第148話 花嫁サポーター宣言

2007年05月03日 19時31分31秒 | 嫁ぐ・「花嫁はブライダルプランナー」

セリーヌ・ディオンの「ザ・パワー・オブ・ザ・ドリーム」をききながら。
この曲、私たちの披露宴オープニング曲をきくと、目頭が熱くなります・・・
どんなに式の準備が大変だったかを思い出して?(笑)
結婚式は、自分達が主役である以上に注意しなければならないのが、
自らがホストという立場。

例えば、招待状。
ゲストが予定を立てやすいように余裕を持って発送、
返信ハガキの締切りはゲストの都合を配慮し、披露宴当日1ヶ月前の吉日に定める。
この出席者数の確定をもって、式場とテーブル数・席次・お料理等の打合せができる為、
式の準備はご臨席者のご出欠状況が決定する1ヶ月前から本格化する。
そんなの大方の予想で進めていけばいいじゃないの?
と思われる方も、現に私自身もそう思いましたが、
式場側も私たちの為だけに何度も打合せに時間を割けないのが現状のよう。

なぜなら、席次表。
カフェのような2~4人の小さなテーブルの組合せならともかく、
式場のテーブルは6~8人、または、8~10人単位の大きさである。
上座・下座の伝統的日本の礼を尽くし、
和やかな雰囲気でご歓談を楽しんでいただける組合せになっているかの心を尽くし、
座席を決めていく。
一人の欠席が関連小グループ大移動を招く。
席次一案さって、また一案、練り直しの日々となる。
式場側は婚礼料理の食材発注数から、
テーブル数増減に伴うクロス・卓上花数の変更まで連鎖反応し、見積書大変動を招く。
それゆえ、ほとんどの式場は早い時期からの打合せは、人件費労力の無駄と判断してか?
1ヶ月前から始動、
引き出物の数から持込品の有無、ご臨席者の美容着付の予約から遠方者の宿泊手配などなど、
あれやこれやと花嫁は即断即決を求められ、とにもかくにも体力勝負、となる。

もちろん1ヶ月前から当日まで状況変動がないわけはなく、式直前に最終打合せがあり、
変更は可能である。
私も経験したが、披露宴ご欠席宣告はやむをえぬ事情と頭で理解していても、
精神的に、聞きしに勝る・慣れることなき衝撃的ダメージがある。
申し出る方もそんな相手を思うばかりに、ハガキの返信が遅くなることであること
想像たやすく、
出席から欠席への転身もこれまた辛く、確定を待ってしまう傾向にあるだろうが、
やはり早めの返信、事前の途中経過報告が望ましいと、自身がその立場に立って痛感。
私、今後はご招待して下さった方の礼に応える為、早急な返信を心がけたい。
早急な返信は、確実に式直前の新郎新婦の負担を軽減できる。
たったそんなこと?
そう、たったそんなことが、微力ながらも新婦を安眠へと誘い、
美しい花嫁を増やすことができるのです。
みなさん、お手元に未返信のハガキは残っていませんか?

式場の準備システムも一ヶ月前からなどといわず、
長いスタンスでプランニングしていけるように改善されればいいなと思う。
これまた、新婦の一時期集中負担を軽減し、美しい花嫁を増やすことができるのではないかと。

さらにここぞとばかりに欲張っていえば、高砂席でお料理をいただくのは難しい。
高砂で食すか、式後に食すか、選択できる制度があるとありがたい。
高級な婚礼料理。二人にとって思い出のメニュー。
メニュー検討時に同じものを食してはいるが(事前に有料で)、
やはり当日、改めてその味も記憶に残したいもの。
式場から再度作る人件費(手間)や衛生上の問題(賞味期限)があると反感を買いそう・・・
ならば、お祝い膳ならぬお祝い弁当として小品をつめていただくだけでも。
または、コース料理を食べないを選択した新郎新婦には、
ご臨席の方の手前もあるので軽食を用意、その軽食代金だけを徴収し、
高級フランス料理代2名分を節約できる制度にしていただいたり。
これ、大阪のおばちゃんのもったいない根性といわず、ぜひともご検討いただきたい。
こういう小さな心配りが披露宴成約に結びつき、大きなブライダル収入になるのではないかと。
式場の方、この企画をぜひ採用していただけませんか?

花嫁はブライダルプランナーシリーズ、自身の失敗を活かし、
この世に綺麗な花嫁増やすため、企画提案していきます!



