やっぱブログだべさ。

 こんなブログタイトルでも…まぁイイんでないかい? 
 まずは「初めに・お約束」をお読み下さい。

夏のお買い物第一弾のお話。

2011年06月05日 | Chewie's Favorites☆

 先週末はMemorial Dayという祝日で三連休でした。ねおこちゃんと久しぶりにお買い物ツアーを決行!ねおこちゃんは洋服選びが上手なので、私のも色々選んでくれまーす。

 近所のモール中で「全品30%オフ」「40%オフ」のセールをやってる!最初からこんな物を見つけてしまい、当然一目ぼれ→当然購入→レジに持っていったら安くなってたー

 これはChewieの大好きな靴屋さん、BAKERSの夏の新作。BAKERSは一度入ったらほぼ必ず靴の箱を抱えて出てくる、大変危険なお店であります

 で、モールに行ったからにはターゲットのお店があったのですが、そこにたどり着く前にモールが閉店してしまった だって色々試着→購入を繰り返していたんだもーん。という訳でねおこちゃんと「明日も頑張ろう。でも午前中だけにしよう」と、一応自制心を持った約束をし、その日はお終い。新しい靴を眺めて一人でうふうふ

 次の日、開店と同時にデスね、またお買い物を私、割と財布の紐は堅い方なんだけど、一度買い始めると買い続ける習性がございます。最初は必要な物を探していたのに、何軒目かには買う理由が「だって売ってるんだもん」に変わり、ほんとーに色々買いました。気づいたらとっくに午後になっていて、結局午後4時過ぎまでお買い物を続けた私たち。あははん。

 bebeで日本復興支援のTシャツを買い、J.Crewでも同じ趣旨のTシャツを買いました。両方とも100%寄付金になるそうです。それから2週間くらい前にNYの日本のストリート・フェスティバルでもそういうTシャツを買っているのです。その結果、こういうコレクションになりました↓

 

 bebe loves Japan Tシャツはお友達にも人気でーす。

 フェスティバルでTシャツを買った時におまけにバッジを頂きました。

"Thank you America for your help & support"って書いてあります。中々良いデザインで気に入って、ばよりんケースに付けています。

  あーー色々買えて楽しかったわ あ、言いたかった事は日本支援のTシャツです。それが伝えたかったのです。


Jamie OliverクッキングIIのお話。

2011年06月04日 | お料理

 お久しぶりです。何だかんだ忙しくしていたら5月は一度もブログを書かずにささーーっと過ぎてしまいました 特に書く事もないので、お料理ブログを 春から作ってためておいた(?)写真を載せます。全部Jamie Oliverのレシピです。はまってしまった。だって他のお料理の本よりも成功率が高いし、美味しいし レシピが欲しいのがあったらご一報ください

 まずは、さすがイギリス人のレシピ、グリーンピースをふんだんに使ったクリームパスタ。別に今までグリーンピースは好きじゃなかったので買わなかったんだけど、これ以外にもMinted Peasとか、Beef Wellingtonとかを作るのに買いました。そしたらアメリカのグリーンピースは日本のよりも甘かった。友達によると、イギリスのは、アメリカのよりも更に甘いとか。

 ともあれ、このクリームパスタ、好きな味でした。

  パスタをもう一つ。Working Girl's Pasta。

 

 材料は好きな物ばかりでしたが、アンチョビーがしょっぱかった!次回は違うブランドのアンチョビーにします・・・。

 この二つは、チキンときのこのオーブン焼。上の写真は、Minted PeasとFrench Asparagus、下のは玉ねぎをくりぬいて、中に玉ねぎのみじん切り+ベーコン+ローズマリー+生クリームを炒めた物を入れ、周りをベーコンでくるんでオーブンで焼いたものデス。本当に食べにくかったけど、甘くて&ローズマリーがきいていて美味しかったわん。

