光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

農村公園ひらおかの里・稲の刈り干し②-袖ケ浦市

2024年08月21日 | 日記

   8/9(金)ツレと袖ケ浦市農村公園・ひらおかの里を訪問しました。昨日稲の刈り干しを撮影したのですが、本日も続けて作業し仕上げをして保管するという事だったので、その光景を撮らせてもらいました。

 到着したのは午前9時50分位、管理棟にはもう20人位の人が集まって作業をしていました。前にはリヤカーに積んだ干した稲わらがてんこ盛りで置かれています。

  リヤカーに積んだ稲ワラを下ろし、畳の縁を使った紐をほどきます。そして稲と稲の間の屑わらを取り除きます。目の粗い千歯扱きのような道具も使われていました。

 この稲は普通に米をとる稲とは違う品種です。実が少なく背丈も高いそうです。それに実がならない内に刈り取り、三日程天日干しをします。

 この稲わらをどういう風に使うのか聞いてみました。係の人が出来上がった稲わらを見せてくれました。

 年末になるとひらおかの里の人たちが、市内の小学校を廻りお正月飾りの作り方を教えるそうです。その為大量の稲わらが必要なのです。

 管理棟の田んぼ側には、大勢が仕上げたお飾り用の稲わらが置かれています。前で仕上げた稲わらを、一輪車に乗せた係の女性が運んでいました。仕事の分担が決まっていて、無駄がないのがここの凄いところです。

 「12月になったら、このわらを持って小学校にお飾り作りを教えに行くの。孫に教えるようで楽しい」と係の人が和やかに語っていました。やさしくて楽しい人がいるひらおかの里でした。