にこにこ堂「ちえまる本舗!」

編み編み大好きなハマのおばはん。闘病の日々ですが、明るい気持ちで頑張っています!!負けないぞ!!

あの世の夢

2005-02-15 | 脳幹出血
脳幹出血は、主に呼吸器系統がダメになるそうだが、やはりきゅうちゃんも木っ端微塵にやられてしまった。
喉の切開をするまで、それはそれは苦しくてたまらなかったと話している。
そのときにずっと見続けていた夢の話を、退院後に話してくれた。

「船に乗り、茅ヶ崎の岸壁に到着した。他の人達は次々に降りて行った。自分も降りようとしたのだが、歩けないので降りれない。
ふと見ると、岸壁には透明の棺おけがずらりと並び、中にはまだ生きた人が入っていたのだ。思わずぞっとした。それでもなんとか降りようとしたが、誰も手を貸してくれず、知らん顔をして行ってしまった。船頭に聞くと
『あんたの名前は名簿に載っていない』
そして茅ヶ崎を後にして船は再び病院へ・・・
そんなことが幾度か続いたが、二回目の時には名簿に名前が載っていたそうだ。しかし、一人では歩けないので降りれない。その時に呼吸が苦しくて苦しくてたまらなかったが、ある時急に楽になった。」

それがきっと昨日の切開手術だったのだろう。

喉の切開手術とつらい痰の吸引・・・

2005-02-15 | 脳幹出血
7月9日(金)

四階の脳外科病棟へ行くと、ちょうど先日の先生がいらしたので(チャンス)とばかりに病状を聞きだした。
「今日、喉を切開して少しでも呼吸が楽になるよう手術しました。無事終わりましたので大丈夫ですよ」とのこと。ホッとする。(きゅうちゃんのお姉さんが手術の承諾書にサインしてくれたらしい。感謝!!)
リカバリーを覗くと、きゅうちゃんはしっかりと目を開けて天井を見ていた。わ~い、起きてる起きてる看護師さんがこちらを指差すと、私の方を見て2,3回うなづいているではないか
もう、嬉しくて思いっきり大きく手を振った、すると、なんときゅうちゃんも左手を上げて振り返してくれたのだ。やったね喉の切開で呼吸が楽になったんだね。
その後、看護師さんが細い管をもってやってきた。なんだろう・・・?
すると、切開して開けた穴に差し込んで痰の吸引を始めたのだ。「ジュルジュルルルル~・・・」という音が思いっきり聞こえてきたそしてきゅうちゃんの様子を見た私は、思わず目をそむけてしまった。
管を差し込んだ途端、急に苦しそうな顔になり、全身を震わせて呼吸をしているのだ。死ぬほど苦しいのだろう・・・倒れた時のあの苦しそうな顔よりも、もっとすごい表情をしていた。そんなつらそうなきゅうちゃんを、二度と見たくないと思った。
楽になったのか、寝てしまう。5分ほどじっと様子を見守って病院を出た。
ガンバレきゅうちゃん真っ黒な痰が出きってしまうまでの辛抱だよ