にこにこ堂「ちえまる本舗!」

編み編み大好きなハマのおばはん。闘病の日々ですが、明るい気持ちで頑張っています!!負けないぞ!!

歯磨きも一苦労・・・

2005-04-10 | 脳幹出血
きゅうちゃんは、リハビリ病院で初めて歯磨きに挑戦しました。
でも、普通に動かせる左手も、思ったとおりに動かせず、歯ブラシの柄がズルッと動いて歯茎に当たってしまったり、感覚がない為、何度も同じ所にブラシを当ててしまい、口をゆすいだ時に真っ赤な泡が出てきてびっくり・・・大出血して大変だったそうです。
口の中が麻痺していることは本当に怖いことですね。
抜歯をするのに麻酔をかけられた時に、帰り際、看護師さんから
「まだ麻酔が効いているので、その間は飲んだり食べたりしないでくださいね」
と注意をされるわけがよくわかります。
病院の洗面所へ行って感激したのは、鏡が斜め下を向いていたことです
そうですよね、殆どの患者さんが車椅子なので、車椅子に坐っていてもちゃんと顔が見えるようにそのようになっているのだなあと、納得しました。さすが、普通の病院と違うところですね

あと、必ず階段のところに太い綱がはってありました。車椅子ごと落ちないようにしてあるのでしょう。
ちょっと不思議に思ったのは、屋上に出られないようにしっかりと鍵がかかっていたのです。
まわりの景色が素晴らしいので、屋上へ出られたらいのにと思いましたが、それは、自殺する人が多いからだそうです。それを聞いたとき、とてもショックで、かわいそうで悲しくなりました。
いろいろな患者さんでいっぱいでした。いつもいつも廊下にいるおじいさん、一日中歩き回っている若い男の子・・・
一見普通に見えるのに、この病院に入院しているのだから、きっといろいろな障害があるのだろうな。などと、毎回きゅうちゃんに逢いに行くたびに健常者としてのありがたさを実感していました。