ケープタウン!南アフリカ!青く透き通る空、きらめく緑の海!質問歓迎 koji_n_2003(at)yahoo.com

ライフ、旅、ランニング、語学 www.skyroadafrica.com, www.horizoncatcher.com

W杯が南アフリカのイメージを変える

2010-06-23 15:35:54 | 2010年ワールドカップ
World Cup allows us to project a new image. By John Carlin

世界的なイベントであるワールドカップの効果は測り知れない。特に南アフリカのような発展途上国、犯罪が多い国が得るポジティブな新イメージは国を変えるといっても言い過ぎではなく決してお金にかえられるものではない。

たしかに、電気、水道、ホームレス、ハウジング、貧困に苦しむ人が大勢いるなか何千億のお金をスポーツにかけるのは忌まわしい、倫理に反するとさえ思いたくなるのも非常にわかる。でも、ワールドカップに投資された30億ランドのお金が、その他の理由で教育、保健、福祉などに利用されたとは想像しにくい。

1995年のラグビーワールドカップは、民主化されたばかりの南アフリカが民主的基盤をさらに強化するプラットホームとして大切な役割を果たした。そして今回2010年ワールドカップによって1ヶ月間、国が世界のスポットライトを浴び、大きなイベントを成し遂げる力があることを示すことによって得るポジティブ性は限りない。しかも、南アフリカのように経済的急発展している国とってはなおさらである。

このままワールドカップがスムーズに進み、成功に終われば世界にその計画力を示し、その他のイベントで世界的に張り合うことができる。人種の壁を乗り越えることを証明できる。

それによって、国内、国際的投資は上昇し、観光業もさらに潤う。ワールドカップ後、5年間に500万人の観光客が南アフリカにやってくると期待されている。

たとえこの期待が楽観的過ぎたとしても、たとえ100万人しか来なかったとしても経済は大きな効果を得る。観光客6人につき、ひとつの雇用が生み出されるとされており、100万によって約16万人が職を得ることになる。

それだけではない。ワールドカップのために建設されたインフラ、通信、空港は今後長期に渡って南アフリカに貢献する。

例として、バルセロナは1992年にオリンピックが開催されるまでさほど有名な都市ではなかったが、オリンピック後には最も魅力的、エネルギッシュ、訪問客の多い都市のひとつと変貌した。オリンピック用に建設されたインフラは現在も恩恵をもたらしている。そして、それ以上に意味のあることは、オリンピックはバルセロナに更なるプライドと自信を与えた。

南アフリカには無理だ、時間内間に合わないとの声は国内外が多く聞こえたが、必要なインフラは全て完了させ、南アフリカはその能力を世界に示した。南アフリカがワールドカップを成功させることによって同じポジティブな感情を植えつけられるにちがいない。


 このブルグをRSSで購読

にほんブログ村 海外生活ブログ 南アフリカ情報へ にほんブログ村 サッカーブログ サッカー国際大会へ


最新の画像もっと見る

コメントを投稿