 チキンレシピをもう一つ。

 超簡単なオーブンロースト。写真は撮らなかったけど、Jamieのラザニアに挑戦するにあたり、大嫌いなミニトマトを、生まれて初めて買いました。余ったトマト、火が通っていれば食べられるので、このレシピに挑戦。アスパラとミニトマトをローズマリー、チキンと一緒にオーブンで焼く。それだけです。それと人参を丸ごとオーブンでロースト。簡単で良いデス。

 

 こちらはタラの西京漬け(みたいなもの)。ロンドンのNOBUレストランで食べた物をJamie Oliverがアレンジしてみた、というレシピです。日本のレシピだったら使わなさそうな、レモングラスとかライムジュース、チリが入っています。でもいいの、美味しかったから。しかーーし、私の持っているお味噌でこの分量ではかなりしょっぱかった!

 

 

 もう一つ和風レシピ。サーロインステーキと青梗菜。二回作りました。

 

 今の所写真もあるのはこれくらいですが、Jamieのレシピばかり毎日作っていたら太りました しかも楽器の修理の間に「ばよりんデトックス」とか言って10日間くらい弾かずにいたら、体を動かさない分脂肪がたまってしまったーーー。最近は和食に戻し、ばよりんもちゃんと練習して、運動もしておりますよ。

 次に挑戦する(予定)レシピはこちら→サマーゼリー beef gelatine leavesって何?ゼラチンと違うの?? 


ばよりん解体新書のお話。

2011年04月27日 | Music

 わたくしめのヴァイオリンはただ今入院中であります 2001年に買ってもらった楽器で、もうすぐ10周年になりますが、殆ど今まで問題がなく健康一直線という持ち主みたいな楽器だったのです。が、一箇所修理が必要な所が出てきました。

 高校生のときからお世話になっている楽器屋さんに診断してもらい、これは一度開けないといけない、と言われました。それって大手術なのです。

 で、先日お見舞いに行き、色々説明を聞き、開けた後だったので写真を撮らせてもらいました

 ぎゃぁっ開いてる!!! バラバラになってる!! ・・・ベリベリと(?!)剥がすところを見ずに済んで良かった・・・

 

 詳しくはこんな感じになってます。上板の白いテープは「駒」というパーツのあった場所の目印です。

 左側の下板には、メーカーのラベルの少し下に、鉛筆で四桁の数字が三つ書かれています。それが一体何なのか、何の暗号なのか、楽器屋さんも首を捻っています。

 あ、ちなみにこの時点で全てのパーツが取られているので、こういう見た目になっているのです。

 自分の楽器ですが、こう見ても惚れ惚れしちゃう(笑) 色も、普通より細いくびれも、勿論音も大好き 半分冗談で I'm married to this violin for 10 yearsと言ったりしますが、ホントに愛してマース よくオーケストラで隣に座った男の人に「綺麗な楽器だね」と、楽器だけ誉められます(笑)。

 3~4週間の入院になります。そんなに長い事離れていた事がないのですが、信頼できる楽器屋さんの元にあるので、ちゃんと治って帰ってくることでしょう。

 ちなみに、弦楽器を開ける事を Take the top offと言います。それを違うシチュエーションで使うと、上半身に身に着けているものを脱ぐ、という意味になり、ミュージシャンジョークのネタになります(笑)。上の写真をfacebookに載せたら、やっぱり友達に It's topless! とコメントされました。あははは。


イースターバニーのお話。

2011年04月24日 | Weblog

 やっとこちらも桜や木蓮が満開・・・でしたが連日の雨でそんな景色も終わってしまいました。一枚だけ、教会の前の桜の写真を↓

 しだれ桜が結構あります。

 

 はてさて、今日はイースターであります ねおこちゃんとイースターバニーの映画「Hop」を見に行きました。

 

 このうさぎちゃん(E.B.)が喋るんですわ。しかもイギリス英語。トレイラーはこちら。

 わたくしめのお気に入りシーンはこちら。ぬいぐるみのふりをするE.B.

