googleのデザインが変わった(さっそく非難轟々のようだw)という話を聞いて見てみればgoogle.co.jpの方にはまだ反映されていなかった。それで、せっかくだからと自サイトの検索をかけてみると、スコーピオンズの話をしたついでにちょろっと触れた「鴨川つばめ」でリンクしている(と言ってもgoogle経由だけどな)サイトがあった。そこらへんからリンクを辿って行って見つけたのが以下のblog。
鴨川つばめに怒られた!?(黒のマガジン)
この記事自体数年前のものだから知ってる人は知ってるものであるのだろう。わたしは知らなかったから、鴨川つばめに怒られたとは穏やかでないなと思って、つい釣られて読んでしまった。で、「怒られた」というのは、サイト主が主宰して「鴨川つばめ特集」を組んだミニコミ誌を片手にインタビューを申し込んだら、最初はすげなく断られ、手にしたミニコミ特集号も「そういうのは勘弁してほしい」と言われたものらしい。まあ大体そういう話。結局は鴨川つばめの気が変わってインタビューも受けてもらえることになり、そのときの顛末と、あとはサイト主の愛に満ち満ちた鴨川つばめ談義が添えられている。
鴨川つばめが廃刊前の少年キングで「東京ひよこ」を名乗って連載していた頃にサイト主は小3だったというから、わたしより十歳は若い人である。それでもいま三十代か。「プロスパイ」だの「DタウンCロック」だの「AAO」だの、うーわ、こんなのリアルタイムで読んだの俺くらいじゃないのと思っていた幻の連載作品の名前がぽんぽん出てくる。いるところにはいたんだねえ、愛読者が。ちなみにワタシは「DタウンCロック」の単行本(初版)も持ってるよ。東京に出てくる直前、田舎の本屋で注文して取り寄せてまで買った1冊である。死んでも売らないけどな!
まあ中身は、はっきり言って相当ショボいよ。当時のわたしのような、超のつく鴨川ファンでもなければ買って読む意味はなかった本だろうと思う。巻末のアンケート風インタビューで「この話は『ドラネコロック』の続編なのか」「まあ、族の話だからゾク編なんですねー、あらら外しました」などと、どっちらけたことをやらかしていることからしても明らかである。でもまあ、この話はこのblogで書いたことがあっただろうか※、たったひとつだけ、今でもわたしのお気に入りの台詞がある。泉屋おやじが個人タクシーを始めると聞いて、いつものファンキーな警官2人組が問う。
「個人タクシーって、お前、免許はあんのか?」
「そんなものはほしくないね」
「ほしくなくても必要なんだよ!」
というやつ。外してるよ?でもなぜかこれは忘れない。
「マカロニほうれん荘」は連載当時から何度となくアニメ化の話があって、いまだに時々話があるらしいのだが、作者鴨川は全部断っているらしい。判らんでもない。アニメ化はされなかったがラジオドラマやゲーム化はされたことがあって、まあ・・・どっちもひどい代物だった。上掲サイトの主が「勿体ない」と書いている気持ちもわかる。だって今の萌えアニメのあの絵の源流のひとつは鴨川つばめだからな。少年マンガ誌に少女マンガ風の絵柄で描いたギャグ・コメディ、なんて、彼が一切合切を作ったようなものだと言っていい。今大ヒットしている「けいおん!」とか、ホントは鴨川つばめ監修ですよ、などと真面目な顔して嘘をつかれたら、わたしは信じてしまいそうである。
もっとも、鴨川つばめ本人の好みはもっとずっと「濃い」ところにあるから、ああいうライトな萌え作品はお気に召さないか、むしろ苦々しく思っているかもしれない。「なぜこの話にはB-17爆撃機が出て来ないのだろう」なんて。「けいおん!」も二次創作には相当濃いのがあるみたいだけど、それでも爆撃機は出て来ないだろう。
数年前にスガシカオのOPで話題になったアニメ「xxxHolic」のある回はまるで鴨川つばめに捧ぐとでも言わんばかりの内容だった。ラストカットではほぼ画面一杯に「マカロニ2」の単行本の表紙まで映したりして。原作者CLAMPがファンなのか、アニメスタッフの中にファンがいたのか、事情はまったく知らないけれど、観ながらちょっと驚いて「いや・・・『マカロニ2』はお薦めできんぞ」などと呟いたりしたものだった。「あれを薦めるんだったらまだ『ミス愛子』の方が」?いやいやいやいや。あれは相当、ものの判った大人にでなければ薦められまへんな。
と言いつつリンクを張るか。マジかよ。まあ本は買わなくてもリンク先の「この商品を買った人はこんな商品も買っています」欄をブラウズしてみてもらいたい。期せずしてこの作品と著者の性質をよく示しているような気がする。
調べてみると「xxxHolic」のあれはそもそも原作にそういう話があるそうな。現物はまだ確認してないけど。
上では書きそびれたが、鴨川つばめにはほとんど知られていない単発モノや短期連載が結構たくさんある。わたしが好きで、いつか単行本にならないかと思っていたが結局ならなかったのは、月刊誌の方でやっていた「プルプルぷろぺら」という作品だった。これはこれで、後に「ラブコメ」と呼ばれるようになるジャンルの原型みたいな作品ではあった。ただ、なにぶんこの作品、実物を見たことのある人は当時でもほとんどいなかったくらいだから、これをもって「元祖(少年誌の)ラブコメ」と呼ぶのは厳しいだろう。
わたしも内容をほとんど忘れてしまった。ただこの作品のサブキャラだった「副番長・泉屋しげる」が次作の「ドラネコロック」で主人公になったこと、あと最終回で「ダイムラー・ベンツ、どうもありがとう!××(失念)さん」というセリフのあったことなどをうっすら覚えている。
鴨川つばめに怒られた!?(黒のマガジン)
この記事自体数年前のものだから知ってる人は知ってるものであるのだろう。わたしは知らなかったから、鴨川つばめに怒られたとは穏やかでないなと思って、つい釣られて読んでしまった。で、「怒られた」というのは、サイト主が主宰して「鴨川つばめ特集」を組んだミニコミ誌を片手にインタビューを申し込んだら、最初はすげなく断られ、手にしたミニコミ特集号も「そういうのは勘弁してほしい」と言われたものらしい。まあ大体そういう話。結局は鴨川つばめの気が変わってインタビューも受けてもらえることになり、そのときの顛末と、あとはサイト主の愛に満ち満ちた鴨川つばめ談義が添えられている。
鴨川つばめが廃刊前の少年キングで「東京ひよこ」を名乗って連載していた頃にサイト主は小3だったというから、わたしより十歳は若い人である。それでもいま三十代か。「プロスパイ」だの「DタウンCロック」だの「AAO」だの、うーわ、こんなのリアルタイムで読んだの俺くらいじゃないのと思っていた幻の連載作品の名前がぽんぽん出てくる。いるところにはいたんだねえ、愛読者が。ちなみにワタシは「DタウンCロック」の単行本(初版)も持ってるよ。東京に出てくる直前、田舎の本屋で注文して取り寄せてまで買った1冊である。死んでも売らないけどな!
