名言暴言直滑降

自作の詩や、いろんな人の名言暴言を紹介。

雑念分子

2016-05-08 00:27:59 | さ行 (自作の詩)
いらっしゃいませ
店員の声は雑念分子
こんなとこに来てしまった自分の脳もとうに侵されたということか、雑念分子

望んで買ったわけじゃない
望んでやったわけじゃない
全部お前らのせいだよ、雑念分子

あの日言ったありがとうございますなんか
両者結局嘘ばかりの、雑念分子
まだ言えない言い分にすがっているのかい
まだ聞こえない気になって今日も自決をキメるのかい、雑念分子
えぐるようにえぐりかえすように問いかけるのは
あの人やあの本でもましてやあの頃の自分じゃない

記憶を辿り回想
衝動がおさまらず暴走
じゃああの頃の本気は嘘だったの?
嘘だったの?
ねぇ、嘘だったの?

そんなの、何も考えてないお前に言われたくない
けど、そんな考えなしのお前と暮らす事を選んだ
いや、選んでない、流されたのは自分自身

覚悟なんか何もないよ
身の程知らずが浮き世に踊らされてた
いや、踊ったのは完全に愉しかったからなんですよ!自分自身

愉快、愉快、愉快であることが欲しいって思うのは、雑念分子?
いらっしゃいませ
あなたもおひとついかがです?
欲望に良く似た雑念分子
すべての願いは叶えられませんが、少しだけなら叶えられるかもね
いずれ捨てちゃうかもしれないけど
この世の成り立ち
だとしたら、そこで考えられることはたった一つ

何かを肯定する為に全否定を行うとしたら
それこそ向かってはいけない方向に世界は行っちゃうよね
そんなことくらい、君にだってわかるよね
幸せを願うやり方は、きっとまだ誰かの脳内では雑念分子
形成されるのはずっと後
埋もれた言葉を拾って誰かに渡してくれ


残尿感

2016-04-14 14:59:47 | さ行 (自作の詩)
10,9,8,7,6,5,4,3,2,1,0
10,9,8,7,6,5,4,3,2,1,0
10,9,8,7,6,5,4,3,2,1,0
10,9,8,7,6,5,4,3,2,1,0

重労働課せられ ストレス三昧 社畜のみんな!
自分の体の不調は自分が一番わかるんです
できない事だけ責められ自己嫌悪 私まさか精神疾患?
覚悟と責任感 価値観の共有できず 堕落 疎外感

一度でもいいから自分が正しいと思った道を一生懸命
進めば何かが見えてくるんじゃないかと思えた三千世界
この身を潔白に 振り返る為に行く健康診断
毒された我が身にくだる病名 慢性膀胱炎

一日20回以上トイレに行くなら頻尿って見た
夜中に3回以上起きて行くなら頻尿って聞いた
あるあるや頻尿や血尿にまつわる怖い噂
精密検査をすれど要観察 生活改善

斬!斬!斬尿感 ハイ!ハイ!排尿障害
ホルモンバランス 免疫低下 うんとダウン 冷え性 膀胱炎
延々続く 終わらない終わり カウントダウンしてまた元通り
敗北感 虚無感漂い 達成感無い まさにこれ残尿感

閉ざされた小部屋から抜け出せない 明るい社会が見えない
私を置いて出てゆくのね まるでめんどくさい奴 これ残尿感

最近健康体目指し始めたランニング30分
意識して深呼吸 ストレッチ ヤダ…女子力高い…
酵素 豆乳 チアシード カカオ アサイー マカ ココナッツオイル
追求してまた追い詰められる ここは密室 逃げ場は無い

年はとるもの? 重ねるもの? 劣化 変化 退化 降下
効果あるか? どうかどうか 運と言えばいいですかね
10,9,8,7,6,5,4,3,2,1,0
0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10

桁オーバー キャパオーバー ゲームを~婆~さん ゼロクリア
リタイアしたいな三千世界 うんとダウン 冷え性 膀胱炎
延々続く 終わらない終わり カウントダウンしてまた元通り
敗北感 虚無感漂い 達成感無い まさにこれ残尿感


地獄巡り

2016-03-29 17:57:24 | さ行 (自作の詩)
結んでひらいて
手を打って
結んだ

病める時も
健やかなる時も
いかなる時も

当たり前の恋に落ち
当たり障りの無い愛に落ち着いた

決着

あんなに燃え上がっていた不確かなものは
確固たる消炭になった

繋げるために繋がるのは
その身やその言葉だけなのか
どうして私達は本当に一つにはなれなかったのか

再び落ちる
私だけが

つかみ損ねたあなたの手を
私は永遠に探す地獄に来ている
悔いても悔いても私の心は終わらない

私は死んで
あなたは生きる
あなた以外の誰かに恋した私は
あなたの中で死にました

苦し紛れに罪人は 希望の詩をうたいます

結んでひらいて
手を打って結んだその手
またひらいて
手を打って
その手を
上に

女王蟻

2016-02-15 04:18:05 | さ行 (自作の詩)
自然界で女王と名の付くものの
仕事は私できると思う
私が良いと思う種しか選ばないよ
そしてそれが正しいの