 

 うさぎついでに、最近のお気に入りビデオ

 

 Happy Easter!


チャリティーコンサートのお話。

2011年04月20日 | Music

 このブログでもしつこく宣伝したNYC Musicians for Japan Benefit Concertが無事に終わりました。丁度アメリカ南部に大きな嵐が来ている時で、ニューヨークも大雨大嵐 メチャメチャな日だったのですが、割と多くのお客様にいらしていただき、全部で$6000の募金が集まりました。

 全部で50人ほどのオーケストラには何人か懐かしい人たちも居て(高校時代以来でお会いした方も!)、そして皆さんかなりお上手で、このコンサートに声を掛けていただいてChewie幸せ チャリティーコンサートの為にこれだけのハイレベルなミュージシャンを50人も集められる発起人二人はホント凄い 二人とも、私は日本ツアーに行ったアジア人のオケで知り合ったので、あの修学旅行みたいなツアーで一緒だった人も何人か居ました。

 曲は「荒城の月」のアレンジ、モーツァルトの「ハフナー」交響曲(35番)、ベートーヴェンの「運命」、エルガーの「ニムロッド」でした。実は「運命」を全楽章弾くのは初めてだったんです~。あはん。「ハフナー」は5年くらい前に一度弾いているのですが、「こんな曲だったっけ?」状態で、実はモーツァルト大好きでも交響曲は全く聴かないワタクシ、これから後期の交響曲だけでもCDを揃えようかと思っとります。お恥ずかしや 

 コンサートの冒頭でビデオプロジェクターを使って震災の写真のスライドショーがありました。前に「Chewieのお父さん、ビデオプロジェクターを貸してもらえないかしら?」と聞かれていたんだけど、聞く相手を間違ってましたね。うちのおとーさんは、プロジェクターとか関係ありません(笑)。結局どこから調達したのか聞かなかったけど、スライドショーが実現し、それをオケは客席に座って見る事に。震災直後の写真から順を追って、段々と復興に向けて頑張っている写真などなど。わたくし、ボロボロ泣いてしまいそうしたらすぐに「はい、ステージ上がって。はい、弾きます」となり、かなり焦る。普通の日本人ならハンカチを常備しているのでしょうが、そういう習慣がすっかり抜けてしまっているChewieはでした。

 演奏の方は、二回のリハーサルでしたが、良かったのではないでしょうか。何かすぐに終わっちゃった、そんな感じでした。お客様と一緒に、日本の為に何か出来て本当に良かったです。一年後、二年後もまだきっと被災地にはヘルプが必要だろうと思います。長期に渡って何か出来たら良いな、と思います。

 


Jamie Oliverクッキングのお話。

2011年04月13日 | お料理

 先週は今までにないくらい忙しくて、でも土曜日は夜のショーだけ! という訳で現実逃避を兼ねて作ってみました↓

 Jamie OliverのGroud beef wellington。ひき肉とお野菜+ローズマリーをパイ皮で包んで焼いたものです。忙しくなり始めた頃に、私の食べ物の好みをよく知っている友達が「Chewieは絶対好きだと思う」とレシピを教えてくれました。確かに写真を見たら私好み しかも「ケチャップでも合うから」と言われ、ケチャップとか言われたらホントに食べたくなっちゃう~

 もとのレシピは牛肉オンリーなんだけど、そうするとオーブンで焼いている時にかなり油が流れて滴り落ちるそうです。私は合いびき肉で作ったので、そういう事故はなく、無事に焼きあがりました。

 お味は、はい、友達の言うとおり、私の好みでとっても良かったです。パイ皮が、もう少し甘さ控えめのでもいいかな、と思ったけど(つまり、もっと安いので良かった)、また作ってみたいと思いまーす。

