カナディアンロッキーで暮らす

カナディアンロッキーで暮らす茶道とカルトナージュ愛好家の日々

ロッキーの春はちょっと遠回り中

2022-04-29 20:00:00 | 出たっきり邦人・メールマガジン

   No.218

           
カナディアンロッキーから、こんにちわ!

2週間前に風がなく気温も10℃になっていたのでウォーキングに出掛け
トレイルでプレーリークロッカスの蕾をみつけました。
「あ~、やっと本当の春がきた!」と、心ウキウキした瞬間でした。

ところが、やっぱりロッキーはそう甘くはなかった…。
2日後からまた気温が下がり始め、とうとうまた雪景色に逆戻り。
それから一週間以上たちますが、いまだに朝は晴れても午後から曇りのち
雪混じの小雨…というような不安定なお天気が繰り返されています。
あの可愛いクロッカスの蕾は一体どうなっているのでしょう。



先週末から、イースターホリデーに入っています。お天気がイマイチな日々
ですが、マーケットに行くとイースターエッグのチョコが沢山並び、お花の
コーナーもカラフルなお花たちで溢れかえっています。
食卓にお花を飾ると、不思議ですが、気分が少し高揚して「お友達を招いて
お茶でもしましょう」という気になり、お菓子を作ったり、パンを焼いたり
しています。お隣さんのご家族とは時々お茶するようになりました。

いつのまにか入店時のマスク着用やワクチン接種証明の提示などが撤廃され
全く以前と同じように人が自由に行き交うようになってきているのですが
私はまだスーパーやカフェなどに行くときは必ずマスクを着用しています。
今や10人いればマスクしている人はひとりか2人くらいという状況。ですが
感染者数は横ばいか最近はちょっと増えつつある感じです。第6波が来たと
いう報道も耳にします。

コロナ禍で変わったことといえば、以前よりも増してキッチンに立つ時間が
増えたこと。朝食はワンパターンで、自家製食パンの厚切りwith自家製ジャム
自家製ヨーグルトと自家製グラノラ、スロージューサーで作った人参とリンゴ
のジュース、といたってヘルシーなメニュ。
ジャムは毎夏摘んで作るハックルベリーと2月に作るセビルオレンジのマーマ
レード、友人たちがお裾分けしてくれる林檎とかいちごジャムも登場します。

散歩以外の外出はほぼないので、ランチは午後のお茶タイムに変えるか、ごく
軽く前夜の残り物などで済ませることが多くなりました。
夜は、メインディッシュはできるだけ魚とお肉を交互にバランスよくメニュー
を考え、副菜は必ずお酢を使った一品、汁物、と一汁三菜を基本にしています。
ウォーキングは毎日1万歩を基準にして、朝と夕食後で大体それ以上は歩いて
います。

感染予防で待機生活が始まる少し前にパン作りを教えたもらっていたことが
とても役立つことになりました。元々夫がときどき豆乳を作るので「おから」
でドーナツを作ったりご近所(日本人のご家庭)に差し上げたりして喜ばれま
した。

3日に一回食パンを焼く生活に慣れてしまって、たまにフレンチベーカリーで
パリパリ食感のバゲットは買いますが、少しドウを沢山作り、食パンの残りで
アンパンやシナモンロールなど「おやつパン」も一緒に焼くことにも慣れて
来ました。最近のヒットはメロンパン。クッキー生地を乗せて焼くのですが
初回から思ったよりも上手に焼けて気を良くしています。最初に教えていただ
いた「湯種」を使った食パンが美味しくて、作り方の手ほどきをしてくださっ
た方に感謝です。

日本に帰ると自炊するのでよく大型スーパーに行きますが、大型店に行くと
何時間でもそこで時間を潰していられる!と思うほど豊富な食材や調味料類を
見て歩く楽しみがあります。
レトルトパックを温めて器に移すだけ、とか、なんとかの「素」とか、手間要
らずでほとんどの料理ができてしまう品揃えに驚きながら、ぐるぐると店内を
見ていました。ついついあれもこれもと手にとって…
気づくといつの間にかカートのバスケットがいっぱいに。お肉エキスいりとか
カナダ入国時、税関でひっかかりそうな物は結局はまた棚に戻すことになり
だんだんメモしたものしか買わないことになりました。

話は変わって…
前号でもお伝えしましたが、とうとう日本の二男家族がカナダにやってくる日
が近づきました。息子と18歳と11歳の孫2人、そろってカナダで会えるなんて
今からドキドキしています。残念なのは義娘は仕事で来られないのです。
まだお天気は回復していませんが、予報だと徐々に気温が上がってくるようなの
で期待しています。

そんななか、昨夜、2日後に日本へ一時帰国する友人から連絡があり、なんと
7歳のお子さんのPCR検査が陽性で、日本に帰れなくなったというのです!
本人は無症状で、他の3人のご家族は陰性だったというのです。
「いつ?どこで?感染したのか」ご両親もさっぱりわからない、ということで
したが、家族は濃厚接触者なので、最低でも1週間は全員自宅で待機です。

これを聞き、急に小学生でワクチン接種していない孫のことが心配になってきま
した。彼女もクラブ活動で出発ギリギリまで練習があるそうで、1人だけ陽性が
でたら…。あれこれ取り越し苦労が多くなっているのは歳のせいでしょう。空港
でみんなの顔を見たら泣いてしまいそうで、それも心配です。

次号は、カナダで暮らし始めた18歳の孫Sorataの話になると思います。9歳の時
友人と2人でやって来て海外生活をつかのか体験したとはいえ、10日ほどでした
し、本当に幼かったのであまり記憶に残っていないと思います。今回は少し大人
になって、どんなカルチャーショックを受けるのか、楽しみです。

自分が17歳の夏6週間体験したLAでの語学研修のことを思い出し、今から思えば
17歳でもまるっきり子供だったなぁ、と感じています。でもその時受けた様々な
異文化体験が、その後の私の人生の岐路にかなり影響したのではないかと思える
ことが沢山ありました。ここでの約半年の暮らしを、うまく支えてやれるか不安も
ありますが、孫と一緒に暮らせる貴重な日々を、今はワクワク、どきどきしながら
待っています。

今回、いつもより1週間早く記事を書き、予約配信という形にしました。次号の
記事を書く頃には、きっとロッキーはもう初夏のような陽気かも! 
そうなっててほしい、という期待を込めて…。

ではまた来月、お元気でお過ごしください。



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