つれづれなるまま桐野日記

主婦向け漫画雑誌の漫画家、桐野さおりのブログです

気温差

2015年11月24日 23時10分31秒 | book
昼間はあんなに温かかったのに、
夜8時過ぎ、ウォーキング出かけた時はチョ~寒かった。

寒暖差が激しいと体調悪くしそう・・・風邪だけはひきたくないので気をつけなくてはっ




夕方、コンビニでママ友Aさんと遭遇。
土曜の夜、会社帰りにトラックと接触して救急車で運ばれたご主人は
今日の午後、右足(骨折)の手術が無事終わった、という事で私もちょっとホッとしました。
しかしながら相変わらず、加害者関係者は誰一人病院には訪れず・・・だそうで。

Aさんに「そうそう、これもちょっとブログに載せといてくれない?」と頼まれたのは、
警察さんの色々の不手際。

事故の翌々日(月曜日)に書類を持って警察に出向くようにと言われたから、
Aさんは病院で用意されたレントゲン結果を持って某市警察署に行ったらば。
「あ、その事故の担当のWは今日、お休みをいただいているので、明日出直して下さい」と
窓口で言われたって。
「え、昨日、Wさんが月曜日に来てくれっておっしゃったんですよ?」
「ええ、ですから、Wは今日、お休みをいただいてて・・」

ふざけんな~と思ったAさん、ちょっと大きな声で
「どなたか一人くらいわかる方、いらっしゃらないんですか?!申し送りとかないんですか?」
と叫んだらば、しぶしぶ奥から年配の警察官が出てきたらしい。

で、諸々の手続き後、Aさんが
「トラックの運転手さん、無免許って事は、以前違反して免停かなにかに?」と尋ねたところ
「そんなこと、個人情報保護で、言えるわけないじゃないですか!」とたしなめられたそう。

なのに、Aさんが
「逆恨みとか怖いので、ウチの主人の名前を運転手さんに黙っていてもらえませんか?」とお願いすると
「保険請求の関係で、それは無理です」と言われ。

「え、でも保険は先方の会社に請求するんですよね?その会社の社長さんだけに教えれば済む事では?」
「いえ、無理ですね」とけんもほろろに返されたそう。



事故日、
「相手の会社には固定電話すらない、連絡取るには社長のケータイ電話しかない」と言っていたのに、
今日になって
「あ、会社の固定電話、よくよく調べたら、あったんですよ~」ですって。

しかも、「社長さんのケータイ全然繋がらないんですよ、おかしいな、おかしいな」って
これもよくよく調べたら、加害者のケータイに電話してたってオチ。
「拘置所いるんだから、繋がるわけなかったですねぇ、あははは」って・・・

警察・・・なんか、かなりおマヌケじゃないですか・・・?




Aさんに話を聞いた時、私もマジで腹立ちました。
(実は他にも色々あるんですけど、かな~り長くなりそうなので、やめときます)

それでなくてもAさん夫婦は精神的に参っているっていうのに、
しょーもない事でストレス与えるんじゃないよ、ケーサツッ




     



半身浴で読み終えた本。

木原さんのBL小説。2冊目。
この間読み終えた「美しいこと」にくらべて性描写がリアル。
「ひょえ~~~ひょえ~~~」と雄たけびあげながら読みました(笑)

第一章。
主人公の啓太は、ゲイバーで知り合った充の部屋に居候する。
自分のアパートには帰りたくない、自分の手で殺した男が冷凍庫で眠っているからだ。
愚鈍だが心優しい充は、徐々に啓太に惹かれていく。
そして啓太も・・・
啓太は過去を断ち切るために、冷凍庫を真夜中の海に捨てに行く、充をともなって。
二人は罪を共有する、
が、充は「自分が殺した」と自首するのだった・・・


引き込まれたけど、これ、もしかして夢オチ?(あるいは妄想?)
イマイチ理解できぬまま、主人公の違う第二章へ。

第二章の主人公は充のイトコの榎本という男(啓太と充が出会ったゲイバーで働いている)
榎本によって充という人間が描かれていく。
どこか風変わりな充が実はディスレクシア(識字障害)である事も、明かされる。

第三章は充の弟の樹が主人公。
樹は昔から頭の悪い兄の充が大嫌いで疎ましかった。兄が家出してからもう13年。
二度と会う事はないだろうと思っていたのに・・・
成人した樹は弁護士になり、ある日接待の帰りに具合が悪くなり街で偶然会った充に介抱される。
その事ですら嫌悪感を抱く樹。
しかしある事実により、樹は徐々に兄に心を寄せていく・・・・


樹の、兄を侮蔑する性格にかなりイラッとしながら読んだけど、
最後の方で樹の前に啓太が現れて、「これ、充から」とプレゼント置いていく場面、

第一章の充と啓太が、その後も変わらず愛し合って暮らしてる事が垣間見えて、
とても幸せな気持ちになりました。

みんな、なにかしらの秘密をかかえて生きていく。
狂気と正気は紙一重、もしかして現実と幻想も紙一重なのかもしれないと、
考えさせられるお話だった。

作家の小原さん、BL小説界では絶大な人気がある方だと遅ればせながら知りました。納得。


小原さんの作品、網羅したいですっ










コメント
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