本日は、ネグローニとアメリカーノの発祥地で知られるフィレンツェのバー「カフェ・ジャコーザ・ロベルト・カヴァッリ（CAFFE GIACOSA ROBERTO CAVALLI）」を紹介致します
先日、ANFAのカクテル調査団と行って参りました。
このお店の近くにも「カフェ・ジャコーザ（CAFFE GIACOSA）」 がありますが、ネグローニとアメリカーノの発祥地は、「カフェ・ジャコーザ・ロベルト・カヴァッリ」の方になります。
なんだか久しぶりにワクワクしてお店に入りました。
ネグローニは、1919~1920年の間にフィレンツェ<wbr></wbr>にあるカフェ・ジャコーザ・ロベル<wbr></wbr>ト・カヴァッリ（旧名CASONI）のバーテンダーFOSCO SCARSELLI氏がカミーノ・ネグローニ伯爵のため<wbr></wbr>に考案し、1962年に伯爵の許可を得て"ネグローニ"<wbr></wbr>の名で売り出しました
当時はシェークの技法で作られていたと言います。
店名はネグローニ考案当初「カッソーニ」というお店でしたが、名前を「カフェ・ジャコーザ」に改名し、その後デザイナーのロベルト・カヴァッリさんがオーナーとなり、「カフェ・ジャコーザ・ロベルト・カヴァッリ」となりました
店内はとてもお洒落なカフェといった感じです。
お店の外はテラス席となっております。
美味しそうなスイーツも沢山ありました。
バーはスタンディング式の立ち飲みです。
ネグローニの発祥地であることを店員さんに確認し、早速メニューを拝見致しました。
するとネグローニは、なんと7種類ありました！
メニューには、ネグローニの歴史も書いてありました！
ネグローニの発祥地だけありまして、バー・カウンターではヘッド・バーマンがネグローニを次々と作っておりました。
まずは、早速ネグローニを注文致しました！
写真下が発祥地の「ネグローニ（NEGRONI）」です！
ロック・グラスに、ビーフィーター・ジン47度 45ml、カンパリ 30ml、マルティー二・ロッソ 30mlを注ぎ、ビルドして、オレンジ・スライスを飾ります。
グラスはオリジナルの専用グラスで、ネグローニ伯爵が描かれ店名が刻まれております。
飲んで感動でした！
写真上は現在のスタイルで、実は考案した当初は少し違うレシピとの事でした。
という事で当初のスタイルの「ネグローニ・オールド・スタイル（NEGRONI OLD STYLE）」を注文致しました！
レシピは、ドライジン 30ml、カンパリ 30ml、マルティー二・ロッソ 30ml、サンペルグリノ 15mlにオレンジ・スライスとツイスト・オブ・レモンです！
写真上のスタイルが、ネグローニ伯爵が実際に飲んでいたレシピになります！
続いて「カーディナル（CARDINALE）」を頂きました！
カーディナルは、マルティー二・ロッソをマルティー二・ドライに変更したネグローニのバリエーションです！
ドライ・ネグローニというものがあるのは知っておりましたが、正式には"カーディナル"と呼ぶそうです！
バリエーションで一番気になるのが「ホワイト・ネグローニ（WHITE NEGRONI）」です！
ドライ・ジン 45ml、ビアンコサーティ 30ml、マルティー二・ビアンコ 30ml、アンゴスチュラ・ビターズ 1dash、オレンジ・スライスを加えてビルドしたものです。
ビアンコサーティ（BIANCOSARTI）は初めて飲みました。
スーズに少し似たアマーロの様なお味でした。
アマーロが好きなので、私の好みのお酒でした。
こちらは「ネグロスキー（NEGROSKY）」です！
クセのないネグローニといったお味です。
ネグローニのベースをウオッカに替えたバリエーションです！
これは「NEGRONI SBAGLIATO」です！
ネグローニのベースのドライ・ジンを、スプマンテ・セッコに替えたバリエーションです！
オシャレ度があるネグローニです。
最後のネグローニは「NEGRUNGE」です！
レシピは、ドライ・ジン、カンパリ、マンダリン・リキュール、マルティー二・ビアンコ、アンゴスチュラ・ビターズです！
こちらの7種で全部になります。
それと、こちらのお店は"アメリカーノ"の発祥地でもあります！
アメリカーノの発祥地でもあるかもヘッド・バーマンに確認致しました。
タンブラーで作ると思いましたが、ネグローニ用のロック・グラスでした！
ネグローニ・オールド・スタイルのドライ・ジンをソーダに変更したものです。
ネグロー二が強いと思われるお客様用にアレンジしたものが"アメリカーノ"だそうです！
1920年代に考案され、ネグローニのバリエーションの一つとも言えるそうです。
こちらが「アメリカーノ（AMERICANO）」です！
ネグローニ・オールド・スタイルと同じスタイルでした！
レシピは、マルティー二・ロッソ 30ml、カンパリ 30ml、ソーダ 45mlをビルドしてオレンジ・スライスとツイスト・オブ・レモンを飾るものでした！
ちなみにネグローニとアメリカーノを並べてみましたが、ほとんど見た目は変わらないです
ネグローニのバリエーションというのもうなずけました。
アメリカーノも感動の1杯でした！
本日紹介のネグローニとアメリカーノの発祥地で知られるフィレンツェのバー「カフェ・ジャコーザ・ロベルト・カヴァッリ（CAFFE GIACOSA ROBERTO CAVALLI）」は
住所 Via Della Spada, 10/R Firenze
tel 055-2776328
ネグローニオススメで～す！！
