エッフェル塔

3日目は、オルセー美術館…のはずだったが、この日はルーブル美術館が休館日。
パリ市内の2大美術館、どちらかが休館日のときは開館している方が混むという。
というわけで、両方とも開館している翌日にオルセーに行くことにして、3日目にしてようやくエッフェル塔へとやって来た。
塔そのものを下から見ても壮観の一言。
高層ビルに埋没しちゃっている東京タワーとは比べ物にならない。

エッフェル塔に上るべく、行列の最後尾に付ける。
順番が近づいてくると、何だかドキドキしてしまう。
まず乗り込んだのは、塔の足の部分のエレベーター。
2階建てのエレベーターで、斜めに昇っていく。
スピードはそれほど速くはないが、確かに斜めに上っているなという感じはした。
塔の2階部分で一番上まで昇るエレベーターに乗り換える。
こちらはまっすぐに昇っていくので、スピードも結構ある。
展望台に出ると、思わず歓声を上げてしまった。
絶景かな、絶景かな。
遠くにこそ高層ビルはあるが、エッフェル周辺には高層ビルは皆無。
規制がかかっていて、高層ビルは建てられないらしい。
唯一の例外が後日行くことになるモンパルナスタワーだが、これは本当に
「どうしてパリ市はこんな高いものを建てる許可を出したんだろう」
と思うくらい、突出して高い。
他の建物が軒並み10階建以下なのに、これだけ59階建なのだ。
芸術味溢れるパリ市内の町並みの中に、一軒だけ聳え立つ近代的なビル…。
何だか勿体無い気がする。

まぁ、もう建ってしまった者は仕方がないけれど、それを差し引いてもエッフェル塔からの眺めは最高だった。
昇ったときと逆の順路で降りていくと、行列は2倍以上に膨れ上がっていた。
「もし今並んでいたら、2時間は待たされてましたね」
とガイドさん。
う～ん、朝1番にやって来て本当に良かった♪