ダーバンのホテル不足

ダーバンで行われた南アフリカ、イギリス、アイリッシュライオンズのラグビーマッチはホテル不足問題をうきぼりにした。ダーバンを訪れたラグビーファンによってホテルは数週間前に予約一杯となり、１，2時間離れたところに宿泊せざるをえなかったファンもいた。約3万のライオンズサポーターが南アフリカを訪れたがこの数字は来年のワールドカップに比べれば微々たるものである。

ホテル不足はワールドカップ組織委員会が懸念することのひとつであり、CNNの南アフリカ人ジャーナリストRobyn Curnowはホテルを早めに予約しようと悪戦苦闘したと述べている。また、そのスタジアムはワールドカップで使用される。RobynはStar新聞で「1試合きりのラグビーテストマッチですでにベッドが不足していたら、50万人の訪問が予想されるワールドカップでダーバンはどうやってファンを収容するのだろうか。」と疑問を投げかけている。

ライオンズツアーは12年に1度しか南アフリカを訪れないためサポーターはかなり前もって計画を立てており、5星ホテルは1年前にはすでに予約一杯になっている。ホテルオーナーのJohn Chanceは
「ダーバンのホテルはどこも過去6週間完全に予約一杯になっている。でもワールドカップでは市がヨハネスブルグからダーバンに飛行機でサポーターを輸送してでも何とかするだろう。」と前向き。

ライオンズツアーのセール・マーケティング担当曰く、「私が知っている限りではダーバンにある1万のベッドは全てフル、また郊外のホテルも全てフル。ケープタウンから朝5時半にチャーター便できて同じ日の夜にケープタウンに戻ったファンもいる。ダーバン空港は人で一杯だった。」

FIFAは2010年のワールドカップでは5万5000のベッドが必要であると予想しておりまだ、1万5000ベッド不足している。FIFAアカモデーション・エージェントは近隣職国に数千の部屋を確保している。そのひとつは飛行機で4時間半のところにあるモリシャスで4000ベッドを確保。

イギリスからラグビーファン4人は南アフリカに到着して数時間のうちに銃でハイジャックにあっている。4人(2組の兄弟)はヨハネスブルグに到着した後、ギャングに後をつけられて強盗にあい、暴行を受け、金目のもの全てとレンタカーを奪われた。