湖のほとりから。

花と空と心模様を写真と詩と文に託して。

手を合わすということ

2019-11-18 23:19:00 | 日記
両親の三回忌と
兄の39回忌(弔い上げ)を一緒として
全て、終わりました。

これまた、
兄の最期も看取った私にすれば
4人家族の私以外
3人をこの手を離さずにして
あちらの世界へ送り出せた。
そう、最後まで、見届けたということになる。


なんの因果か、、、。


おそらく、私の今世の
お仕事だったのでしょうね。

そして
自分の息子を呼んで
ご仏壇の前で
この繋がりの果てに
いま、私が居て
そして、君がいることを話した。


見守っていてくれる人の存在があると。

色んな犠牲と愛の上に
私達が生きていることを話した。

だから
自分の命も、次にバトンを渡していく、息子の子供にも繋がっていくこと。

浄化しながら魂の昇華に手を合わせ
守るもののために
懸命にならなきゃいけないことを話をした。

息子は真剣に聞いていた。

帰り際に
珍しく、私への気遣いと感謝を言って帰っていった。


これで、良かったのかな。

法事の仕方、伝わったかな。
気持ちの上での弔い方、わかったかな。

だから、私達は
精一杯生きなきゃいけないし
堅苦しく考えなくていいけど
自分達は、次にバトンを渡すために
元気でいてなくちゃいけないのよって。

いつかは、私を見送ってもらう番になるわけで、色んな厄介な用意はしなくていいけど、
繋がりの思いだけは
言っておきたかった。


気薄になっていく家族関係
伝承もなにも関係がないとまで言う若者や体験しないまま通り過ぎていく人が多い今。
風習やしきたりは変わっても
気持ちの上での思いは
きっと、昔も今も変わらないんじゃないかと思う。

手を合わす。合掌する。

それは、すごく尊い行為なんだと思う。

忘れないでいて欲しいと。










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