湖のほとりから。

花と空と心模様を写真と詩と文に託して。

『蝶々結び』の歌

2020-11-22 20:12:00 | コラム
♫片っぽで丸を作って

しっかり持ってて

もう片っぽでその丸の後ろを

ぐるっと回って

間にできたポケットに入って

出て来るの待ってて

でてきたところを迎えにきて

「せーの」で引っ張って

はじめはなんとも

情けない形だとしても

同じだけチカラを込めて

羽根は大きく結び目は固く

なるようにきつく

結んでほしいの

腕はここに 想い出は遠くに

置いておいてほしい ほしいの♫



RADWIMPSの野田洋次郎さんが作った『蝶々結び』と
言う曲の歌詞です。
Aimerさんをプロデュースして
自らの曲を提供しています。


中島みゆきさんの『糸』を
縦の糸と横の糸で
人の出会い、男女の成り立ちを書いた。


野田洋次郎さんは、
紐を蝶々結びにする工程から
きつく固く結ぶことを
男女の愛情に例えた。


それぞれの歌詞の深さに
胸が熱くなります。


昨日の夜
4歳の孫とリモートでのお話の中で
歌って聞かせてくれた、この『蝶々結び』の歌

4歳の幼児が
『ほしい〜 ほ〜しぃ〜の〜』と歌う。
ほのかに、漂う色香

あはははと笑って聞いていたものの
可愛さの中の色香があった。

保育園での合唱曲だそうで
練習しているとのこと。

私は前から知っていた曲だったけれど、歌う者が違えば、
また味が変わるのが歌というもの。

男女の出会いはともかく
保育園の先生はたんに
蝶々結びのやり方を教えたかっただけなのかもしれないが
スポンジのように
すぐ覚えてしまう柔らかい頭には
この歌はこれから
どんなふうに残っていくだろう。






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