2018年邦画
『コーヒーが冷めないうちに』
風邪気味のボーとした頭を抱えながら、
最後は涙で浄化されながら
やっと見れた。
喫茶店フニクリフニクラ
ごく普通の人たちが
その喫茶店にあつまってくる。
マスターと、その姪にあたるカズちゃん
2人が営んでる喫茶店
ちょっと、都市伝説的なことがいわれている。
カズちゃんが
店のとある席でコーヒーを入れると
過去へも未来にも行けると言う
ただし、それには色んなルールが存在する
そして、それは、カズちゃんがコーヒーを入れて
それが冷めきるまでの間のみの時間
過去への時間のランデブー
冷めるまでに、そのコーヒーを飲み干さないといけない。
事態は変わらない。
一度起こってしまったことはどんなことがあっても変わることはない。
けれど、思いを残しているから
過去に戻りたい
言いたい、伝えたい言葉があるから
一生懸命に伝えようとする
短い時間の中で懸命であればあるほど、見ているこちらは、
なおさら切ない。
一度起こってしまったことは変えられないのだから。
それを知りながら‥
しかし
会いたくて‥
いいたくて‥
過去のその人に会いにいこうとする心情。
みんなそれぞれの事情ってものがある。
そっかそっか
そうだよね
やっぱり、それ、言いたいよね
頷きながら
やがて気づいていく。
過去は変えられない。
しかし、そこから未来は変えていけると。
一番切ない思いを抱いていたのは
代々続くコーヒーを淹れて
過去や未来へと送り出す女性のカズちゃんだった。
その血筋のものだけが
そうした能力を得ている
ことのほか、カズちゃんは
人には言えない複雑な過去をもってた。
しかし、母を居なくなった同然のカズちゃんに
コーヒーをいれて過去に送ってくれる人はいない。
しかし、、、、。
神さまはみていてくれたのかな。
カズちゃんにコーヒーをいれて過去の母親に合わせてくれる。
ちょっとしたトリックのような
なるほど、そう言う手があったかーと、ホッコリする場面が用意されている。
『コーヒーが冷めないうちに』と
言われて過去や未来にいける。
ほんの10分ほどの時間
過去から戻った人は
変わらね現実を受け止めたら
また、明日へと希望をもっていけるのだ。
そう、映画の中でカズちゃんは言う
『未来はまだ訪れてませんから、それはお客様次第かと...』
素直にうけとればなるほど、まったくだ!
私が今回風邪を引かなければ
いま、上映している映画
『マチネの終わりに』を観に行くつもりだったが、観にいけないでいる。
この映画のメッセージは
『未来を変えれば過去が変わる』
どう言うこと?
『たった3度しか会ってない人が
人生において一番最愛の人でした』
だとか
『人は、変えられるのは未来だけだと思い込んでる。だけど、実際は、未来は常に過去を変えてるんです』
と言うセリフがでてくるらしい。
愛し合った2人が
違う場所で、互いを思う気持ちを同化させていく。
2人が出会った過去に支えられて
未来を築いていくとき
未来で起きたことによって
過去が全て塗り替えられいくと言うようだ。
切ない過去であっても
未来において、何かしらのアクションが過去と触れ合ったときに
過去を肯定できるようになるんだと言うのか。
実際、出会った人によって
今までの過去が、
その人に出会うための過去だったと思えたとき、一瞬で暗い過去は確かに塗り替えられたりする
また、
自分の思っていた過去が
ある日、すべてが自分の思い込みのせいだったと思える出来事だったと気付かされたり。
未来は、過去おも変えていく。
そう言いたいのか。
愛し合った2人の行方はどうなるのか。
いま、一番興味津々の映画。
ちょっとしつこい風邪に
行く手を阻まれている私は
また、DVDが出るまで
お預けになるのだろうか
『コーヒーが冷めないうちに』と
『マチネの終わりに』の共通点は
未来に託されていると言う点か?
じゃ、未来の入り口の『今日』と言う日を大切にしなきゃいけないと言うことかしら、、、。
また、映画を見たら
感想を書いてみたい。