湖のほとりから。

花と空と心模様を写真と詩と文に託して。

微笑み返し

2017-12-18 16:02:02 | 日記
12月の寒空に
湖畔に佇む


こんなにも
空は青いのに
見る余裕もなかったんだね


何曜日なのか
師走なのに日にちがわからない


時間の森の迷い子のように


わからなくなった瞬間


目を開けたら
溢れ出てくるものがあるから
閉じていたけれど


それも気にしないことにした
流れるものは流れたらいい


流れるまま
ぬぐいもせずにいたら
流れるものも
いつしか乾いてくることに
気がついた


時間の森で迷い子になって
時間の流れと言う川で身を任せ


気がついたら
いつもの湖を見ていた


そう言えば
晴れの日が続いているね


私は雨女のはずなのに
瞳の中だけの話だっけ?
時折不意打ちのように
嵐が襲うけれど


ほら、笑えよ!


どんな時も
面白がって笑っていただろうって?


うん、そうだね
色んなこと
面白がっていたね


今だって同じ
悲しみは深いけれど
深みをおもしろがっている私


こんなこと
こんなこと


人生に二度あることのうちの一回


それが
これからの私を支え
私を変えていくのでしょう


人の命は
儚くてもあたたかい


天国に旅立っても
前より近くに感じてるなんて。



そして
命を一つ
空に返した私に
いつも通り
優しい言葉で


いつものように
話しかけてくれようとするあなたの
気持ちの暖かさを
しっかりと受け止めていますから


もう少し
もう少しだけ


待っていて‥


いつものように笑顔で
微笑み返しができるようになるから






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