 Jamie Oliverはイギリスの料理人です。WikiediaはこちらYoutubeページでは色々レシピも紹介してます。イギリスやアメリカで、ファストフードや出来合いの食べ物ばかり食べる不健康な風潮をどうにかしよう!と家で簡単に出来るレシピを色々出しています。それから学校給食の改善運動もしていて、ABCテレビでJamie Oliver's Food Revolutionというのもやってます。アメリカの給食って・・・凄いなぁ・・・。こんなのを毎日食べていたらそりゃ不健康だって・・・。

 彼のレシピ本によると、2007年のアメリカの統計では、アメリカ人は教育費よりもファストフードにお金を費やしたそうですよ! それって・・・週に何度もファストフードを食べてるって事?! 

 ground beef wellingtonが載っていたレシピ本の冒頭に「pass it on宣言」というのがあります。「この本に載っている料理を作って、友達に教えてあげて下さい」と書いてありました。という訳で皆さん、どうぞ作ってみて! 


色々繋がった偶然のお話。

2011年04月12日 | Music

偶然その壱:

 先週の月曜の事。Chewieママと電話していたら、NHK交響楽団のニューヨークツアーの模様がNHKで放送され、聴きに来ていたニューヨーク郊外の某オーケストラの指揮者Bさん(私も何度か弾いたオケ)がインタビューに答えていたという話を聞きました。へぇ~~~~~~~~。

 次の日、その指揮者Bさんから突然電話がえぇ本当に突然に。11月に会って以来デスよ。何ですか、この偶然は(日本で放送されてたそうですよ!って言ったら照れていました)。

 電話の内容が「Chewieの街のミュージカルでヴァイオリンが急に降板になったそうだから、明日から弾いてくれる?」というものでした。私の大好きなミュージカル、Into the Woodsのお仕事で、しかも家から5分! 即引き受け、次の日からピットに入りました。

偶然その弐:

 昨日のミュージカル最終日、ピットオケの何人かで「僕・私の好きな曲」オンパレードで盛り上がり、ピアニストがラフマニノフのコンチェルトを弾く(う・・上手い!)。

 そして今日。良く参加させてもらっているオケのマネージャーからメールで「来月のラフマニノフのピアノコンチェルトのコンサート弾ける?」。勿論弾きます! 

 N響公演のインタビューから偶然ミュージカルに繋がり、そしてまたまた偶然にオケのお仕事に繋がりました。ここからどこに繋がるのか楽しみ。ミュージカルで出会ったミュージシャン達ともコネクションが出来ましたし

  こちらが今回弾いたInto the Woodsのエンディングシーン。全員集合デス。

 

 実はピットオケの最初のリハの後に音楽監督交代劇があり、新しく入ったmusic directorはInto the Woodsを熟知していたので、とても良い仕上がりになりました。music directorが指揮とピアノを兼任の場合、室内楽っぽくなるので、とても楽しかった。皆良く合いました。

 オケにはミュージカルをほぼ専門でやっている様な人たちも居て、色々話を聞けて面白かった。新しいmusic directorさんとは、一緒に弾いた4日間、お互いに誉め殺し合い、今後ヴァイオリンが必要な時には呼びます!と言ってくれて、更には「今度ソナタを一緒に弾こう!」と言ってくれました。やった~  

 

 ショーをやっていると神経を使うし、夜も頭が興奮状態で、中々寝られません。実は未だに寝不足な気がする。二日目のショーの後、ピットオケ・ディナーがあり、深夜まで騒ぐ。遠くから来ていた金管楽器の皆さん(帰宅は午前3時)、4日間不眠症に悩み続けたピアノ・指揮者、次の日早朝から教えなきゃいけなかった私。次の日のマチネは、「この疲労レベルでよくやってるよね!」と皆言っていましたが・・・疲労の原因の一つは、前夜のパーティーじゃないの?(笑) その日私は午前のレッスンからショーが終わるまで、結構ナチュラルハイでしたが、その後更に2時間教えに行った頃には抜け殻の様になっておりました。

 