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3 コメント

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すごいよなぁ… (うさき)
2007-05-05 16:04:57
とーまちゃん、お久し振りです!!

147話、148話と一気に読み干しました。

…で、感想。

花嫁さんは大変やなぁ…。

私も結婚式の出欠のハガキは、ギリギリに返す方やわ~。

うん。あかんね。ちゃんとすぐに返さなきゃ!!

こんなに大変だなんて、知らなかった。

あと、新郎さんって皆そんな感じなんかな?

まさに結婚式から女性の強さ、旦那様の今後の立場が伺えます。

結婚式…

憧れやったけど…

こんなに大変ならしたくないなぁ。

でも、お父ちゃんや家族、親戚に一生に一度の晴れ舞台を見せてあげたい…

やっぱりウエディングプランナーさんの存在は大きいね(^_^;)

私の結婚式はいつになるのか、実現するのか全く未定ですが、その時はとーまちゃんに真っ先に相談します!

その時はよろしゅうにね~m(_ _)m(笑)
返信する
大変ですねぇ (いとう)
2007-05-05 17:23:46
 お久しぶりです。 
 ワークショップの時に、結婚式のお話を聞きましたが、やっぱり大変なんですねぇ。
 
 我が家では、たぶん妹のほうが先に結婚するはずなので、とーまさんのお話を妹にも聞かせて、でも、なんだか自分は、妹の結婚式を仕切る側にいてそうな…
 イベントをなんとなく企画するのが好きだったり、自分がおとなしく席に座らず、写真撮ったり、下手すれば、スポットライト触ってるでしょう。(照明も舞台でしてたので)


 いとうは、ただいま就職活動中で、9戦9敗してます。(><)
 履歴書書くのも、面接受けるのも、舞台のオーディションと同じで、自己アピールが大事だとつくづく感じてます。

 もの作りの仕事というか、芝居と同じで一から作り上げるような仕事に関わりたいとも思ってるのですが。
 
 

返信する
うさき様、ならびに、いとう様へ (とーま由花)
2007-05-05 18:59:58
うさきちゃんへ

ご公演、お疲れ様でした。
公演後すぐの変わらぬご高覧、ありがとうございます。
ありゃま! 大変さだけが伝わったかしら?
そんな思いをしてもやっぱり結婚式は、
いいよ~。
こんなこともあるという舞台裏話で今は大変な部分を紹介しているけれど、
最後、私も結婚式あげたい!
と思っていただけるような仕掛け(今後の構想)にするつもりだから(笑)
更新、待っててね。
ちなみにプランニングのオファーがぞくぞくきているけれど、
私、ただの事務員だからね(笑)
もちろん、無免許自称ブライダルプランナー事務員でよければ、
いつでもうさきちゃんの個別相談にのりま~す。


いとうちゃんへ

ひゃ~。
いとうちゃんまで大変さばかりを・・・ごめんなさいね。
後半、その気持ち、大どんでん返しをしてあげるからね。
今後、衣装のことやブライダル下着のことなどにも触れていく予定ですし、
参考にしていただけると嬉しいです。
さて、式での親族の役割。
いとうちゃんの予想通り、おもてなし側・仕切る側になること必至。
でも、当日動けない妹さんが気兼ねなく甘えられるのは
やはりお姉さんである、いとうちゃん。
今までの演劇経験を活かし、花の裏方に徹しましょう。
さて、就職活動中ですか・・・
これは相手(企業)に思いが募れば募るほどに、
つれない返事をいただいた時の辛さは・・・
就職氷河期世代、わかりますよ。
私もぎらぎら自己PRをくりひろげる方のとなりで、
自身のふがいなさを思い、自己嫌悪の日々でした。

就職は縁だと思います。
人に好みがあるように、企業にも求める人材カラーがあるような気がします。
良縁に恵まれますよう、応援しています。
もちろん両思いになるためには、
いとうちゃんの相手を思う気持ちが不可欠だと思いますが。
それはアピールの仕方ではなく、伝わる思いのような。
一からもの作りに携わりたいという、いとうちゃん。
裏方に徹することができるのは、表方にとって
これほどありがたい存在はありません。
裏あっての表ですから。
いとうちゃんの今までの時間(芝居の世界で得たもの)が、
今後のよき出会いにつながっていくこと、
信じてやみません。
また、いとうちゃんの近況、おきかせくださいね。






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