まあ中身は、はっきり言って相当ショボいよ。当時のわたしのような、超のつく鴨川ファンでもなければ買って読む意味はなかった本だろうと思う。巻末のアンケート風インタビューで「この話は『ドラネコロック』の続編なのか」「まあ、族の話だからゾク編なんですねー、あらら外しました」などと、どっちらけたことをやらかしていることからしても明らかである。でもまあ、この話はこのblogで書いたことがあっただろうか※、たったひとつだけ、今でもわたしのお気に入りの台詞がある。泉屋おやじが個人タクシーを始めると聞いて、いつものファンキーな警官2人組が問う。
「個人タクシーって、お前、免許はあんのか?」
「そんなものはほしくないね」
「ほしくなくても必要なんだよ!」
というやつ。外してるよ?でもなぜかこれは忘れない。
※ | ・・・今ググったらあったよ。直接関係ない話だから作品名は伏せてある。1年も経つと書いたことすら忘れてるな。 |
「マカロニほうれん荘」は連載当時から何度となくアニメ化の話があって、いまだに時々話があるらしいのだが、作者鴨川は全部断っているらしい。判らんでもない。アニメ化はされなかったがラジオドラマやゲーム化はされたことがあって、まあ・・・どっちもひどい代物だった。上掲サイトの主が「勿体ない」と書いている気持ちもわかる。だって今の萌えアニメのあの絵の源流のひとつは鴨川つばめだからな。少年マンガ誌に少女マンガ風の絵柄で描いたギャグ・コメディ、なんて、彼が一切合切を作ったようなものだと言っていい。今大ヒットしている「けいおん!」とか、ホントは鴨川つばめ監修ですよ、などと真面目な顔して嘘をつかれたら、わたしは信じてしまいそうである。
もっとも、鴨川つばめ本人の好みはもっとずっと「濃い」ところにあるから、ああいうライトな萌え作品はお気に召さないか、むしろ苦々しく思っているかもしれない。「なぜこの話にはB-17爆撃機が出て来ないのだろう」なんて。「けいおん!」も二次創作には相当濃いのがあるみたいだけど、それでも爆撃機は出て来ないだろう。
数年前にスガシカオのOPで話題になったアニメ「xxxHolic」のある回はまるで鴨川つばめに捧ぐとでも言わんばかりの内容だった。ラストカットではほぼ画面一杯に「マカロニ2」の単行本の表紙まで映したりして。原作者CLAMPがファンなのか、アニメスタッフの中にファンがいたのか、事情はまったく知らないけれど、観ながらちょっと驚いて「いや・・・『マカロニ2』はお薦めできんぞ」などと呟いたりしたものだった。「あれを薦めるんだったらまだ『ミス愛子』の方が」?いやいやいやいや。あれは相当、ものの判った大人にでなければ薦められまへんな。
![]() | ミス愛子鴨川 つばめ秋田書店Amazon/7net |
と言いつつリンクを張るか。マジかよ。まあ本は買わなくてもリンク先の「この商品を買った人はこんな商品も買っています」欄をブラウズしてみてもらいたい。期せずしてこの作品と著者の性質をよく示しているような気がする。
調べてみると「xxxHolic」のあれはそもそも原作にそういう話があるそうな。現物はまだ確認してないけど。
上では書きそびれたが、鴨川つばめにはほとんど知られていない単発モノや短期連載が結構たくさんある。わたしが好きで、いつか単行本にならないかと思っていたが結局ならなかったのは、月刊誌の方でやっていた「プルプルぷろぺら」という作品だった。これはこれで、後に「ラブコメ」と呼ばれるようになるジャンルの原型みたいな作品ではあった。ただ、なにぶんこの作品、実物を見たことのある人は当時でもほとんどいなかったくらいだから、これをもって「元祖(少年誌の)ラブコメ」と呼ぶのは厳しいだろう。
わたしも内容をほとんど忘れてしまった。ただこの作品のサブキャラだった「副番長・泉屋しげる」が次作の「ドラネコロック」で主人公になったこと、あと最終回で「ダイムラー・ベンツ、どうもありがとう!××(失念)さん」というセリフのあったことなどをうっすら覚えている。