 そんな訳で中々疲れが抜けないんだけど、大好きなショーをまた弾けて(実は三度目のInto the Woodsでした)、ピットオケも楽しくて、あぁ良かった。ミュージカル弾くの、大好きなんです

PS もう一つ偶然繋がりついでに実現して欲しいものがあります。「何か一緒に弾こう!」とdirectorと私が盛り上がっていたら、横に居たホルンくんがブラームスのホルン・トリオを吹き始めたの。あーーそれもまた弾きたい!!しかもこの人も超上手!! このホルンくんとdirectorさんと、三人で弾けませんかねぇ。


チャリティーコンサートのお話。

2011年04月09日 | Music

 前回のブログに少し書きましたが、来週の土曜日に東日本大震災のためのチャリティーコンサートがあります。50人ほどのオーケストラのコンサートです。

 

4月16日(土)午後7時より

New York Society for Ethical Culture

2 West 64th Street, NYC

Suggested donation: $20 (チェックまたはキャッシュ)

滝 「荒城の月」

モーツァルト 交響曲35番「ハフナー」

ベートーヴェン 交響曲5番「運命」

エルガー 「エニグマ変奏曲」より「ニムロッド」

 

 指揮はつい先日、シカゴ交響楽団のショルティー指揮者コンクールで優勝したSean (Shoich)KubotaとWorld Civic OrchestraのVincent Kohです。

 コンサートについてのウェブサイトはこちら

 コンサートの入場料以外での寄付をされたい方はこちらにチェックをお送りください。

Checks payable to:  World Civic Orchestra/Japan Earthquake Relief Fund

Send to:

NYC Musicians for Japan

c/o Ayree Koh and Annie Yano

340 East 93rd Street

#4G

New York, NY 10128

 もしニューヨーク周辺にお知り合いがいらっしゃる方は、是非是非コンサートの宣伝のお手伝いをしていただけたらと思います。よろしくお願いいたします。これから私もポスターを貼りに行きまーす。

 

 


大災害に思うことのお話。

2011年03月20日 | Weblog

 久々にブログを開けました。地震・津波の後、しばらくどう書いたらいいのか分からなくて。

 まずは、震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。被災された方々には、一日も早い復興をお祈りしております。

 こんな大混乱でも治安が守られている日本、被災地で譲り合ったり助け合ったり、そんな話をニュースで読む度に、本当に日本は強いと思います。高速道路が2週間で復旧したとか、仮設住宅や新しい電柱がどんどん建てられ始めたとか。まだ被災者の方々の心は癒えていないと思います。でもそういう物質・環境的な面での復興のニュースだけでも明るい話題になります。

 震災の次の日くらいにNew York Timesで、阪神大震災を取材した記者が日本の強さ、日本人の我慢強さについて記事を載せていました(こちら・日本語訳はこちら)。「我慢」「頑張れ」「しかたがない」など日本語にしか無い言葉を紹介して、日本人の我慢強さ、そして日本人は自然(この言葉も元々日本語には無かった)と人間は対立する物ではなく共存すると考えるので、今まで多くの地震に遭ってきたが、それも「しかがたない」と考えてすぐに復興する、出来ると信じている、という記事です。

 はてさて、その後世界各国で募金が集まっていますが、アメリカではハイチの地震の時ほど募金が集まっていないという悲しい記事がどこかに載っていました。日本はお金があるから(その理屈は分かる)、被災地の建物などが壊れた写真は多いが、人が泣き叫ぶ写真が無いから(!!)と。写真を見なければ被災者の気持ちが分からないんでしょうか。日本人は感情を出さないのが美徳とされるので、泣き叫んでいる写真は滅多に無い。だけど日本の新聞サイトには日本人なりに感情を訴える写真も多く、何度も貰い泣きしました。震災直後に私と同世代の女性が、避難所で配給のパンを貰って泣いている写真、家族を探して歩く暗い表情の子供の写真、壊れた家に毎日通って、行方不明の家族を探す人たちの写真。そういうのが海外には流出していないのかしら。それでも外国人には通じないのかしら。

