今日は一気に春が来た。ここ上海は緯度的には鹿児島とほぼ同じだが、不思議なことに平均気温は東京と変わらない。むしろ風が強いぶん寒く感じられ、厳しいのが実感。
それがようやく春景色になったので、付近の写真を撮ってみた。
紫木蓮の並木(木蓮は花びらが厚く、いかにも中国の花という感じ)
菜の花畑
菜の花の柔らかい黄色が好きである。菜の花畑はそこらじゅうにある。あぜ道を歩くと菜の花独特の香りが充満している。子供の時に嗅いだ思いが蘇り、懐かしい感じがする。
川一筋 菜種十里の宵月夜 母が生まれし国美しむ 与謝野晶子
この歌は高校の時習った。50年経った今でも覚えているのは、母の故郷の徳島にも同じような景色があり、とりわけ印象深かったからである。(あの頃は多感だったからなあ!!)
ここは長江(揚子江)の南。つまり「江南の春」そのもの。漢文の授業で習った事だけは覚えているが中身は忘れたので、調べてみた。以下の通りです。
千里鶯啼いて緑紅に映ず 水村山郭 酒旗の風
南朝 四百八十寺 多少の楼台煙雨の中
花にうつろう鳥の声 風にゆらめく酒の旗
伝え来れる寺でらの 鐘楼も煙る雨のなか 杜牧
今あらためて読んでみると、ほのぼのとした大陸の春の長閑さが伝わってくる。漢詩もいいもんだ。今の高校では漢文はほとんど教えないとのこと。漢文やる暇があったら英語をということらしい。教育も実用本位というのでは、ちょっと寂しい気がする。50年経ってから授業を思い出す男もいるのだから。
昨日、北京など北部で例年になく激しい黄砂嵐があったと当地のTVで報道していた。本日は日本でも黄砂の被害が相当出たとのこと。やはり日中は一衣帯水なのだ。
因みに、上海は黄砂の通り道から南にそれているので、黄砂被害はない。
それがようやく春景色になったので、付近の写真を撮ってみた。
紫木蓮の並木(木蓮は花びらが厚く、いかにも中国の花という感じ)
菜の花畑
菜の花の柔らかい黄色が好きである。菜の花畑はそこらじゅうにある。あぜ道を歩くと菜の花独特の香りが充満している。子供の時に嗅いだ思いが蘇り、懐かしい感じがする。
川一筋 菜種十里の宵月夜 母が生まれし国美しむ 与謝野晶子
この歌は高校の時習った。50年経った今でも覚えているのは、母の故郷の徳島にも同じような景色があり、とりわけ印象深かったからである。(あの頃は多感だったからなあ!!)
ここは長江(揚子江)の南。つまり「江南の春」そのもの。漢文の授業で習った事だけは覚えているが中身は忘れたので、調べてみた。以下の通りです。
千里鶯啼いて緑紅に映ず 水村山郭 酒旗の風
南朝 四百八十寺 多少の楼台煙雨の中
花にうつろう鳥の声 風にゆらめく酒の旗
伝え来れる寺でらの 鐘楼も煙る雨のなか 杜牧
今あらためて読んでみると、ほのぼのとした大陸の春の長閑さが伝わってくる。漢詩もいいもんだ。今の高校では漢文はほとんど教えないとのこと。漢文やる暇があったら英語をということらしい。教育も実用本位というのでは、ちょっと寂しい気がする。50年経ってから授業を思い出す男もいるのだから。
昨日、北京など北部で例年になく激しい黄砂嵐があったと当地のTVで報道していた。本日は日本でも黄砂の被害が相当出たとのこと。やはり日中は一衣帯水なのだ。
因みに、上海は黄砂の通り道から南にそれているので、黄砂被害はない。