主税日記 - 藤本主税公式ブログ

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徳島戦

2012年07月30日 | Weblog
これから大分へサテライトの試合に向かいます。

昨日の試合、まずは負けたことを受け入れるのに時間がかかった。それは、チーム的な要素と個人的な要素の両面があって、言葉では言い表せれないくらいの感情があった。

個人的な要素はひとまず置いといて、チーム的な要素を書きたい。

2連敗をして、上に食らいつくにはどうしても負けられない試合だった。これは選手だけではなく、熊本に関わるすべての人が認識していたことだと思う。それだけ重要な一戦だった。

立ち上がり、熊本としてはそれほど悪くなかった。ブロックを作って守る徳島相手に、ボールポゼッションをしながら試合をコントロールしていた。なかなか中央へは侵入させてもらえなかったが、それは試合前からミーティングでも話していたし、慌てることなくボールをキープしていれば良かった。

ただ、この"慌てることなく"という部分がポイントで、がっちり守ってくる相手に対して、こちらがシビレを切らして突っ込んでいっては、相手の狙いにハマってしまう。それは打開策にはならない。相手の外側でもイイから、ボールを動かしながら隙を見つける。そのタイミングを常に狙いながら、ここぞ!という判断で、その時に中央を経由して崩しにかかる。サイドチェンジもイイだろうし、バックパスしても構わない。それを繰り返し、リズム良くボールを動かすことが大切だった。逆に相手がシビレを切らして前に出てきたらチャンスになるわけで、その駆け引きがうまくいってなかったように感じた。

結局自滅の2失点。相手の術中にハマった形で前半が終了した。

後半に入り、気持ちを入れ替えて臨んだが、なかなか形が作れなかった。途中から俺が入って4-4-2になり、中盤を厚くしてボールを動かし、少しアグレッシブさが出たとは思うが、最後の崩しでアイデアが乏しく、結局自滅の3失点目。完全に流れが熊本に傾くことなく、試合が終了してしまった。

『魔物』が居たかのように、全く崩されもしない中での3失点は、目を覆いたくなるような、穴があれば入りたくなるような、恥ずかしく、情けなく、本当に申し訳ない気持ちで一杯だった。

結果論ではあるが、終わってふと気になるのが、徳島のメンバーが発表された時、半分くらいメンバーが変わっていた。特に主力とされていた選手が出ないことを知り、少し油断のようなものがあって、それがあのような自滅の3失点を生んでしまったのかなと思ってしまう。

誰が悪い・・・ではない。チームが作り出してしまった負の流れを、誰かが背負わなければいけなくなり、結果的に守備の選手が責任を感じるような形になってしまったこと、チームとしてだけではなく、個人的にも前線の選手として申し訳なく思う。点を取ってあげれなかったこともそう、失敗の一つ一つを、みんなで補っていかなければ、勝利を手にすることは難しい。

ミスの連鎖、負の連鎖、自分たちで招いたこの流れを、成功の連鎖、勝の連鎖に変えられるのも、自分たち次第だということを、しっかり肝に命じ、下を向くことなくやっていかなければいけない。

北嶋が加入して、自分も少しずつ復帰して行く中で、みんなの期待に応えることを使命と受け止めて、トレーニングはもちろん、常にどうすれば良くなるかを考えている。キタジも同じ。俺以上に考え、努力してくれている。

だから、必ず良くなる。勝の連鎖にチームを引っ張っていける。そう信じてやっているので、ファンやサポーターのみんなには心配かけるけど、スタンドから変わることなく、熱いエールを送り続けて欲しい。

次節岡山戦、自分の、自分たちの想いが、見てるみんなに伝わるような、そんな試合ができるように、全力で臨みたい。


昨日の今日でハードな日程だけど、気合い入れて顔晴ってきます(^ー^)ノ