時々 空梅雨かな・・・・
昔童話で「金の窓」というのがありました。
はっきりと覚えていないんだけど、毎日金色に光る窓の家を遠くから見ていた子供が、直接その家へ金の窓を見に行くっていう感じの童話だったと思います。
昨日の夕方は久々に夕焼けで、我が家から見える小高い所に建っている家の窓が金色に輝いていました。
で、つい思い出してしまいました。
2時前、久しぶりにSさん(80歳のおばあさん)が遊びに来ました。
いつものようにお仏壇にお供えするバナナ、お菓子のお土産とデイで折った折り紙。
二週間息子のところ、二週間ショート、二週間娘のところ。
二週間単位で三箇所をまわっているので、時々朝目覚めると、いったい自分は何処にいるのかわからなくなるそうです。
最近だんだん日にちもわからなくなってきたようなので、こちらからあまり日にちの事を話題にしないようにしています。
でも、Sさんの頭の中は「いついつあそこへ行って、ここへも行って・・・」で一杯なので、どうしてもSさんから日にちを聞かれてしまうのです。
今、「今日は3日だよ。」
と言っても五分も経たないうちに
「今日何日だべ・・・」とくる。
何度も何度も同じ事を聞いてくることがあるので、こちらも何度も何度も同じ事を教えてあげています。
帰りに見送りながら、ひたすら「転ぶなよ」と祈ってやみません。
一階の階段を一緒に降りて、小さな後姿が見えなくなるまで見送って家へ帰るとき、いつも目頭が熱くなります。