湖のほとりから。

花と空と心模様を写真と詩と文に託して。

霜月の夕暮れ時

2019-11-01 21:58:00 | 日記
朝は寒かったのに
お昼頃には気温が上がった

お昼までは家事
お昼からは『たえこさん』と会う約束をしていた。

『たえこさん』ちの旦那さんは
夕方4時に夕飯を食べるというので
『たえこさん』が歩いてこれる珈琲専門店に待ち合わせた。

すると、そのお店は臨時休業とある。
どうしょうと思っていたら
目の前の先の曲がり角から『たえこさん』がやってきた。

臨時休業を告げると
じゃ、いつも行くカフェのママが
フルートを拭いてくれるカフェに行こうと言う話になった。

最近、体の調子が良くなかったカフェのママだけど
今日はとても顔色が良かった。

さて、いつも私が頼むのは
グァテマラのコーヒーなんだけど、
ちょっと、今日は器を写真撮りたくて、お抹茶にした。

ここのカフェの棚には
48個の色んなカップが置いてある。

私はこのカフェに通い出してから
その48個を制覇したいと順番に
カップを選んできた。

しかし、
いつも、コーヒーとは限らないし
ハーブティの時もある。
その時々にあわせながら
カフェのマスターが
カップの番号のところに私の名前を入れてくれている

行きつ戻りつ、
42個は過ぎた

あと、制覇するものは、
煎茶、お抹茶用の茶碗類
形がカフェオレのカフェオレボウルになるものは、それをと頼めるのだが、棚をみて、志野焼の茶碗が目についた。

『お抹茶をお願いします』と。





初めて聞く、ママの茶道の話。
お師匠さんだったというので
和気あいあいと
簡単なお作法を学ぶ。
爽やかなお抹茶ながら、奥行きのあるお味。満足!


『たえこさん』の帰りの時間が気になりながら。

おもむろに聞く夕飯の話。

なーんだ、作って、娘さんに頼んで来たんだって。

定年退職されたと  
『たえこさん』の旦那さんは家に居つく。
一日中、ダイニングの椅子にもたれかかり、家の庭をすこしだけととのえる。 
他のは趣味なし。

『たえこさん』の苦悩は続く

熟年離婚の言葉が行き交う

一昨日の友達も、今朝、連絡があった友達からも、聞いた言葉。

はぁー、ため息だね。

ひとしきり
話を聞いたあと、家まで送って
じゃまたねって行って
帰りの道

私の大好きな夕暮れ時

建物や人や木が
影絵の世界になる瞬間


脇道をそれて
車を湖に寄せて留める。
ちょっと温かみがほしくなるような感覚を纏う


湖さえ、魔法がかかる。
大好きな色

また、1日が終わる。
11月 霜月の夕暮れ

細い三日月が綺麗だった。

















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