湖のほとりから。

花と空と心模様を写真と詩と文に託して。

空の上から

2018-03-28 00:53:04 | ポエム
まだすこし
太陽の光が地球に届いているころ

はるか彼方には
漆黒の闇がせまっても
空の上では
山の稜線みたいな
ブルーとオレンジが織りなす層が残っていた

あらためて
地球は丸いんだって

あの小さな星を持つ
星の王子様が
椅子を何度も引けば
何度も夕陽がみれたように
その訳が
夕暮れ遅くにのる飛行機なら
とてもわかりやすいね


ここから
街の灯が
眼下にみえる
人の営みは
明るい灯のなかにある


あの人の街
この人の街


飛行機から見下ろす街々は
数えきれない人々の暮らしが
人生という道を描いてる


沢山の人と
絡み合いながら


私が関われる人なんて
ほんの一握りの人々達だけれど


大切にしたいと
街の灯りを見ていたら
愛おしく思えてくる


夕暮れの遅い時間
空に浮かんだとき
羽を広げ
高い場所から見ている
宝石箱のような
一つ一つが大切な命のきらめきなんだもの


私も
地上に降りたとき
きらめき出そう
上から
見えるように








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