カナディアンロッキーで暮らす

カナディアンロッキーで暮らす茶道とカルトナージュ愛好家の日々

COVID-19 その後 

2020-05-16 21:07:00 | 出たっきり邦人・メールマガジン

No.117

皆さま、いかがお過ごしですか?

日本は地方によってはすでに30℃という日があるようですが、まだ日中の
平均気温が15℃以上にならないカナディアンロッキーです。

相変わらず新コロナウィルス関連のニュースに明け暮れている状況ですが
嬉しいことに感染者数は日々減少傾向にあります。それを受けてアルバータ州
は今週末から規制緩和に踏み切ります。小売店が開き、ヘアサロンやレストラ
ンもSocial Distancingを守りながら営業を再開することができます。州をまた
での移動はまだ制限がありますが、先週から州立公園にも出掛けられるように
なり、少しづつ人の動く範囲が広がってきています。

今回のことで、カナダ人たちもマーケットやバスの中などではマスクを着ける
ようになってきました。初めはマスク姿の日本人や中国人を偏見視していたよ
うなのですが、人からの感染を防ぐのと、自分が飛沫を飛ばさないことでお互
いが守れるってことを理解したようです。医療用はまだ不足しているので、手
作りマスクが主流ですが、カラフルなものが多く、見慣れてくるとなかなか
素敵です。

流通が元に戻ってくれば、失業者も減り、活気も戻るのは嬉しい事なのですが
人が動けばまたパンデミックが起こるのではないかという懸念が残ります。
いつもなら5月半ばから週一度開催のファーマーズマーケットも、今年は6月
上旬から開催と地元紙に載っていました。普通の生活に戻れるのは嬉しい事な
んですが、まだ暫くは気を抜かずに過ごさなければと思っています。

夫婦二人でほぼ20時間余りを自宅で過ごす日々もはや2ケ月。ルーティーン
は早い時期に出来上がり、よほど強い雨とか雪でなければ、朝食と夕食後の
ウォーキングを欠かさず続けています。携帯のアプリに万歩計機能があると知
って以来、歩いた距離と歩数のチェックが楽しみとなりました。我が家周辺の
トレイルはたくさんあって、始めはその日の気分で選んで歩いていましたが
そのうちダウンタウンまで7-8km、時間にして1時間20分のコースが朝
夕食後は40分ほど家の周囲をぐるっと回る3kmコースと定まってきました。
トレイルを歩いている間に眺められる景色が本当に美しく、飽きることはありません。

我が家から15分歩くとこんな景色が...

Bow Riverから西(バンフ方面)を見ると…

家で過ごす時間が増えたことで、いつかはやらなくちゃ…と思いつつ置き去り
にしていた「とりえず箱に入れて置き、後で整理しよう…」と思っていた事
をひとつづつ片付け始めました。まずはデスク回りから。数年前までかなり
本気で勉強していたクラフト「カルトナージュ」の本、素材や作成したもの
の整理。
作りたい物を製図して厚紙をカッターできり、立体にして紙や布を張って完成
させるというものですが、カッターで厚紙を切っていく作業が私の手には重労
働過ぎたようで両手の指に腱鞘炎が出てしまい結局続けられなくなってしまい
ました。

古い領収書や手紙はシュレッダーにかけて破棄。次は日本から未整理のまま
持ってきていた画像のCD と、カナダに来てから溜め混んでいた画像を、今
を逃したらまたいつ整理できるかどうかわからないので、丁寧にチェックして
外付けハードディスクに取り込み、CDは処分して行きました。古い画像を観
ていると当時の事を思い出してつい時間を忘れてしまうこともあり…。画像
すべての整理を終えるまでほぼ2週間を要しました。デジタルカメラで撮る
ようになってからデータの保存が簡単になったのでブログ用に撮った画像が
どんどん増えてしまい、この機を逃せば整理することは無理だったかもしれ
ません。私にとっては気になってたことがひとつづつ片付いて行くので
Stay Homeは悪くはなかったと思っています。

Canmore Golf Course#4 南を眺めています

メンバーになっているゴルフコースが明日から開きます。早速バディがティー
タイムを取ってくれたので、今日は打ちっぱなしで腕慣らしをしてきました。
今は、Social Distancingを保つため打ちっぱなしも予約制で、時間も1時間。
いつもは二人乗りのパワーカートも当分は一人一台で回るのだそうです。
来月からキャンプサイトの使用もできるようになります。Web予約はすでに
始まっています。アルバータ州内だけですが、自由にキャンプに出かけられ
るのは、じっと家で過ごしている子供たちにとっても朗報です。

日本と北米(カナダとアメリカ)の行き来が回復するのにはもう少し時間が
掛ると思いますが、安心して自由に動ける日が来ることを待ち望んでいます。
来月は、世界中の状況がどれくらい変わっているのか、オーストラリア、ニ
ュージーランドのライターさんから様子を聞かせて戴けるのを楽しみにして
います。私もカナディアンロッキーの夏の様子をお伝えしたいと思います。



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