 お友達や同僚たちが「日本の家族は大丈夫だった?」と声を掛けてくれたり、遠くオーストラリアからもメッセージを送ってくれたり、嬉しかったです。ワタクシゴトですが、仙台に遠い親戚が居ます。震災直後は連絡が付かず心配したのですが、全員無事で安心しました。なんでも地震の直前にたまたま宅配便の配達があり、一人で家にいた足の弱い大叔母を宅配便のお兄さんが背負って外に出てくれたそうです。そんな話をメッセージを送ってくれた方々にshareしているのですが、皆さん感激してくれましたよ。

 私の小学生の生徒さんは、家族で毎日ニュースを見て「避難所のおばあさん達に毛布を編んであげたい」と(そして「何で皆マスクしているの?」と聞かれました)。家族で募金してくれたそうです。

 私がこちらで出来る事は少ないけれど、まずは義援金を送る→友達に寄付を呼びかける。という事でFacebookで毎日しつこく(笑)義援金の送り先サイトを載せました。

 赤十字を通して、義援金を送ると航空会社のマイレージが貯まるキャンペーンもあるんですね。寄付を送ってからこの事を知りました・・・。

 

 で、お仕事仲間がチャリティーコンサートを企画したので、私ものせて貰うことに。

 詳細は次のエントリーにします。

 

 


山奥でオーケストラのお話。

2011年02月27日 | Music

 前回書いたコネチカットの山奥の中高生のオーケストラの指導のお仕事デスが、side by sideと言って、プロのオケに子供っちを放り込んで、プロの隣で弾かせる、という趣旨のworkshopでした。こんなの↓

 オケから派遣のteaching artistsの一人としてコーチになったわけです。元々「グループレッスン」と言われて引き受けたお仕事だったのですが、初回レッスンに行ってみたら「Chewieはアドバンスグループの指導をお願い」と言われてスコアを渡されました。え゛、ばよりんだけじゃなくて、びよら・チェロ・コントラバスもいるの?  ・・・とあたふたと始まったのですが、初めて弦楽オケ全体の指導をしました。コンサートでは勿論プロのオケの常任が振ったのです。私は下練習だけ指揮。指揮は楽しかったけど、「人にあれこれ指示するより自分で弾いた方が早い!」と思い、向いていないな、と思いました

 このプログラムに参加した子は全部で20人。それぞれ話す機会もあって、皆いい子たちでした。

 いざプロのオケに放り込んだらコントラバスはこうなった↓

 

 個人レッスンをとっていない子供が殆どなので、レベル的には改善の余地がかなりあるのですが、とても楽しかったです。何人か「三ヶ月だけじゃなくて、通年でやりたい!」と言ってくれて、私も同感。どうにかなりませんか?! 

 コンサートのプログラムに子供っちが一言ずつ寄せたページがあります。

「ただ生徒という立場ではなく、一人のミュージシャンとしてオケのメンバーでいる自覚が芽生えました」

「この伝説のプログラムに携わった多くの人たちにありがとう-- コーチのLisa, Mary and Chewie!このオケの友達みんな! とても楽しかった」

「オーケストラとこのプログラムにありがとう。そしてバルトーク最高!(この子はバルトークを弾いたアドバンスグループの子)」

 

 コンサートの前日は近所の学校を招待して短いコンサートを三回。そして本物のコンサートは、結構大入りで、子供っちがチケットを売り歩いた甲斐がありました。まずは大人だけで弾いて、それから子供を混ぜてた~くさんの曲を弾きました コンサートの直前・合間に20人のチューニングをして、楽譜の順番を確認して、と走り回り 実際に自分が弾くまでに何とか落ち着かねば・・・!と大変でしたが、終わった後に子供っちからお礼のカードを貰ったりして、とても嬉しかった。また来年の11月に会いましょう~