No.200
こんにちは、いかがお過ごしですか?
日本は猛暑のなか、コロナ感染者も増加傾向にあり、在宅で過ごす時間が増えて
いることでしょう...。
カナダ全体では毎日100人余の感染者が見つかっていますが、ロッキー地区は
暫く感染者が出ていないので、規制も徐々に緩んでいます。
小売業のお店は店内の広さにより入店人数を制限しながら営業しています。
7月下旬からバンフとキャンモアはタウン条例で屋内に入るとき、歩行者天国の
メインストリートではマスク着用が義務けられています。レストランはパティオや
屋内での飲食が人数制限はあれど、できるようになり、州立公園のキャンプサイト
も以前の50%から100%利用できるようになったので、州内外から短い夏を
風光明媚な場所で過ごそうと、ハイゥエイは早朝から車の列が続いています。
6月末から7月11日までBC州をドライブ旅行、その後も週のうち2〜3日は
遠出をしてカヤックで川下りを楽しんだり、ご近所の仲良し家族とキャンプに出
かけたり、その間にゴルフ…と、遊びに忙しい日々を過ごしています。
州管理のキャンプサイトは去年までのようにFirst come, first served(早い者勝ち)
で当日早めに行ってチェックアウトのサイトを待って…ができなくなり、必ずウェ
ブか電話で予約が必要となりました。ウェブサイトはよくできていて、Mapで空い
ているサイトやトイレの位置など確認できますし、素晴らしいのはサイトは個々に
すべて360°画像で観ることができるので、周囲が木に囲まれているとか、環境
を把握して予約できるのです。3日前までなら変更、キャンセルも可能ですが
予約料の11ドルは返却されません。
RV(キャンピングカー)OKのパワー(電気)上下水道が使えるサイト(Full hookup)
パワーのみ、水道のみ、何も不随設備はなく、テントを張るだけのサイトがあり
料金も変わってきます。先週末、ご近所とのキャンプは4歳男児、7歳女児ふたり
両親、夫と私でFull hookupのサイトと何もなしのサイトと2つ予約。
今夏RVを買ったご家族が中心となり、3度の食事、おやつタイム(スイカ割付)
ファイヤーピットを囲んでのおしゃべり&ワイン、花火等々、すべて広いFull
HookupのRVサイトで楽しみ、22時前に夫と私はテントのみのサイトに帰って
寝るだけ…。
日中はサイクリング、川遊び、テニス、キャンプサイト周辺の軽いウォーキング
など、楽しめる事がいっぱいあるので、あっという間の2泊3日でした。
日本とマカオにいる孫たちとはこういう風に過ごすことができないので残念ですが
ご近所の子供たちも、なかなか日本のおじいちゃんおばあちゃんと接することが
できないので、私たちは本当の孫と過ごすように接しています。それはお互いとても
癒されることだと思って、いつも我々に声をかけてくれる若いご家族に感謝してい
ます。今週末は3週間ぶりに夫と二人で州立公園のレイクサイドのキャンプサイト
へ出かけ、今夏きっと最後になるカヤック遊びをする予定です。
日本ではCOVID-19で国民一人づつに10万円が給付されましたね。
カナダでも、職を失い働けなくなった人に対して政府が救済措置として、3月17
日以降ひと月2000ドルを6ヶ月に渡り支給しています。私の場合、ここ数年毎
夏ゴルフバディが経営するバンフのギフトショップで5月〜10月上旬まで週3日
お手伝いしていたのですが、彼が昨秋でビジネスを譲渡、お店を閉じたためEI(失
業保険)を申請して15週に渡り収入の55%に当たる金額を戴きました。
ちょうどEIが終わるころ、COVID-19救済金給付が始まり、昨年5000ドル以上
の収入があり、今年3月後半以降仕事に就けない人なら誰も給付が受けられると
いうことで、ネットで申請するとすぐ承認され、3日後には登録している銀行口座
へ2000ドルが振り込まれていました。以後、仕事に就けないのなら毎月申請を
すればよいのです。年金収入があっても、就労で得た収入が対象なので、申請でき
ると聞き、正直、心の中でなんてラッキ〜!と思いました。
当初は4回ということでしたが、給付は2回延びて6回になり、9月まで合計12
000ドル支給されます。就学児童のいるご家庭にはその他、一人1000ドルの
児童手当が支給されているというので、両親が職を失っても家族4人で6000
ドルの収入が保証されているのです。お金持ちで救済金など必要ない人は申請しな
ければよいのだし、救済金給付の期間が終わった後も職が見つからなければ、EIを
申請すれば就業期間に寄り15週〜11ケ月まで給料平均の55%に当たる金額が
支給されます。
すでに5回目の給付がなされ、後1回で終わりますが、まだまだ元の仕事に戻れる
人は少なく、今後も何か救済措置がなされるかもしれませんが、私は完全リタイア
メントを考え始め、これ以上給付金の申請はしないつもりです。
来年の納税の際には‘20年度のインカム(収入)として所得税は支払わなければな
りませんが、救済金は当然運営又は営業出来なくなった事業主にも給付され(金額
など詳細はわかりませんが…)、全てウェブサイトで申請すればよいので、日本に
比べるとペーパーレスだし非常に簡単でスピーディーです。
それより、気がかりなのはカナダ〜日本、いつになったら自由に行き来ができる
ようになるのでしょう...。今日も近所に住む日本人の友人から『父親の容体が急変
したので2週間の自己隔離覚悟で、とりあえず明後日のフライトで日本に帰国する』
と連絡がありました。大阪の方ですが、成田空港でPCR検査、結果を待って陰性で
あればレンタカーやご兄弟のお迎えなどで帰宅、2週間は何があっても自宅(自室)
からお迎えのご兄弟共々出られないし、むろん病院で親と面会もできないけれど
それでも、遠いカナダにいるより少しでも親元に近いところで待機の方が彼女は
気持ちがいくらかでも安らぐのでしょう…。
リモートで、仕事する、ミーティングする、飲み会する…などというのを頻繁に聞
くようになり、シニアの私もいかなるものか理解しました。なぁんだ、孫とライン
やスカイプなどを通じてお互い顔を見ながらライブで話をすることはもうずいぶん
前からやっていることです。ただ、もし学校の授業などがすべてリモートで行われ
るような事態になると、短期ならまだ影響は少ないでしょうが長期化すると、生徒
にも教師にも良くない状況になるのではと危惧します。また、茶道の世界において
もリモートで点前を教授する試みもあれこれ出始めていますが、茶道の指導者とし
て、リモートでの学びが長期化すると、形や点前の順番に囚われ、亭主と客との
微妙な間合いなどが伝えにくいのではと案ずるのは、もう古臭い人間の言うことな
のかも知れませんね...。
では、また来月。
熱中症やコロナウィルス感染に、くれぐれもご注意なさってください!
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