7月18日(日)
昨日は朝からひどく落ち込んでいたけれど、一晩寝たらいつものように元気な自分に戻っていたえらく単純な性格で、いくら腹が立っても寝れば忘れてしまうのだ
夕方、オムツを持って病院へ。大人用のオムツなんて買ったことがないので、介護用品売り場で30分もうろうろしてしまった。
きゅうちゃんの身長は、なんと186センチあるのだが痩せているので、Lを買ってブカブカだと横漏れしてしまうのでは?とMを買った。なんとかMサイズで大丈夫とのことでホッ。
きゅうちゃん、珍しくこちら側に向いて寝ていた。
私の存在に気づいた主任格らしき年配の看護師さんが
「面会ですよぉ~」と言ってきゅうちゃんを起こしてくれた。すると、待ってましたとばかりに(気のせいかな?)ぱっちりと目を開け、顔を立てに起こして私を見たのだ。
そして、その目が優しく微笑んでいるかのように私をじっと見つめているではないか・・・
そのうち看護師さんがリカバリーからいなくなり、きゅうちゃんと私の二人だけになっていた。
「このガラスさえなければ・・・」今すぐにでもこのガラス戸を開けて中へ入ってしまいたいイライラしながらも思い切り大きく手を振ると、きゅうちゃんも返してくれた。
なんだか今までと違うのだ。嬉しくなってガッツポーズを送ったその時、きゅうちゃんがいきなりリカバリーのドアを指差したのだ。そしてその指が私に向けられ、そのあときゅうちゃんのベッドを指差した。超!勘の悪い私だ。すぐにわかるわけがない・・・
何度も何度も繰り返しているうち、やっとわかったのだ
「このドアから入ってここへ来て」と言っていたのだ。
私は無我夢中で「ここへは看護師さんしか入れないんだよぉ」と意思表示をしたのだが、うまくきゅうちゃんに伝わってくれない・・・
どうしようと思っているうち、周囲に誰一人いない事に気が付き、とうとうガラス戸を開けてしまったそして、びっくりしているきゅうちゃんに
「ここには入っちゃだめなんだよ」と叫んだ。するときゅうちゃんは大きく「うんうん」と頷いたのだ。そしてついでに「きゅうちゃん大丈夫だよ。頑張って」と何度も叫んでしまった。
誰かに見咎められるかもしれないので、急いでドアを閉めたが、(まるで私たち二人だけにしてくれたかのように)まだ誰も入ってくる気配がなかったので、図々しくもまたドアを開けて、
「みんな待っているからね」と伝えた。するときゅうちゃんはしっかりと私の目を見て
「頑張っているよ」と声なき声で一所懸命私に訴えてくれたのだ。感激してまたまた涙が止まらなって何も見えなくなってしまった。
いつまでもいつまでも二人でこうしていたかった。
まるで何年ぶりかで逢ったような新鮮な気持ち。いや、それとはまた違った。むしろ神聖な空間のように思われた。
帰り際、看護師さんが「今朝あたりから、ほんの少しずつですが痰が少なくなってきました。その痰もきれいになってきていますよ。」
MRSAも次回の検査ではおそらく退散しているのでは。とのことだった。
ただ一言、嬉しい看護師さんたちにも大感謝
昨日は朝からひどく落ち込んでいたけれど、一晩寝たらいつものように元気な自分に戻っていたえらく単純な性格で、いくら腹が立っても寝れば忘れてしまうのだ
夕方、オムツを持って病院へ。大人用のオムツなんて買ったことがないので、介護用品売り場で30分もうろうろしてしまった。
きゅうちゃんの身長は、なんと186センチあるのだが痩せているので、Lを買ってブカブカだと横漏れしてしまうのでは?とMを買った。なんとかMサイズで大丈夫とのことでホッ。
きゅうちゃん、珍しくこちら側に向いて寝ていた。
私の存在に気づいた主任格らしき年配の看護師さんが
「面会ですよぉ~」と言ってきゅうちゃんを起こしてくれた。すると、待ってましたとばかりに(気のせいかな?)ぱっちりと目を開け、顔を立てに起こして私を見たのだ。
そして、その目が優しく微笑んでいるかのように私をじっと見つめているではないか・・・
そのうち看護師さんがリカバリーからいなくなり、きゅうちゃんと私の二人だけになっていた。
「このガラスさえなければ・・・」今すぐにでもこのガラス戸を開けて中へ入ってしまいたいイライラしながらも思い切り大きく手を振ると、きゅうちゃんも返してくれた。
なんだか今までと違うのだ。嬉しくなってガッツポーズを送ったその時、きゅうちゃんがいきなりリカバリーのドアを指差したのだ。そしてその指が私に向けられ、そのあときゅうちゃんのベッドを指差した。超!勘の悪い私だ。すぐにわかるわけがない・・・
何度も何度も繰り返しているうち、やっとわかったのだ
「このドアから入ってここへ来て」と言っていたのだ。
私は無我夢中で「ここへは看護師さんしか入れないんだよぉ」と意思表示をしたのだが、うまくきゅうちゃんに伝わってくれない・・・
どうしようと思っているうち、周囲に誰一人いない事に気が付き、とうとうガラス戸を開けてしまったそして、びっくりしているきゅうちゃんに
「ここには入っちゃだめなんだよ」と叫んだ。するときゅうちゃんは大きく「うんうん」と頷いたのだ。そしてついでに「きゅうちゃん大丈夫だよ。頑張って」と何度も叫んでしまった。
誰かに見咎められるかもしれないので、急いでドアを閉めたが、(まるで私たち二人だけにしてくれたかのように)まだ誰も入ってくる気配がなかったので、図々しくもまたドアを開けて、
「みんな待っているからね」と伝えた。するときゅうちゃんはしっかりと私の目を見て
「頑張っているよ」と声なき声で一所懸命私に訴えてくれたのだ。感激してまたまた涙が止まらなって何も見えなくなってしまった。
いつまでもいつまでも二人でこうしていたかった。
まるで何年ぶりかで逢ったような新鮮な気持ち。いや、それとはまた違った。むしろ神聖な空間のように思われた。
帰り際、看護師さんが「今朝あたりから、ほんの少しずつですが痰が少なくなってきました。その痰もきれいになってきていますよ。」
MRSAも次回の検査ではおそらく退散しているのでは。とのことだった。
ただ一言、嬉しい看護師さんたちにも大感謝