2012年7月11日マレーシア、クアラルンプールの7atenineにて「Bar Pro Flair Challenge Grand Final 2012」が開催されました!
全体的な感想ですが、世界基準で考えますと、難易度を上げる事も当然ですが、人を楽しませる能力を表現するクリエイティブ性や曲との調和がとても弱く、もっとリスクを背負う発表が必要と感じました。
少ないアイテムのルーティーンでは、明確な難易度や、アイデア、音ハメは、必須と考えなければならないと思いました。
また同じ技の発表は加点に余り反映されない事や、ミスにより減点意外にスムーズや冷静さの加点が下がる事や、ミスをした分、難易度、クリエイティブ性、曲との調和、バラエティー、バランス・オブ・ルーティーン、ショーマンシップを下げざる得ない結果になった事も含め、世界で活躍するためには安定した演技も必須と感じました。
「バープロ・フレア・チャレンジ・グランド・ファイナル2012」のベスト10は以下でした!
10位は、安定感があったオーストラリアのDAN FARR選手でした。
手数が多いですが、上位に行くには、もう少しリスクを背負う必要があると思います!
9位は、リスクのある技を発表しましたが、演技を崩してしまった韓国のCHALLY NON選手、多くの技の詰め込みか、もしくは今のスピード感で更なる難易度とアイデアを目指す必要があると感じました!
8位は、どの加点スコアもバランスの良く獲得したタイランドのJANBARFLAIRMAN BTC選手、全体的な強化と、加点が得られるシステムの理解が必要かも知れません!
7位は、今大会最高の難易度を獲得したインドネシアのPUTU PURNAYASA選手!
演技構成は世界トップ・レベルでしたが、多くのドロップをしてしまいました。
今後の活躍にとても期待したい選手でした!
6位は、日本代表の山田將人(マサ)選手でした!
腕のケガと、使う予定のボトルが前日に使用出来ない事になってしまった事でのメンタル調整や、当日の競技中の音響トラブルなどがありながらの演技となり、本領発揮出来ずでしたが決勝に相応しい詰め込んだ演技でした!
5位は、フィリピンのSHALLUM MCNGUIAT RECTO選手です!
曲の調和とショーマンシップが世界トップ・レベルでしたが、難易度とオリジナルが少し寂し内容となりました。
4位は、ベトナムのQUANG BJN選手で、加点スコア7項目を平均的に高い点数を獲得しておりましたが、クリエイティブは低いので多くのアイデアを考える必要があり、惜しくもベスト3ならずでした。
3位は、ラクシー・ワールド・フレア2011のワールド・チャンピオンでもある台湾のYI-CHE-LIAO選手です!
以前の技から変更は見えず、ノーミスを目指した発表と思われますが、6ドロップとなり、開始から音を2ヶ所外した様に見え、少しあおられる流れからからはじまり崩したかも知れません、フレアのルーティーンの練習だけではなく、曲を聞きながら何度も調整が必要かも知れません。
2位は、台湾のDUN CAN WU選手でした!
新しい技も取り入れリスクを背負う発表と素晴らしいショーマンシップでした!
ドロップは、8ドロップでしたが、加点は3位のアリァオ選手を少し上回りましたが、まずは更なる安定度が必要でした!
そしてチャンピオンは、日本代表のカラソル(東京)の市川寛(マイケル)選手でした!
7分の演技で3ドロップと安定しておりながらも、ハイ・リスクなルーティーンを発表しました!
ずば抜けたクリエイティブとバラエティー、ステージから溢れるショーマンシップで会場を沸かせ、1番の安定した演技を披露し、文句無しの優勝でした!
1級世界大会の優勝目指し、まだまだ詰め込む必要があるかと思いますが、大きな世界大会で優勝する足音が聞こえはじめる素晴らしい発表でした
表彰式は、日本が三連覇となり感動的なものになりました!
私もこの場に居れて幸せでした
次の世界大会に大いに期待がかかりますね!
マイケル選手、優勝本当におめでとうございます!
そして大会主催のハリムさん、スタッフの皆さん、選手の皆さん、お疲れ様でした!
Passion of Flair!
WFA ASIA DIRECTOR TOMOYUKI "CATMAN" HOJO