～新潟の文化財～

　～西福寺開山堂～　　　　　　　　　　　新潟・魚沼市大浦174　　　　　

1534年（天文3年）に創建された曹洞宗の古刹。寺院内にある開山堂は（開山した和尚と道元禅師を祀っている）茅葺屋根、総ケヤキ造りで1857年に建立。天井には「道元禅師猛虎調伏の図」が彫刻されています。江戸時代の名匠・石川雲蝶の作で日光東照宮に匹敵するといわれています。「新潟県指定文化財」

　←西福寺

　←開山堂




雲蝶は、江戸で生まれ、明治時代に主に越後で活躍した名匠です。20歳のころにはすでに彫刻の奥義を極め、32歳の時に江戸から越後ににわたり三条で婿養子に入りました。39歳で西福寺の住職に見込まれ開山堂の彫刻を仕上げたといわれています。

　←パンフレットより転載


寺院内にも貴重な襖絵や彫刻が残されています。







開山堂は、豪雪に耐えられるように周りを鉄骨で囲い保存されています。堂内吊り天井に透かし彫りで施された彫刻は迫力があり、観る人の心を打ち必見の価値があります。

拝観料：300円　　駐車場：無料