中国の都市というとゴミゴミとしたイメージを持つ人が多いが、公園は立派である。地方都市でもロンドンのハイドパークに匹敵するくらいの公園がいくつもあることも珍しくない。しかも無料である。数年前に歴史上の施設以外の公営公園や博物館は全て無料になった。中国の国民はすべからくこれらの文化施設を共有する権利があるということを示そうという政府の意向だったといわれるが、とにかく英断だったと思う。中国は時々思い切って先進国の真似をすることがある。ハイドパークや大英博物館が無料であることをモデルにしたのだろうか?
庶民が手軽に楽しみを見出すうえで、公園は大きな意義を持つ。休日などでは、素朴な素人芸でも結構人が集まる。やって楽しむ、見て楽しむという感じである。
左:二胡の同好会かな?公園の一角を陣取って演奏していた。
右:日本の着物を模したパフォーマンスのような。ちぐはぐな余興という感じだが、とにかく楽しめれば良い。
ゆきずりの人たちが集まって大合唱。常連も多いのか歌声には随分迫力があった。
中国といえば、やはりこれ。太極拳はどこでも見られる。中年がほとんど。
水鉄砲を使って路上に字を書くおじさん。かなりの腕前で、人だかりも多い。さすが中国は文字の国。
公園の外では、路上販売。魚もビニールを引いて、その上でさばく。