惰天使ロック

原理的にはまったく自在な素人哲学

2月1日(水)のつぶやき その1

2012年02月02日 | miscellaneous
06:15 from web (Re: @tokihi
それで評価低いというのは不思議だな @tokihi 儂倫理学専攻なの。しかし根本的な考えが「自分は他者になることは絶対にできないし、本当に客観的な見方なぞ自分では出来ない」って考え方だからいつも先生に「~(苗字)哲学だな」って返されて評価低いの。

06:16 from web
「自分は他者になることは絶対にできない」これは直観的には誰だってそう思うことで、そうじゃないって言ったら「嘘つけ」って言われるようなことだ

06:23 from web
つまりある倫理学の主張が「そうじゃない」というところを含んでいるとすれば、その倫理学はいの一番に「そうじゃない」理由を明解に示さなければならないはずだ。別に論理的に厳密である必要はなくて、誰でもわかるという意味で「明解に」

06:28 from web
「本当に客観的な見方なぞ自分では出来ない」の方は、そんなこと言われたら自然科学は困ってしまうわけだが、自然科学にしても通常は「本当に」そんなことができるとは考えられてはいない。だからこそ実験結果は必要に応じて追試される

06:31 from web
ただそうしたことを際限なく繰り返したとしたら、その極限として「本当に客観的な見方」と呼べるような視点は存在するはずだ、という確信ならすべての自然科学者はそれを共有している。ただ、それは極限だから、実在する視点であるとは限らないし、ましてや「自分が」それを持つということはありえない

06:37 from web
そうすると「本当に客観的な見方なぞ自分では出来ない」というのも、別に直ちに退けられなければならないような無体な主張だとは思えない。倫理学は自然科学ではないし、自然科学である必要もないことだからなおさらだ

07:46 RT from web
『吉本隆明が語る親鸞』bit.ly/z6AMLE また読んでた。ほんとにいい本だ。100万部くらい売れたらいいのに。もう全国の書店や、Amazonとかでも買えるし、こんな時間に強く薦めたくなった。
糸井 重里さんのツイート

07:51 from web
糸井重里氏の自社製品広告コピーで、twitterだから有効そうな表現を使ってみた、といったところだろうか。他のメディアでこれやったら嫌われるよな

07:54 from web
本の方は、俺の方は買おうか買うまいか迷っている。吉本の親鸞論はさんざん読んできたというのと、先月末に駆け込みで高い本たくさん買っちゃったもんで、懐具合がだね

08:01 from web
糸井重里の人にとって吉本の「最後の親鸞」は途轍もなく重要な一冊みたいだから、「100万部くらい売れたらいいのに」ってのは、これはこれで本音ではあるんだろうな

08:06 from web
商売する人の本音ってのはとかく判りにくいからな。ブシロードが新日買収したのだって、あれは社長が「プロレスが好きすぎる人」だからなわけだが、ホントにそれだけなんだろうかって勘繰り入れてる向きが多いわな

08:07 from web
そういうのはきっと、本人にとってもそれほど明確ではないのだという気がするぞww

08:37 from web (Re: @denen2030
人口増杉→技術が発達という因果関係は、歴史的には認められないな @denen2030 先進国は増え過ぎた人口でなんとかやっていくために技術が発達したとは考えられんか。(中略)精神的なものは後回しになって鬱病とかを生んでるんじゃないか。後進国はまだその必要のない、まだ幸せが(略)

08:39 from web
技術に関する限り「必要は発明の母」というのは大嘘だというのは、ちょっと歴史を調べてみればわかると思う

08:42 from web
ふたつ前の後半についても、この主がワカモノだとすれば錯覚があると思う。わが国で入院通院の必要なうつ病者が増えたのは本当につい最近のことで、経済や技術の先進国になったから増えたのではない

08:43 from web
むしろ最先進国から脱落しかかってることによって増えていると言った方がいいようなところがある

08:49 from web
これは件の主に言ってもしょうがないことだが、俺なんかはもともとわが国には「精神的なもの」というほどのものは存在しなかったのではないかと思っている

08:51 from web
精神的なものがあれば幸せだというわけではないのは、犬や猫を見てみればわかることだ。犬猫に精神的なものなんてこれっぽちもないわけだが、特に不幸そうには見えないわけだ。そうでなきゃ犬猫を飼う人もいないだろうしな

08:55 from web
これは哲学とかにかかわっていれば誰しも納得してくれるはずのことだ。その知見なり洞察なりによって幸福な一生を過ごした哲学者なんていうのは、古今東西、ほとんどひとりもいないからだ

09:02 from web
二元論的な思考がもたらした錯誤の最大のものは、物質と精神が相互に補完的なものだという考えかもしれない。その考えのもとでは、事物の物質的な側面が強調されることは直ちに精神的な側面がなおざりにされることだと推論されることになってしまう。そしてそれは間違いだ

09:14 from web
自然科学的な認識の極限から眺めれば、宇宙には物理以外のものは何もない。一方で個々の人間の実存から眺めれば、世界にはその観念と観念の反映以外のものは何もない

09:23 from web
物質と精神はそういう意味で正反対の存在だが、その正反対をあたかも磁石の両極のように考えるようにしてしまったことが二元論の錯誤だと思う

09:39 from web
現代に固有の(そしてひょっとするとうつ病の大量発生の原因でもあるかもしれない)錯誤があるとすれば、消去主義的な思考だと俺は思っている

09:43 from web
いかにも二元論は錯誤だが、消去主義というのはその正反対の錯誤だ。一方が他方に還元可能で、還元された他方は錯覚にすぎないという考え方だ

09:46 from web
それはあたかも「サッカーには攻撃だけがあって、守備のすべては攻撃の観点から説明可能で、つまりもともと守備など存在しない、錯覚だ」というようなものだ。そんなこと本気で言い出されたらディフェンダーは全員うつ病になるしかないわけだ

by celsius220 on Twitter
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