本日は、シンガポール・スリングの発祥のバーであるシンガポールのラッフルズ・ホテルのメインバー「ロング・バー（Long Bar）」を紹介致します
ラッフルズ・ホテルは、"東洋の真珠"と評された名門ホテルで、アジアを代表するコロニアル・ホテルでネオ・ルネッサンス様式の建築です。
イギリスにおける様式を反映しており、美しい白亜の壁に連続するアーチ、柱に見られる細かい装飾など優美な特徴が見れます！
このホテルは、1887年アルメニア人のサーキーズ兄弟によって建てられ、当時は僅か10室の客室から始めたそうです。
1899年に現在の姿の原型となる建物が完成し、各国からの著名人が集まる名門ホテルとなりました！
ラッフルズ内には、老舗のレストランや人気ショップも多く入っており、16のレストラン＆バーがあります。
ローカルフードやアフタヌーンティー、ディナー、バーとシチュエーションにより使い分け出来るスポットがあります。
ラッフルズのベスト・スポットがいくつかある中でも一番のスポットは、なんと言っても「ロング・バー」です！
ロング・バーは、世界的に有名なカクテル"シンガポール・スリング（SHINGAPORE SLING）"の発祥のバーとして知られます。
シンガポール・スリングは、1915年ラッフルズ・ホテルの中国人バーテンダー、ニャム・トム・ブーム氏が考案したカクテルです。
考案以来から現在に至るまでとても人気なカクテルとなっております！
写真上の方がシンガポール・スリングの考案者「ニャム・トム・ブーム」氏です！！
シンガポールとはマライ語で"獅子の国"という意味で、スリングは"飲み込む"というドイツ語のSchlingenが語源とされています。
このカクテルは、女性客のために作られたと言います。
今回ロング・バーには、ワールド・フレア協会（WFA）アンバサダー・ジャパン兼全日本フレア・バーテンダーズ協会（ANFA）西日本エリア代表の谷本陽（アキ）氏と行きました！
ロング・バーは、マレーシアの大農園を模したバーで、レトロな店内に歴史を感じます。
店内では、21時過ぎになるとバンドの生演奏が始まります！
このレトロな雰囲気がなんとも心地良いです。
フードはマレーサテーやミニバーガーが有名です。
こちらはロング・バーのバーバックです！
バーの名前の"ロング・バー"は、このバーの長いカウンターから名付けられたそうです
確かに長いバー・カウンターでした。
まずは元祖「シンガポール・スリング」を頂きました！
レシピは、ドライジン30ml、チェリー・ブランデー15ml、コアントロー7.5ml、ベネディクティン・ドム7.5ml、パイナップル・ジュース120ml、ライム・ジュース15ml、グレナデン・シロップ10ml、アンゴスチュラビターズ1dashをシェークしたものです。
シンガポール・スリングは、1日なんと1000杯くらい作るそうです！！
一人のバーテンダーさんが、シンガポール・スリング担当みたいにずっと作り続けていました！
シンガポール・スリング大人気でした！
こちらの名物の一つは、殻付きのピーナッツです。
ピーナッツは、テーブルやカウンターに置かれています。
勝手に手を伸ばして好きなだけ食べられます！
食べたピーナッツの殻は、床下に捨てていきます。
ピーナッツの殻が床にあればある程、繁盛しているアピールにもなるそうです。
ロング・バーに来たらお酒と共に味わたいですね！
ロング・バーのキャラクターは「ピーナッツメン」です！
写真上のピーナッツメン・マグカップは、ラッフルズ・ホテル・ショップで購入出来ます！
続いてロング・バーのもう一つのシグネチャー・カクテルを頂きました！
こちらは「ザ・タイガー・リリー」です！
レシピは、チャールストン・フォーリーズ15ml、ライム・シトロン・リキュール10ml、ガリアーノ5mlをスパークリング・グレープ・ジュースで満たし、ソルト＆シュガー・リムしたものです。
1992年にロング・バーで考案されたカクテルです。
頂いたレシピ・カードによりますと、デコレーションはバジル・シードをまぶしたスターフルーツが縁に飾られる事になっているのですが、現在はメニューに掲載していないとの事で、代用としてレッド・チェリーが沈みます。
甘めなスパークリング・カクテルです。
写真上は20歳の頃で、1994年にタイガー・リリーを飲んだ時です。
この頃はレシピ・カードに忠実に作っていました。
当時は、シンガポール・スリングに続く、ラッフルズの名物カクテルとして大流行りでした。
ラッフルズ・ホテルは、世界的に有名なカクテル"ミリオンダラー（Million Dollar）"の発祥説のバーとしても知られます！
ホテル内にある「BAR & Billiard Room」で、1915年にシンガポール・スリングと同時期に考案したと主張しています。
写真上は、ロング・バーでサーブしている「ミリオンダラー」です！
ロング・バーのシグネチャー・カクテルは、実はまだまだありました！
新しいスリングがメニューにありました！！
「スプリング・スリング」、「サマー・スリング」、「オータム・スリング」、「ウインター・スリング」、「トロピカル・スリング」です！！
そしてイチオシの新作は、写真上中央のカクテル「スリング125Y（SLING 125y）」です！
シンガポール・スリング・ピューレとシャンパンなどを入れたカクテルです！
ラッフルズ・ホテル125周年記念のカクテルです！
スペシャルな新作は、5年に一度作る様です。
120周年の時は、コニャクをベースに8種類で作る「ラッフルズ・レブルリー（RAFFLES REVELRY）」でした！
メニューは他、上の写真のような内容でした！
ロング・バーは、外側の中庭に面したコーナーでもお酒が楽しめます。
どこで飲んでも素敵な空間ですね～
本日紹介のシンガポール・スリングの発祥のバーであるラッフルズ・ホテルのメインバー「ロング・バー（Long Bar）」は
住所 1 Beach Rd.Singapore 189673
tel 6337-1886（ホテル代表）
営業時間 11:00～翌0:30（金・土曜日、祝前日は翌1:30まで）
定休日 なし
ラッフルズのロング・バーお薦めで～す！