ハーレムをつくりたいと言ったら
モテたいの?と言われた
女王蟻はそんなこと思ってないはずだから
それは間違っているの

適材適所ってあるでしょ
だから私は私にできることをするまで
生きた証が欲しいなら
本能に従うといいのです

私には羽がある
多くの人には無い羽が
飛べないまでも
その羽を捥ごうとする場所には居たくはない

私の卵は溢れかえり
ただ情熱だけが魅力となり
与えられることにだけ精一杯な小さな世界で
それを愛と呼ぶのです

かわいそうなひとなのです
だからあなたがそこに居て
私の為に生き抜いて
本気の恋しか選ばない

洗願

2015-11-12 17:07:59 | さ行 (自作の詩)
声を奪われた人魚が
水の泡となって消える
その少し前に
あなたは片手に槍を持ち
人魚を殺しにいきます

あなたの仕事
あなたの仕事
誘惑 誘惑
あなたの仕事
あなたの仕事
仕掛けた種には水を撒き
不満満開 愉快を散らせ

融解 融解 硬くなな夜
融解 融解 硬くなな夜
持ってけ泥棒 謎謎解いて
暴いた正体 水の泡

愛されるためや愛するために
その身を変えて
私の化粧とあなたの浮気は
きっとそんなに違わない
「隠す礼儀」
「秘密」
「人の為」
カッコはつけず
名句は 落ちるからいい

救われない
答えを導き出すことは
バラバラにするということ

せめて
まだ助かるなら その槍を
身体に刺してくれてもいい
じっとするから引き上げて

電波塔から鳥が鳴く
嘘だけついてはいられない
誰かがほんとを捻じ曲げて
救う手立ても無くなった

三重苦

2015-11-07 17:47:00 | さ行 (自作の詩)
目を閉じ
耳を塞ぐ

そして
最後に口をつむいだ

出来る事をしない

逆をいうと

しないことは
出来る事だから

沈黙は語るけれど

目を閉じ
耳を塞ぐ人々には

何も見えない
何も聞こえない

逆をいうと

することは
出来ない事だから

目を開け
耳をすまし

口をひらく





しかく

2013-08-31 19:20:04 | さ行 (自作の詩)
四角
対角線を繋ぐと
ばつがひとつ

対角線
対角線
交わって
ばつ

四角の中の 罰を清める為に
四角、五画、六角、十角、二十角と正しい場所で尖れたら
段々円に近づいていく

私達はいつも 角がたたないように生きる事を選んだ

強さ、と、優しさ、の点を
めんどくさい、と、才能、の点を
恐怖、と、友達、の点を
愛情、と、お金、の点を
あの日、と、この日、の点を

ビルの看板、明日の朝食
知らないすり傷、ベランダのベビーリーフ
言葉足らずなおじさん、学校サボった女子高生
売れないチケット、犯罪者になった先生

みんなみんな 点から点をつないだ線で
私にはこんな風にみえているんだ
本当はもっと違うものかもしれないけれど
私の視点、と、あなたの意見、それは
交わらないかもしれないけれど

過去、現在、未来
原因と結果
いくつも交わって
いくつも交わして
かたちづくられていく

だから私達は円になりたい
だけど私達
点と点を決めて
最短で線を引くには
直線がいいと思う

正しい図形は美しく
方程式で導かれた
いつも正しい答えがあるのだ

私達はいつも 角がたたないように生きる事を選んだ

四角の中の 罰を清める為に
四角、五画、六角、十角、二十角と正しい場所で尖れたら
段々円に近づいていく

失敗したダイエット、捨てられた子猫
非通知設定の表示、ギャンブルに嵌る友人
おもしろい漫画、波紋を呼んだ芸能人の浮気
健康になる食べ物、一番高価な買い物

死ねなかった屋上、吐息をもらす演技
永久に咲ける花、食べられた魚
戦争で失った片足、熱くない夏
書けなかった「嫌い」
書いて消した「好き」

みんなみんな 点から点をつないだ線で
私にはこんな風にみえているんだ
本当はもっと違うものかもしれないけれど
私の視点、と、あなたの意見、それは
交わらないかもしれないけれど

過去、現在、未来
原因と結果
いくつも交わって
いくつも交わして
かたちづくられていく

悲しい事が多いから 不幸なわけじゃない
嬉しい事が多いけど 幸せなわけじゃない 

だからせめて
正しい事だけをして生きていけたら
正しい事だけをして生きていけたら







蛇の目に涙

2013-06-08 19:29:59 | さ行 (自作の詩)
ひたひたはしる ひたはしる
ただただはたらく ただばたらき
ふつふつ湧いた ふつうに沸いた
いいこいいこ どうでもいい子

ひとこといったら ひとりごと
からからまわる からまわり
零れ落ちたら おちこぼれ
すみませんでは 済みません

寝ない子誰だ? 寝ない子誰だ?
見つからなければいいと思った
雨降り 雨漏り 雨宿り
止せばいいのに
よその子寄せて
うちには帰れぬ
蛇の目に涙
ぴちぴち ちゃぷちゃぷ ランランラン
BitchBitch JapJap LandLandLand

11

2013-04-13 18:58:23 | さ行 (自作の詩)
君に逢えたら嬉しい
たった11文字の
愛の告白の行方

いちいち言うのが好きや
好きというよりも癖や
重ねていけるものなら
年のように重ねたい

ひとりひとりの思い出
重なって混じる2人
時には混ざり合わずに
重なるだけは重いで

めんどくさいと笑える
アホかと言って手つなぐ
そのまま感じればいい
嫌いになるときもある
だって人と人やもん

いちいち言うのがすきy
2人でいるのが好きや
みつからん答えばかり
よくばりして追いかけた
いつかのいつは今かな
無理して伸ばした足が
名も無い今を蹴り上げ
やっとたどり着いたここ
心の自由があった
自由になれたら次は
君とずっと並びたい

愛と愛で「11」
今、感謝の言葉を

「ありがとうございました」