ママ友と映画観てきた~
福山さん、カッコ良かった。そしてなにより、役所広司さんの演技力に圧倒されたわ~
脇を固める役者さんも、芸達者揃い~
お話は一言で言えば、殺人裁判。
殺人犯の「求刑死刑」を せめて無期懲役にへと減刑するために弁護士たちは奮闘する。
そのための打ち合わせ(独房との犯人との面会)が あるんだけど、
たぶん本当の裁判でも実際に行われているんだろうなぁ~~・・・
(「争点はこんな感じですから、それに関係ない余計な事は言わないように」と犯人に念を押す)
7月に観た藤原竜也さん主演映画「二十二年目の告白」でも思ったんだけど、
矛盾が多くて融通の利かない法律に物申す、みたいな作品。
全体的に重くて、暗かったです。
作者の言いたい事は伝わってきたんだけど、なんつーか。
広げた風呂敷を最後にちゃんと畳めてないような気がして、若干モヤモヤ残りました。
斉藤由貴さんの、昨今の私生活とダブってるのかと思わせるような。
記者会見でのセリフと被ってて、そこはちょっと笑えましたが。
本編始まる前の他映画の宣伝、面白そうなの幾つかあった。
テレビでも大活躍の若手の俳優さんたち、映画でも頑張ってるんですねぇ。
みんな、働き過ぎじゃない・・・?
(ちゃんとお休み取ってるんだろうか、体は大丈夫かと、老婆心)
短編集「怪談」以来、小池さんの作品。同じく短編集。
エロ作品にまで品格がある、小池さん なんて格調高い物語をお書きになるのかしら・・・
7作品どれも面白かったけど、
若手の女流小説家と車椅子老人との 手紙を通しての感情の交わりを描いた「交感」が特に感動的で、
物語の最後、予期せぬオチに、わたくしめ(前作に続き)湯船でさめざめと泣いてしまいました・・・
他には、
主人公が幼い時に見てしまった 父親と住み込み家政婦との情交を描いた「美代や」。
30代に読んだ向田邦子さんの「夜中の薔薇」を彷彿させるような
(あれは確か、教え子が美人先生と 村で一番の嫌われ者の男 との情交を覗き見た・・・)
美しさと汚れの狭間を漂う愛の様に これまた心を打たれました・・・
はぁ~~~惚れ惚れする小説
今日、本屋さん行って小池さんの本を探したんだけど、どうも短編ばかりをお書きになっているようで。
(あ、いや、小さな書店なんで長編小説を置いてなかったのかもしれないけど)
短編集2冊購入しました。
半身浴読書、楽しみですっ ←ちい~っとも痩せません・・・