つ上げればキリがないくらい、ほぼ100点に近い試合内容だったと思う。

タケのゴールは、わざわざ俺が書かなくても・・・と思うくらい、素晴らしいゴールだった。あのシュートを打つタイミング、是非とも子供達に見習って欲しいね。メチャクチャ難しいけど。。。

「才能」と言えばそれまでかもしれないけど、タケはシュート練習もスゴくやっているし、努力の結晶とも言える。トレーニングでも、特にゴールへの意欲はチームで一番強い。日々の積み重ねが「運」さえも引き寄せてるんだと思う。ホントに頼もしい。

自分の事を少し書きたいんだけど、まず感謝の気持ちを伝えたい。主税コールは久しぶりにシビれたし、込み上げてくるものがあった。長かったリハビリの辛さや苦い思い出も、一気に吹き飛んだ気がした。ホントにありがとう！試合に出られなかったのは残念だったけど、みんなの前に出るまで、また一週間ある。ホームに関して言えばあと二週間ある。日増しに膝の具合も良くなってるし、昨日より今日、今日より明日、コンディションも上がってくると思う。チームの力に少しでも役立てるように、みんなに元気な姿を見せられるように、自分の準備もしっかり進めていきたい。


大雨の中、最後まで大声援を送ってくれたファン、サポーターのみんな、ホントにありがとう。これぞホームゲームという試合だったのも、みんなのお陰だったと思う。

またこの感動をみんなと味わえるように、そして、今度は自分もピッチの中でそれを感じられるように、顔晴っていきたいです。

これからも応援頼みます！

次節岐阜戦、是が非でも3連勝。。。したいね！